国連安保理、北朝鮮への制裁リストに新たに追加
[国連 16日 ロイター] 国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会は16日、核実験やミサイル発射を受けた北朝鮮への制裁措置として、資産凍結や渡航禁止などの対象に、個人5人および5団体を新たに加えた。また北朝鮮への兵器関連の原料輸入も禁じた。
国連は6月12日、5月25日に核実験を実施した北朝鮮に対する新たな制裁決議を全会一致で採択。その後1カ月にわたり制裁リストの拡大に関して協議していたが、交渉は難航していた。
議長であるトルコのコルマン国連大使は、対象に加わった団体は北朝鮮の原子力総局(GBAE)と貿易業者4社だと明らかにした。
個人では、李済善総局長含むGBAE関連が2人、核関連の政府高官1人、貿易業者幹部2人が新たに制裁対象に指定された。
現行の制裁リストでは、企業2社および銀行1行のみが対象となっており、今回の決定により北朝鮮への制裁リストは大幅に拡大された格好となった。
国連加盟の192カ国すべてが、同措置について実施を義務付けられる。
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北朝鮮への豪華ヨット売却を阻止
23日付の英フィナンシャル・タイムズ紙によると、イタリア政府は納入先が北朝鮮の金正日総書記とみられる豪華ヨット2隻の売却を阻止した。 記事の全文