最終更新: 2009/07/24 01:14

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千葉市女性殺害・次女連れ去り事件 仲田容疑者「間違いだらけです」などと否認

千葉市の団地で61歳の女性が殺害され、次女が元交際相手の男に連れ去られた事件で、警察は23日夕方、指名手配していた28歳の男を沖縄・那覇市内で逮捕し、次女も無事保護した。
警察は23日午後4時すぎ、潜伏先の沖縄・那覇市で、仲田敬行容疑者(28)の身柄を確保し、一緒にいた豊田智美さん(22)も無事保護された。
2人は身柄確保の直前、携帯電話ショップを訪れていた。
携帯電話ショップ店長は「店内から出た瞬間に逮捕っていう形ですね。一般のカップル、本当にカップルという感じはしました」と話した。
事件発生から5日後、急展開を見せたこの事件、逃走の足取りを追った。
連れ去りを目撃した人は「男が左側で、女の子を右側にヘッドロックで抱えて、女の子の右腕に血がついてるっていうのが見えた」と話した。
7月18日、千葉県の団地で豊田愛子さん(61)を殺害し、愛子さんの次女で元交際相手の智美さんを車で連れ去ったとして、殺人と逮捕監禁容疑で仲田敬行容疑者が指名手配された。
逃走に使用したのは、事件の1カ月ほど前にネットオークションで購入したシルバーの乗用車だった。
その車は、事件当日の18日昼すぎ、東北自動車道の栃木・佐野藤岡インターチェンジで降りたのが確認されていた。
そして、翌日の19日朝、仲田容疑者は、佐野藤岡インターチェンジから少し離れた藤岡町のガソリンスタンドの出口を入り口と間違えて入店し、給油をした。
そしてその際に、他人名義のクレジットカードを使用して、支払いをしたという。
容疑者を目撃したガソリンスタンド従業員は「特に動揺しているとか、そういう目立つ点があれば、記憶に残っていると思うんですけど、そういうのを覚えていないので、まあ普通だったと思います」、「(車に女性は乗っていた?)車の中を見る機会もなかったので、そこまではわからないです」と話した。
これを最後に目撃情報は途絶えた。
東北方面に逃走した可能性もあるとみられていた仲田容疑者は、およそ1,000kmも離れた沖縄にいた。
2人は19日午後、東京・羽田空港を経由し、沖縄の那覇空港に向かった。
そして23日、沖縄・那覇市内を警戒中の警察官が、携帯電話ショップから出てきた2人を発見した。
仲田容疑者は、国際通りに近い路地で、捜査員に身柄を確保された。
その際、抵抗するそぶりは見せなかったという。
実は、仲田容疑者と智美さんは、22日も同じ携帯電話ショップに姿を見せていた。
携帯電話ショップ店長は「契約をしたいという形です。きのうもこの時間ですよ、夕方ですね。警官は、店頭にきのうですね、『こういった方、来ていませんか』って」、「(写真を持って?)ええ、まあそれに似た方は来ましたと」、「(マスクをしたり、顔を隠すことは?)いや、それはない、普通です」、「(普通に素顔?)サングラスと帽子です」と話した。
仲田容疑者は、那覇空港から23日夜、捜査本部のある千葉北警察署に移送された。
機内では、2人の捜査員に挟まれ、終始うつむいたままで、布をかぶせられ表情はわからなかった。
逮捕容疑について、仲田容疑者は「間違いだらけです」などと否認しているという。

(07/24 00:10)


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