【水橋―富山】二回裏、富山無死三塁。江尻の犠飛で三走上井が生還、相川に迎えられる＝県営富山

　富山は雨天中止試合を含め、２１日から「３連戦」。補習を中止して駆け付けた３年生 らが見守る中、文武両道で培った集中力で二回の攻防を制し、３回戦進出を決めた。

　初回、富山は水橋・畑の変化球を打ちあぐね、二回以降は直球に狙い球を絞った。先頭 の上井が２球目、高めの直球をたたき、左中間を破る三塁打に。たたみかける攻撃でこの 回４点。安打数は水橋の９を下回る５ながら、勝負強さを見せた。

　２１日、１回戦の富山南戦はリードしていたが雨天中止。澤田主将の「いい練習だった と思って気持ちを切り替えて」との言葉で２２日の試合に臨み、延長十回の熱闘をサヨナ ラで締めくくった。

　水橋戦は「中野、林のために」。その一念で上井が打ち、主将で遊撃手の澤田はヒット 性の当たりを好捕するなど投手陣を支えた。勝てば疲労も吹っ飛ぶ。３連投の中野は「次 も投げたい」と笑顔を見せた。

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