千葉の殺人・連れ去り容疑者、ネットで逃走車購入

　千葉市花見川区の団地で、洋服店員豊田愛子さん（６１）が殺害され、次女の智美さん（２２）が連れ去られた事件で、智美さんの元交際相手の住所不定、仲田敬行容疑者（２８）（殺人と逮捕監禁容疑で指名手配）が先月下旬に逃走車をインターネットオークションで購入し、名義変更しないまま乗っていることが２３日、わかった。

　千葉北署捜査本部は、智美さんを連れ去る目的でネットで車を入手したとみている。

　捜査関係者によると、仲田容疑者は６月２３日、ネットオークションで、「多摩３０１　ね　３０５０」の銀色トヨタ・カムリを約４万５０００円で購入した。名義変更せず、７月４日に愛知県内などで智美さんを連れ回した時も使っていた。

　仲田容疑者は愛子さん殺害事件の翌日の今月１９日、東北自動車道・佐野藤岡インター近くのガソリンスタンドで給油し、クレジットカードで支払っていた。従業員は「動揺した様子もなく、店に入ってきた。女性（智美さん）がいたか分からない」と話している。