Bam!boo! Falshlight DIY

写真について、照射チェック画像外伝

照射チェック画像を見せるときに見る側に写真の知識がなくても誤解無く分かりやすい画像を乗せていますが
写真に関する知識がないととんでもないことになるなぁと思わせることが時々起こっているので改めて写真についての豆知識を書いていこうと思います。

過去に私の写真関係のブログ等でさんざん書いてきたことですが、とりあえず照射チェック画像がらみの話だけでも再構築していこうと思っています。

もちろん私もその道のプロでははないので必要なことが分かったらそれ以降はつっこんで調べていません(^_^;)
のでここに書いている以上のことが知りたい方はご自身で調べられることをおすすめします。

モニターの調整

‎ に 鎌田@管理人 が投稿   [ ‎ に更新しました ]

※このページは書きかけです、今後追加や変更を随時行う予定です。

モニターは調整をしてなんぼ

パソコンで写真を見るときに最も知っておく重要なこと、それは
「パソコンのモニターは調整しないと正しく写らない」
ということです。
いくらメーカーできちんとキャリブレーションしてもパソコンのビデオドライバの特性もいちいち違いますし、
例えばノートPCで機械的なところはメーカーでベストに調整されたとしてもそれを見る環境の明るさや環境光の色温度がメーカーで調整した環境と違えばその調整は無意味な物になります。

しかももし部屋の照明などをメーカー推薦の物に変えたとしても経年変化で光色がシフトする場合もあります。
結局最終的には自分がモニターを見る環境で調整する必要があるのです。

モニターを印刷物の色を100%合わせるのはプロの世界でも無理

EPSONやCANON等のインクジェットプリンタ大手のサイトを見るとモニターと印刷物の色を100%合わせるのは無理と最後には締めくくっています。

モニターではRGBの光そのものを見ていますが、印刷物は反射光を見ている、この違いにより合わせるのが絶対無理な領域が出来るのです。

人間の目はいい加減

とはいえあまり厳密に調整する必要もありません、人間の目はよく言えば非常に柔軟性に富んでいるので正しくない画像もそれなりに見えてしまいます(^_^;)
しかし、それでもある一定レベルの調整は必要です。

最低限の調整ポイント

とりあえずカラーマネジメント、つまり誰がどんなときでも同じ色は同じ色に見えるというのは理想ですが、それは一時忘れて自分のところだけでも最低限のモニター調整を行いましょう、
そしてこの自分のところだけでしか通用しないと思われたこの最低限の調整さえ行えば人間の目のいい加減さがいい具合に働いてきちんと調整された他の人のモニターや市販のプリンタで印刷された画像はそれなりにイメージした色で表示される事に気がつくでしょう。

白飛び

本来見えているはずの白いレースのカーテン、青空に浮かぶ雲の微妙な影、それらが一緒くたに真っ白になってしまっては撮影者の意図が伝わらなくなりますよね、

黒潰れ

白飛び同様本来見えるはずのくらい部分のグラデーションが一緒くたに真っ黒ではいけません。

ガンマ

真っ黒から真っ白までを明るさでプロットしていくとグラフは直線ではなくカーブを描きますこれがガンマ値です、実はこれも対数に関係しています、でも対数との関係は難しいのではしょります(^_^;)この明るさのカーブが見ている人ごとに違うと画像の黒と白はおなじみ見えても中間値が違う明るさ(色)に見えてしまうのできちんと調整する必要があります。

カラーバランス

最悪明るさやガンマが違っても人間の目は都合良く調整してくれる可能性もありますが、RGBのカラーバランスが崩れるとそうはいきません。

色温度

これは環境光に合わせて調整する必要があります、本来sRGBであれば6500度と決まっていますが、それを見る部屋の照明の色温度も規定されているのが前提なので、現実には部屋の環境光の色温度に応じて適時調整する必要があります。
もちろん部屋の環境光をsRGBの規定に合わせるのも有効ですが、それでもやはり調整は必要です。

sRGBの環境光

sRGBのモニターの色温度は6500度で、sRGBで規定された部屋の環境光は僅かにそれより低かったはず(^_^;)
sRGBの規格をわかりやすく日本語で説明したサイトが見つからないのでこれについては後でまた。



sRGBとAdobeRGB

2009/07/21 19:15 に 鎌田@管理人 が投稿   [ ‎ に更新しました ]

sRGB

AdobeRGB

sRGBの画像とAdobeRGBの画像を見比べようとしましたが、
このwebサイトでは縮小画像は画像のプロファイルが削除されてしまうことが分かりました(´・ω・`)

もっとも、
Windowsの一般的な画像ソフトの場合プロファイルを無視するのでプロファイルがあってもなくても上記のようにAdobeRGB画像はsRGB画像より少しくすんで見えるのが一般的な表示となります。

これはAdobeRGBの広い色域を間違ってsRGBの狭い色域に縮小して色のマッピングを行うために起こります。

メモ、1

カラーマネジメントがないと仮定して
色域の狭い画像を色域の広いモニターに表示すると本来の色より派手に表示される
色域の広い画像を色域の狭いモニターで表示すると本来の色より地味に表示される

カラーマネジメントがあると
色域の狭い画像を色域の広いモニターで表示すると本来の色で表示される
色域の広い画像を色域の狭いモニターで表示すると・・・

表示できる色だけ表示される?
それとも擬似的に似た色に変換?

なお、Windows用の画像ソフトでも画像のプロファイルを利用して画像のカラーマッチングを行うソフトもあります。
上記の画像をクリックして見ることが出来るオリジナルサイズの画像で、
AdobeRGBの画像が極端に鮮やかに見えたらそれは画像に埋め込まれたプロファイルを利用して画像のカラーマネジメントを行っているソフトです。

ここで一つ疑問が残ります
sRGB宣言をしているPC環境でAdobeRGBのプロファイルに合わせた表示とは一体どういう意味なんでしょう?

1、sRGBの範囲内で擬似的にAdobeRGBっぽく見える画像に調整している
2、sRGB宣言を超えてAdobeRGBのつもりで表示しているのでモニターの表示できる範囲内でAdobeRGBに近い色で表示している

実はこの辺の事をわかりやすく解説しているサイトがないのでどうしようかと思っています(^_^;)

人間の目とデジタルカメラの目

2009/07/05 1:20 に 鎌田@管理人 が投稿   [ ‎ に更新しました ]

人間の目とデジタルカメラでは波長の感度特性が違うから色によっては同じ明るさに写らないのでは?

というご質問をいただきましたが
結果から言うと「デジカメのカラーバランスはきちんと人間の目に合わせてあるから明るさや色は全く同じ」となります。
そもそもカメラ自身の感度特性が違ったとしてもそれをきちんと人間の目と同じ感度特性に合わせるのが当たり前で、
もし違っていたらそのデジカメはかなり適当なデジカメか、もしくははなから特殊用途のデジカメと言うことになります。

だいたい違っていたら見たとおりに写らないではないですか(^_^;)

この辺については文系の私では説明しきれないので以前にわかりやすく教えていただいた事がありますのでそのサイトをご紹介しますので参考にしてください。
http://f42.aaa.livedoor.jp/~bands/purple/purple.html

ただし、デジカメによっては現実にリアルな描写をする事より、見栄えがよい方を優先する画像処理を行う場合や設定があるので
その場合正しい明るさを表すことは出来ません、ので
もしかするとそのようなデジカメを使っているために出てきたお話のように思えます。
コンパクトデジカメの場合画像処理に手抜きを行ってる例もいとまがありませんし・・・

したがって、正しいカラーバランスおよびトーンカーブで処理されたデジカメの画像での明るさの測定はカラーバランスまで考慮したもっとも正確な明るさ測定器ともいえます。
なにしろ人間の見た目と同じですからもっとも正確な明るさ比較です。

それに対し照度計は基本的に色を識別せずに広いレンジの波長を計りそこから人間の目と感度を相似形にしていますが
それが果たして正しいのかを客観的に判断することが一般家庭ではまず無理です。

基本的にはデジカメ撮って出しの画像は信用できないのできちんとキャリブレーションが必要になるのは計測機器として当たり前ですが、
それでも照度計でキャリブレーションの結果を目にすることは難しいのに比べ、デジカメの場合画像を目の前にしながらキャリブレーション結果を現実と比較できるという強みがあります。

ただしデジカメで撮影した画像を元に明るさを比較するにはいくつか注意があります。

・白飛びさせない

何度も言っていますが白飛び寸前の明るさを100とした場合、白飛びさせたらその部分は明るさが120なのか200なのか1000なのか全く判別できません、

・周辺光がきっちり現実の見た目通りの明るさになるようにキャリブレーションする

多くのデジカメは事実よりも見栄えを優先するためコントラストを上げて暗い部分をつぶす傾向にあります。
「実際には周辺光が明るく見えたのに写真に写すと写ってない」と多くの人が体験していることだと思いますが、
それをそのままにして「写真には写っていないけど実際には周辺光がありました」とコメントで済ますのは無責任というほかありません、
レタッチ疑惑をおそれてカメラ責任を丸投げするのは卑怯ともいえます。
見た目と同じようになるように責任を持ってキャリブレーション(レタッチ)する勇気が必要です。

・シチュエーションに応じた明るさにキャリブレーションする

屋外で照射チャック画像を撮影すると周辺の風景も写りますがこれが重要です。
つまりどのような場所で撮ったかが分かれば万人の目の慣れを考慮した明るさになるわけです。
「目が暗いところに慣れた時の明るさです」と書かずとも、同じ状況に置かれた場合には同じ明るさに見えるというわけです。
百聞は一見にしかずと言いますが、コメントで説明するより確実ですし、コメントなんて見ない人にも有効です。

※2009.7.9追記

色空間

このグラフは色空間を表します、
内側の色の付いた三角形が一般的なデジカメで撮影できて、PCモニターで見ることの出来るsRGBの色空間で、
外側のおむすびのような三角っぽいのが人間の目で見ることの出来る色空間です。
※このグラフは光そのものを表した物ではなく、いつもの照射チェック画像をグラフにした物です。

2009.7.10追記、

ドットがsRGBの外側にもあり、さらに人間の目の色域の外にもあるのは誤差もありますが、デジカメがsRGBの外側の色も記 録している事で起こります、通常PCモニター等に表示する場合は画像はRGBで処理されますが、一般的なデジカメが画像の保存に使用しているJPEGは RGBではなく、YCCで保存されています、YCCで保存するとsRGBの制限にとらわれずに広い範囲の色が保存出来るんですね、そしてその色の一部はモ ニター上には表示できなくてもCMYKインクのカラーインクジェットプリンタでは再現できたりするのでsYCCとしてプリントする機能をEPSONや CANONのインクジェットカラープリンタは持っています。一説ではsRGBが人間の目が感じる事の出来る色の55%のカバー率なのに対しsYCCは 95%という非常に高いカバー率を持つと言われています。もっとも実際に比べてみると鮮やかになった感はあるけどそんなに違うの?といわれれば数値ほどの 差は無いというのが実感でしょう、sRGB外の色はわかりやすく言うと色と言うより鮮やかさとして感じる部分なんですね(^_^;)ちなみにビデオ映像は基本的にYCC記録ですね。

さて、私は過去にデジカメ関連で色空間については飽きるほど書いてきましたし、上の方に書いたリンクにも書いていますが、
実はデジカメの画像をPCで見た場合その色空間は人間の目より少し狭くなっています、
上のグラフ言えば色の付いた三角形の外側でなおかつおむすびのような三角の間にある点(ドット)がそれですね。

上の方で「デジカメのカラーバランスはきちんと人間の目に合わせてあるから明るさや色は全く同じ」と書いていますが、

厳密に言えばこのように人間の目で見える色がデジカメやそもそもPCの画面ではちゃんと見えていないという事が起こります。

ただしグラフの周辺部にいけばいくほど人間の目ではその識別が難しくなることと、sRGBの外側の色はsRGBの中に近似色で再現されるので白を基準にすると明るさに関してはその差は無いと言っても良いでしょう。

このようにデジカメの画像を元に明るさを比較する際に白色を中心とした波長の白色LEDではまったく問題ないのですが、

赤色LEDや青色LED等は単色で波長が極端に狭いので(単波長)わずかな誤差があっても現実とPCモニター上の色がずれてしまう事があります。
もしその色がsRGBの色空間の内側にある色であれば色がずれているのはモニターやデジカメ画像の生成段階におけるキャリブレーションがきちんと行われていないと言うことになります。
基本的には人間の目で見た色とモニターで見た色が同じくなるように調整する必要があります。

実は色に関してはモニターを見る部屋の環境光も影響したりするのですが、本当にきりがありませんね(^_^;)

我々が知っておけばよい範囲としては単波長のLEDの色を合わせるのは難しい
でも白を中心とした白色LEDの明るさの比較には問題ない。
といったところでしょうね。

ちなみに、色の付いた三角形の中の線が交わった部分が白です。
フィラメントバルブのグラフの中の点が広範囲に散らばっているのが分かると思います、フィラメントの光は割と波長が広いのでこのようになります。

Cool Whiteは水色~青部分が多いのが特徴ですね、
Neutral Whiteになるとその部分は減って黄色~赤部分が増えてますね。

‹ 前へ    1 - 3 / 3 件)    次へ ›

■即日発送
ショッピングカートでご注文できる商品はすべて在庫があります(ご予約商品を除く)、午後1時までにお支払いを完了されたご注文の品は当日発送しております。
 
■送料全国一律740円
発送は日本全国740円、ヤマト運輸の宅急便でお届けいたします。
 
■お買いあげポイント付き
お買いあげ20円毎に1ポイントつきます、1ポイントで1円分として利用できます、次回ご注文時ご利用いただくと送料のご負担が軽くなります。
 
■クレジットカード払いOK
クロネコ@ペイメントと提携、注文時のクレジットカード払いも可能です。
 

Amazon
■一部商品はAmazonでもお求めいただけます。

メールマガジンのバックナンバー
メールマガジンの購読のお申し込み
購読の中止

リンク

懐中電灯全般を話題とするml形式の掲示板、Bam!boo!も一ユーザーとして参加しています。

最近の更新履歴

Bam!boo! Flashlight DIY

DIYが好きで簡単な電気の知識があれば楽しめる、それがLED懐中電灯です、完成度は低いけど高性能だったり独特のデザインで他に類を見ない物など、海外にはとても魅力的な懐中電灯がたくさんあります。あえてそんな懐中電灯で遊んでいただくために店舗経費や人件費を徹底的に抑えて輸入販売を行っているネットショップです。