2009年7月22日 19時7分更新
竜巻と見られる突風のため、80棟近くの建物が被害を受けた岡山県美作市で、建築士による建物の被害の調査が行われました。
岡山県美作市では、今月19日の夜、竜巻と見られる突風が発生して2人がけがをし、住宅2棟が全壊、75棟の建物で屋根を吹き飛ばされたり、ガラス窓が壊れたりする被害が出ました。
この突風による詳しい被害の状況を把握するため、美作市は22日から、被害が出た地域に建築士を派遣して建物の調査を行いました。
市の委託を受けた建築士8人は、市役所に集まって担当職員から被害の全体状況について説明を受けたあと、まず、被害が大きかった安蘇地区に行き、屋根が吹き飛ばされて大きな被害を受けた建物を調べました。
そして、土台や柱、はりなどの状態を見て、安全性をチェックしたり被害額を見積もったりしていました。
調査は、突風の被害を受けた77棟の建物すべてについて22日、一日で終了し、市では、この結果をもとに、住宅資金の無利子の貸し付けなどについて検討することにしています。