次期衆院選で自民党の公認を得られずに離党し、無所属で山梨2区から立候補する予定の長崎幸太郎衆院議員=比例代表南関東ブロック=の支持者らが、同選挙区を中心とする地域の党員約3600人分の離党届を同党山梨県連へ提出した。
42年間にわたって党員という同県富士河口湖町河口の町議、駒谷隆利さん(62)は「(長崎氏が)山梨2区の支部長であるのに公認を得られなかったことや一部の党の上層部の勝手な行動に飽き飽きした」と話した。
同県連の前島茂松会長代行は「(約3600人のうち)実際に党費を納めている党員は800人程度で、大きな影響はない」と話し、離党届を受理する方針。長崎氏は支持者の離党について「自分を応援してくれるという意思表示。党には、なぜ集団離党が起きたかを考えてほしい」と述べた。【小林悠太、沢田勇】
毎日新聞 2009年7月19日 20時44分