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部分日食「見えた」家族連れら歓声 仙台市天文台

空を見上げて部分日食を確認する子どもたち。欠けた太陽が姿を見せるたびに大きな歓声がわき起こった=22日午前11時5分ごろ、仙台市青葉区錦ケ丘の仙台市天文台

 国内で皆既日食・部分日食が起きた22日、あいにくの空模様となった仙台市内でも、場所によっては一時的に雲が薄くなり、部分日食を見ることができた。

 大型スクリーンなどで皆既日食の生中継が行われた仙台市青葉区錦ケ丘の仙台市天文台には、開館前から家族連れら約800人が訪れた。

 午前11時すぎ、雲が薄くなって一瞬、日食が確認されると、館内で中継を見ていた参加者は一斉に外へ。薄雲に覆われているため、肉眼でも観測ができ、参加者は雲に入ったり隠れたりする太陽に、何度も「見えた」と声を上げて喜んでいた。

 仙台で太陽の66%が欠けた「食の最大」の午前11時12分ごろは、5分ほど連続して肉眼でもはっきりと日食が観測できた。
 学校の科学部のメンバー9人で来た広瀬中1年の広沢楽丈(もとひろ)君(12)は「天気が悪いので中継を見ようと思ってきたけれど、信じて待ってよかった」と、普段は見ることのできない太陽の姿をカメラに収めていた。

 館内では大型スクリーンに中国・武漢の様子が映し出され、午前10時24分に皆既日食が始まると、来場者は写真を撮ったりしながら映像に見入った。


2009年07月22日水曜日

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