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昔『巨人の星』と云ふ漫畫がありました。
スポーツ根性漫畫の代表作ですね。
その中の主人公・星飛雄馬が編み出す魔球『大リーグボール』
どれも奇想天外でした。
○大リーグボール1號
打たれない球では無く、打たれても良い球、さらに進んで打つてもらふ球との發想で、構へてゐるバットにぶつけて凡打にする
○大リーグボール2號
夢の消える魔球
○大リーグボール3號
バットから逃げる球、バットに當たらない球
私が好きなのは1號ですね。
筋肉の動きを察知しバットの動きを讀む洞察力とそれに命中させる抜群のコントロール。
飛雄馬にしかできません。
さう言へば、燃える打球を飛雄馬に向かつて打つ父・星一徹・・・と云ふ場面もありましたねぇ。
正に熱血です。
私の大好きな漫畫です。
その星親子が目指した『巨人の星』の「巨」
もとは大工道具の定規・さしがねの形ださうです。
だから部首も工部です。
上下の横棒は左に突き出るのが正字です。
「工」を書いて「コ」を書くのです。
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