丹波
住民協力で勤務医確保へ 医療を守る丹波会議設立
市民自身が医療を支える一員との認識を深めた「医療を守る丹波会議」=丹波の森公苑 |
地域医療の再生につながる市民活動を進める「医療を守る丹波会議」(事務局・丹波県民局)が23日設立され、丹波市柏原町の丹波の森公苑で第1回の全体会が開かれた。篠山、丹波両市の自治会長会や青年会議所、母親グループなど37団体で構成。安易な時間外診療を控えるなど、住民が医師を大切にし、勤務しやすい環境を整えることで勤務医の確保を目指していく。(仲井雅史)
丹波地域では近年、県立柏原病院などで勤務医不足が進行。丹波市内の母親グループ「県立柏原病院の小児科を守る会」が勤務医の負担軽減を図るよう市民に呼び掛け、全国的に注目されている。こうした啓発運動を行っている市民団体代表らが連携を強めようと発起人になり、同会議を設立した。
全体会には約100人が出席。代表に就いた廣田誠信・丹波市自治会長会会長が「兵庫医大篠山病院の改築や県立柏原、柏原赤十字の勤務医増といった明るい兆しがある。病院や医師を大切にする地域づくりを継続的に進め、医療確保につなげたい」とあいさつした。実践活動として、11月に医療機関と市民とのかかわり方を考えるフォーラムを開くことや、かかりつけ医を持つ運動を進めることを決めた。
また、県立柏原病院の大西祥男院長が講演。若い研修医の確保に向け、指導体制や研修プログラムの整備を進めていることを紹介した。
(7/24 09:30)
丹波
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