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在日米軍司令官、米軍再編「一部でも失敗すれば全体頓挫も」

 ライス在日米軍司令官は23日、日本外国特派員協会で講演し、日米両政府が2006年に合意した在日米軍再編計画について「一部だけ選んで実施するメニューではない。いずれの移転計画も相互依存関係にあり、一部でも失敗すれば全体が頓挫しかねない」と語った。民主党が提唱している米軍再編の見直しをけん制した発言とみられる。

 米軍再編計画は普天間基地(沖縄)の移設や空母艦載機の岩国基地(山口)への移駐などが柱。ライス司令官は「3年かけて慎重に交渉した内容だ。日米両政府が今後も今日と同様に計画を支持し、完全実施することが重要だ」と述べた。

 日本が次期主力戦闘機(FX)の有力候補と位置づけてきた最新鋭ステルス戦闘機F22に関しては「これ以上増産する必要はなく、現在の数で十分だというのが米大統領、国防長官、軍の指導部の圧倒的多数の見方だ」と語り、生産中止に向かう方針に変わりはないと強調した。(21:01)

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