2009年7月23日 20時51分更新
岡山県赤磐市の「熊山」の山頂にある公衆トイレに、鳥の巣が見つかり、生まれたばかりのヒナが可愛らしい姿を見せています。
鳥の巣が見つかったのは、標高およそ500メートルの赤磐市の熊山の山頂にある公衆トイレです。
山頂には奈良時代に築かれた石積みの「熊山遺跡」があり、年間およそ1万人の登山客が訪れます。
トイレの横にある休憩所を管理している人たちが、10日ほど前に男子トイレの手洗い場の角に鳥の巣があるのを見つけ21日、巣の中で3匹のヒナが生まれたということです。
赤磐市によりますと、このヒナは卵の色やエサを運ぶ親の姿から「オオルリ」か「キビタキ」と見られ、カメラを向けると親と勘違いしたのか一斉に大きな口をあけてエサをねだっていました。
休憩所を管理している武本覚之さんは「可愛らしいヒナが生まれて心が和みます。元気に育ってくれたら嬉しいですね」と話していました。
この男子トイレはしばらくの間、利用を禁止し、ヒナの巣立ちを見守るということです。