学生たちも不満だ。梨花（イファ）女子大物理学科修士課程のイ・ニョンジョンさん（２５）は「５年後に専攻がなくなれば未来が不透明になり学生がためらっている」と話す。ＫＡＩＳＴのチョン・ジフンさん（２３、機械工学修士課程）は、「既存の機械科・電子科の教授らがＷＣＵ専攻で兼任教授をするケースが多い。学生としては先輩もいない新設科にあえて行く理由はない」ないと指摘した。ソウル大工学部博士課程の大学院生は、「ほとんどのＷＣＵ研究テーマが既存の学科からきたもの。海外碩学を招くというだけが違うだけで別に違いがない」という。ＷＣＵ協議会会長のソウル大学材料工学科ホン・グクソン教授は、「研究の核心である大学院が足りず２学期の日程に影響が出そうだ。長期ビジョンを示し奨学金を与えるなど学生誘因策が急がれる」と指摘している。
◆ＷＣＵ（Ｗｏｒｌｄ Ｃｌａｓｓ Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ）事業＝海外の碩学を誘致して国内の大学に競争力を吹き込み、融合・複合学問を育成するため世界水準の研究中心大学事業。２０１２年までの５年間に３６大学に８２５０億ウォンを支援し、このうち３分の２を海外碩学３３８人の誘致に投資する。
言葉だけの「世界水準研究大学」育成…準備不足で定員割れ（１）
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