2009年7月23日 20時51分更新
書道の第一人者として活躍した高梁市出身の川上景年の作品を集めた展覧会が高梁市で開かれています。
川上景年は明治36年に今の高梁市備中町で生まれた書道の第一人者で、平成11年には旧備中町の名誉町民の称号を受けました。
高梁市歴史美術館で開かれている展覧会には、川上景年の作品およそ60点が展示されています。
このうち「乾皇帝七情」は7枚組の作品で、中国の清の皇帝が喜びや愛など人間の7つの感情について語った言葉を1枚ごとに墨の濃淡を生かして描いたものです。
また、「心は巧な画師の如し」は、仏教の経典から引用した言葉をしっかりした墨で書いた作品です。
展覧会では書の作品のほか、景年が実際に使っていた大きな硯や筆なども展示されています。
この展覧会は、来月2日まで高梁市歴史美術館で開かれています。