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千葉女性殺害:愛知県警が1週間前に聴取 事件化せず

 千葉市花見川区の花見川団地で洋服店員の豊田愛子さん(61)が殺害され、次女智美さん(22)が行方不明になった事件で、殺人などの容疑で指名手配された元交際相手、仲田敬行容疑者(28)が、事件の約1週間前、智美さんを連れ去ったとして愛知県警に事情聴取されていたことが、捜査関係者への取材で分かった。仲田容疑者は「二度とつきまとわない」と念書を書き、智美さんも逮捕を望まなかったため、事件化しなかったという。

 捜査関係者によると、7月10日、愛知県豊田市のコンビニエンスストアから「若い女性が助けを求めている」と110番があり、智美さんは電話口で「千葉から連れてこられた」と話した。

 県警豊田署員が駆け付けて智美さんを保護し、千葉から身元引受人として親族を呼んで引き渡した。

 仲田容疑者の車のボンネット内からはナイフが見つかったが、事情聴取には「一緒に来ただけだ」と主張し、「二度とつきまとわない」と念書を書いたという。県警は「車載工具との見方もできる」として銃刀法違反容疑での立件を見送ったという。

 一方、仲田容疑者は事件前に約4カ月、横浜市内の読売新聞販売店に勤務していたことが分かった。読売新聞東京本社広報部によると、今年3月から配達の仕事をしていたが、6月23日に無断欠勤し行方不明になったため、販売店に解雇されたという。【神足俊輔】

毎日新聞 2009年7月22日 15時00分

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