http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009032400047&genre=C4&area=K00 京大「雇い止め」 座り込み1カ月 組合と大学側、交渉平行線 【京都新聞 2009/03/24】
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「雇い止め」撤回を求めて続く京都大非常勤職員たちの座り込み(京都市左京区・京都大) |
京都大の非常勤職員の組合が最長5年での「雇い止め」撤回を求めてストライキに入り、京大時計台前(京都市左京区)で座り込みを始めて23日で1カ月を迎えた。組合は多くの当事者が参加できるオープンな団体交渉を要求しているが、大学側は認めず、平行線をたどっている。
座り込みを続けているのは京大時間雇用職員組合「ユニオン・エクスタシー」の2人。2月23日から時計台前のクスノキの下で、「首切り職員村」「くびきりアイランド」と名付けて支援者とともに座り込みを続けている。大学側は繰り返し撤去を求めているが、組合は「正当な争議行為」として団交を要求し、インターネットのブログでも意見を発信している。
この間、組合と大学で予備交渉が行われたが、「首を切られる当事者である非常勤職員が1人でも多く自由に意見を言えるよう、時計台前で人数制限なしで団交を」と求める組合に対し、大学は他の組合同様に人数と時間制限を主張した。大学側は交渉を打ち切り、座り込みのテントやシート、こたつの撤去を理事名で求めたが、組合は応じず、あらためて団交を求めた。
組合エクスタシーの井上昌哉さん(37)は「当事者は僕ら以外にもたくさんいる。紙切れ1枚で首を切るのではなく、顔を見せてきちんと説明してほしい」と話している。一方、京大は「今後の対応について、現在検討中」としている。
テーマ:社会問題 - ジャンル:ニュース
- 2009/03/25(水) 01:07:41|
- 派遣切り/派遣村/非正規問題
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