昨日はこどもの日。
『こども』と言へば最近氣になることがあります。
『子ども』 と漢字と平假名で混ぜ書きして表記するのを目にする事が多くなりました。
何故『子供』と漢字で書かないのか?
どうやら「供」と云ふ字に、『從ふ』『そなへる』と言ふ意味があるのがいけない樣です。
子供は從者でもないし、供へ物でもないと云ふ意見があるとの事です。
私は、言ひがかりだと思ひます
『とも・ども』は本來、複數形。それに『供』を當てて、それが單數形にも使はれる樣になった。 簡潔に言ふとかうでせう。
『子供』が嫌なら『こども』と書かう。『子ども』は國語では間違ひですよ。
それとよく似た事例で、『障害』と云ふ言葉があります。
『障がい』と混ぜ書きされるのを時々見かける樣になりました。
「害」の印象や意味が惡いからでせう。
しかし、『障害』は本來『障礙・障碍』が正しい。戰後の國語改革で、「礙・碍」が当用漢字でないので、「害」の字に書き換へたのです。
私は「害」の印象や意味以前に、『障礙・障碍』と書くことを勸めます。『障害』も『障がい』も正しくありません。
今回は「害」
「害」 宀部 七畫
音:ガイ、カツ
意味:そこなふ、やぶる、さまたげる、いつか、いづれ 等
「丰」の最初の横棒を左拂ひにした形が正字です。「憲」と同じですね。
細かい違ひです。
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