<千葉女性殺害>首切られた母目撃 次女動揺で逃げられず?
7月24日15時1分配信 毎日新聞
千葉市花見川区の団地で洋服店員の豊田愛子さん(61)が殺害され、次女智美さん(22)が連れ去られた事件で、智美さんは当時、首を切られて倒れている母親の姿を目の当たりにしていたことが捜査関係者への取材で分かった。智美さんは殺人と逮捕監禁の容疑で逮捕された元交際相手の仲田敬行(ひろゆき)容疑者(28)に5日間余り連れ回されていたが、千葉県警は精神的動揺が大きく逃げ出せなかった可能性もあるとみて調べている。また、事件関係者の話から連れ去りに使われた車が東北自動車道佐野藤岡IC(インターチェンジ)近くの路上に放置された可能性が高まり、県警は付近の捜索を始めた。
県警によると、仲田容疑者は18日午前9時20分ごろ、団地2階の踊り場で、豊田さんの首を刃物で切りつけ殺害。約10分後、同じ棟の3階にある自宅にいた智美さんを車の助手席に乗せて連れ去った疑いが持たれている。
捜査関係者によると、豊田さんは2階踊り場で首から血を流して倒れていて、近くに食料品の入った白いポリ袋や財布が落ちていた。買い物後、帰宅しようとしたところを襲われたらしい。智美さんは自宅から連れ去られた際、この踊り場を通ったとみられる。当時、智美さんは素足だったという。
智美さんは連れ回されていた際、羽田空港や航空機内で声を出すなどして逃げ出す手段があったとみられるが、捜査関係者は母親が殺害されたショックもあって、逃げ出せなかった可能性があるとみている。智美さんは23日に病院で診察を受け、異常はなかったが、今後カウンセリングを受ける予定。県警によると、仲田容疑者は容疑について、自宅にいた智美さんを無理やり車まで連れていったことは認めているが、そのほかの部分についてはあいまいな供述を繰り返しているという。
仲田容疑者は今年3月から4カ月間、横浜市内の読売新聞販売店に勤務。読売新聞東京本社広報部などによると、おとなしく目立たない性格だったが、仕事中に携帯メールに熱中することが多く、配達ミスも少なくなかった。5月中旬にバイク事故を起こしてからは休みがちになったという。【神足俊輔、中川聡子】
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県警によると、仲田容疑者は18日午前9時20分ごろ、団地2階の踊り場で、豊田さんの首を刃物で切りつけ殺害。約10分後、同じ棟の3階にある自宅にいた智美さんを車の助手席に乗せて連れ去った疑いが持たれている。
捜査関係者によると、豊田さんは2階踊り場で首から血を流して倒れていて、近くに食料品の入った白いポリ袋や財布が落ちていた。買い物後、帰宅しようとしたところを襲われたらしい。智美さんは自宅から連れ去られた際、この踊り場を通ったとみられる。当時、智美さんは素足だったという。
智美さんは連れ回されていた際、羽田空港や航空機内で声を出すなどして逃げ出す手段があったとみられるが、捜査関係者は母親が殺害されたショックもあって、逃げ出せなかった可能性があるとみている。智美さんは23日に病院で診察を受け、異常はなかったが、今後カウンセリングを受ける予定。県警によると、仲田容疑者は容疑について、自宅にいた智美さんを無理やり車まで連れていったことは認めているが、そのほかの部分についてはあいまいな供述を繰り返しているという。
仲田容疑者は今年3月から4カ月間、横浜市内の読売新聞販売店に勤務。読売新聞東京本社広報部などによると、おとなしく目立たない性格だったが、仕事中に携帯メールに熱中することが多く、配達ミスも少なくなかった。5月中旬にバイク事故を起こしてからは休みがちになったという。【神足俊輔、中川聡子】
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最終更新:7月24日15時1分