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鳩山民主党代表、政権獲得後に非核三原則の「持ち込ませず」見直しも
このニュースのトピックス:自民党
民主党の鳩山由紀夫代表は15日、都内で記者団に対し、政府の非核三原則(核兵器を作らず、持たず、持ち込ませず)のうちの「持ち込ませず」について、民主党政権が実現した場合の将来的課題として、米国側と見直しを含め協議する考えを示した。
鳩山氏は非核三原則について、「現時点では米国が核(兵器)を搭載した船を日本に寄港させる意味がなくなっている。非核三原則は現実に守られている」との認識を示した。
そのうえで、将来的な見直しについて「北朝鮮の脅威の問題や米国の核抑止力をどう考えるかの議論はあってしかるべきだ」と指摘し、「将来を見据えて考えれば日米間で(非核三原則について)徹底的に、オープンに議論し、結論を出せばいい」と述べた。
非核三原則をめぐっては、自民党の山崎拓元副総裁が10日、北朝鮮の核の脅威に備えるため、核搭載の米艦船の日本寄港を認めるため「持ち込ませず」を見直すよう提唱している。
一方、民主党内ではこの問題はほとんど議論されていない。鳩山氏は「オープンな議論」で見直しを図る考えのようだが、衆院選後の連立相手の社民党からの反発が予想される。
また鳩山氏は、核兵器を搭載した米艦船の寄港などを日本政府が黙認する密約を米側と交わしていたとされる問題について、「政権をとったら(密約)文書の所在を明らかにしたい。その中で(非核三原則見直しの)結論を出したい」と述べた。
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