売れっ子の水川。この夏、さらに化けるか（クリックで拡大）

　クールビューティーという言葉がピッタリの女優、水川あさみ（２５）がＣＭに、ドラマに引っ張りだこだ。人気の秘密はどこにあるのか。

　美しいストレートの髪に、切れ長の目。和風の端正な顔立ち、そして耳に残る艶っぽい声が特徴的。エアコンのＣＭ「シャープなるほど劇場」では佐藤隆太（２９）とのコンビで、さわやかな若妻に。

　ドラマでは「ゴッドハンド輝」（ＴＢＳ系）に続き、２６歳の誕生日の２４日にスタートするミステリードラマ「オルトロスの犬」（同、金曜午後１０時）に登場。１８歳で娘を産んだシングルマザーの女刑事役に挑む。

　水川本人は「こんなに早く子供を持つ役が来るなんて」と驚きながら、「私の母も２０歳で私を産んだので、自分たち親子の関係性が役柄に反映していければいいな」と張り切っている。

　主演は滝沢秀明（２７）。フジテレビ系「ラスト・フレンズ」でも共演した錦戸亮（２４）、八乙女光（１８）らが脇を固める。

　これまでもジャニーズのイケメンたちとは相性が良かった。

　大阪府出身の水川は１９９６年の旭化成「ヘーベルハウス」のＣＭでデビューし、翌年には堂本剛（３０）主演「金田一少年の事件簿　上海魚人伝説」（堤幸彦監督）で映画初出演。すでに１０年以上の芸歴がある。

　昨年は、現代の青春群像を鋭く描いた「ラスト・フレンズ」でセックス依存症の客室乗務員を好演する一方、「３３分探偵」（同）では、主人公の探偵（堂本剛）の助手役で関西人らしいコメディエンヌとしての才能を開花させた。

　コラムニストのペリー荻野氏は、水川の魅力をこう語る。

　「モデル風のきれいな顔をしているのに、だめんず好きの汚れ役や変顔ができる彼女は今の若い女優の中で貴重な存在で、見ていて楽しい。ただの美人女優ではやはり物足りない」

　そして、これだけジャニーズ勢と共演しても、「サバサバ、シャキッとしたタイプだから同性からも反感を買うことがなく、座りがいい」とも。

　昨年は深夜ドラマ「夢をかなえるゾウ」（日本テレビ系）で連ドラ初主演を果たし、仕事にも恋にも不器用な女のコの役を演じた。ゴールデンタイムでの連ドラ主演も期待される。

　「まだ女優として模索している段階だと思うが、育児に忙しい篠原涼子、それに伊東美咲もドラマから離れている今はチャンス。彼女たちの穴を狙えると思う」（ペリー氏）

　“先物買い”で注目してみますか。