神奈川県庁に納入された次世代電気自動車アイミーブ=横浜市
三菱自動車と富士重工業は23日、次世代電気自動車の販売を始めた。第1弾となったこの日は、神奈川、岡山県庁や各電力会社などに計50台強を販売。両社が今年度に国内販売を計画している計約1600台は、既にほぼ予約で埋まっているという。
販売を始めたのは、三菱自動車のアイミーブと、富士重工のプラグインステラ。三菱自は約50台を、富士重工は3台を納車した。今年度の販売は自治体や企業向け。三菱自は、来年度から一般消費者向け販売も始める予定で、7月31日から予約を受け付ける。
電気自動車は、走行中に二酸化炭素や排ガスが発生しないのが特徴。400万円を超える価格や、1回の充電で走れる距離の短さが課題だ。この日、神奈川県庁で開かれた納車式典では、益子修三菱自社長が「究極のエコカーである電気自動車は、新しい時代への挑戦」とあいさつ。購入補助や充電スタンドの設置などの支援を求めた。(大日向寛文)