Print this Post Article Lists Back

現代自、世界シェアが初の5%に

 現代自動車は23日、4-6月期の最終利益が四半期ベースで過去最高の8119億ウォン(約617億円)に達したと発表した。営業利益も6573億ウォン(約500億円)で、過去最高だった昨年4-6月期(6625億ウォン)とほぼ同水準を達成した。また、現代自は今年上期に世界で140万台を販売し、世界シェアが初めて5%を記録した。

 上期業績は売上高が前年同期比18.4%増の14兆1119億ウォン(約1兆731億円)で、内訳は国内が7兆598億ウォン(約5368億円)、海外が7兆521億ウォン(約5363億円)だった。営業利益は同31.9%減の8110億ウォン(約617億円)、最終利益は同10.4%増の1兆368億ウォン(約788億円)だった。

 一方、現代自は今年上期に世界で140万台を販売し、世界シェアが初めて5%を記録した。

 現代自の業績は、世界的に自動車景気が低迷する中で、業界の予測を大きく上回った。今年上期に全世界の自動車需要は前年同期比で15%落ち込んでおり、海外の主要ライバルメーカーは上期に赤字決算が相次ぐ見通しだ。

 現代自の4-6月期の営業利益は昨年の7.3%から今年は8.1%に改善した。売上高は前年同期比で11%減少したが、営業利益が前年並みを達成したためだ。自動車メーカーの営業利益率は、自動車販売による収益が売上高に占める比率を指し、会社の収益性を見る指標となる。金融危機以前も、自動車メーカーの営業利益率が5%を超えれば好業績と評価されてきた。現代自が4-6月期に過去最高水準の営業利益を上げたのはウォン安効果に加え、政府の販売支援策で利益率が特に高い中型車以上の国内販売が5-6月に大きく伸びたことが背景だ。

崔元碩(チェ・ウォンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る