北海道十勝支庁広尾町の会社員菊地肇さん(45)宅で、子供3人が包丁で刺され、2人が死亡した事件で、殺人などの疑いで逮捕された近くの無職及川和行容疑者(24)が、道警の調べに対し、「仕事を辞めたことを理由に、親から小遣いを大幅に減らされ、遊ぶ金がなかった」と供述していることがわかった。道警は、菊地さん宅に侵入した動機とみている。及川容疑者は7月31日、勤めていた町内の荷役会社を退社。それまでは給料を親に渡し、月5万円ほどの小遣いをもらっていたが、仕事を辞めたことを理由に、小遣いを1万円ほどに減額されたという。容疑者は今年4月、帯広市内の自動車販売店で、310万円でワゴン車を購入。5年間ローンで月々の返済額は5万〜6万円だった。