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住民が死刑回避を嘆願 岐阜の親族5人殺害公判
このニュースのトピックス:刑事裁判
岐阜県中津川市で平成17年、母親や孫ら5人を殺害、長女の夫を殺害しようとしたとして、殺人などの罪に問われた元市職員原平被告(60)の公判が3日、岐阜地裁(田辺三保子裁判長)で約1年ぶりに再開された。
死刑回避のため、約1000人の署名入り嘆願書を集めた近所の鉄工所の男性社長が弁護側証人として出廷。「(原被告に)悔い改める機会を与えてほしい」と述べた。
また事件当時の原被告の精神状態について「事件の10日ぐらい前『通常の顔色ではない』と言っている人がいた」と証言した。
公判では、原被告の責任能力の有無が争点。弁護側の精神鑑定は、被告の判断能力が当時、低下していたと指摘し、心神耗弱の可能性を示唆した。しかし8月、地裁に提出された検察側の精神鑑定は「完全に責任能力がある」としている。
起訴状によると、原被告は平成17年2月27日、自宅で母チヨコさん=当時(85)=と長男正さん=同(33)、長女藤井こずえさん=同(30)、こずえさんの長男孝平ちゃん=同(2)、生後約3週間の長女彩菜ちゃんの首を絞めて殺害。こずえさんの夫を包丁で刺し殺害しようとした。
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