県内ニュース

イブニング・シックス

前知事控訴審が結審(07月22日)

前の知事佐藤栄佐久被告をめぐる汚職事件の控訴審はきょう検察側と弁護側の双方が弁論を行い、結審しました。収賄などの罪に問われているのは前の知事佐藤栄佐久被告と弟の祐二被告のふたりです。きょう東京高裁で開かれた3回目の控訴審では検察側と弁護側、双方の最終弁論が行われました。この中で弁護側は工事の受注先を佐藤栄佐久被告から示唆されたとする元土木部長の証言について、「当時の知事日程に元土木部長が知事と会った記録は無く物証や証人も存在しない」と指摘して無罪を主張しました。これに対して検察側は「知事日程は知事への報告までを必ず記載する性質のものではない」と反論しました。さらに執行猶予の付いた一審判決についても「賄賂の金額を少なく評価している」として、実刑判決を求めました。控訴審はきょうで結審し判決は10月14日に言い渡されます。

郡山で老女がバッグ奪われケガ(07月22日)

きょう午前、郡山市の市道で女性がバッグを奪われケガをする事件がありました。事件があったのは郡山市愛宕町(あたごまち)の市道できょう午前10時40分ごろ歩いていた市内に住む84歳の女性が後ろから近づいてきた男に左手に持っていた財布などが入ったバッグを奪われました。この際、女性は転倒し頭にケガをしました。警察によりますと男は20代後半で身長が1メートル70センチくらい上下とも紺か黒の服でバッグを奪ったあと西の方角に逃げたということです。現場は郡山市民文化センター南側の閑静な住宅街で警察では逃げた男の行方を追っています。

新型インフルすべての医療機関で診察へ(07月22日)

新型インフルエンザの患者の対応について、県は今月27日から、専門に診察を行う発熱外来をなくし、すべての医療機関で診察を行えるようにすることを決めました。県ではこれまで県内30ヶ所の医療機関に設けた「発熱外来」で新型インフルエンザの診察を行ってきました。しかし先月、国が示した新型インフルエンザに対する方針を踏まえ「発熱外来」を今月27日から休止し、それ以降は全ての医療機関で診察を行えるようにすることを決めました。また感染の疑いがある場合の詳しい遺伝子検査については症状が重い人などに限定して行うことになりました。感染の疑いがある人から電話で相談を受ける発熱相談センターに関しても平日の日中だけ相談を受け付ける窓口で対応にあたることにしています。県では「これまでに症状が軽いケースがほとんどで対応を変えることにしたが、重い症状や感染拡大のおそれがある場合は引き続き県に設ける対策本部を中心に対応にあたりたい」としています。

大玉村長選挙 現職・浅和氏が無投票再選(07月21日)

任期満了に伴う大玉村の村長選挙がきょう告示され、現職の浅和定次(あさわさだじ)さんが無投票で5期目の当選を果たしました。きょう告示された大玉村の村長選挙に立候補したのは無所属の現職で5期目を目指す浅和定次(あさわさだじ)さん70歳、一人だったことから浅和さんの無投票での当選が決まりました。浅和さんは、公約として住民の目線に立った行政と個性豊な村づくりを目標に、子育て支援や村の産業の育成に力を入れることをかかげています。浅和さんの5期目の任期は来月24日からの4年間です。

無登録で貸金業 タクシー運転手を逮捕(07月21日)

貸金業の登録をせずに高い金利で金を貸し付けていた疑いで福島市のタクシー運転手が逮捕されました。逮捕されたのは福島市笹木野(ささきの)のタクシー運転手島木康雄(しまきやすお)容疑者64歳です。警察によりますと島木容疑者は、県に貸金業の登録をしていないにもかかわらず、平成16年9月ごろから今年2月ごろにかけて福島市に住む顔見知りの男女5人に合わせて89万円を貸した疑いが持たれています。また、このうち3人には、法定利息の上限の2倍から4倍の高金利で貸し付けを行い、あわせて100万円の利息を違法に受け取ったとされています。島木容疑者は、取り調べに対して容疑を認めているということです。

高卒者の就職決定率99% 過去5年で最低(07月21日)

この春高校を卒業した人の就職決定率は99パーセントで、ここ5年間で最低だったことがわかりました。福島労働局のまとめによりますと今年3月に高校を卒業して、先月末までに就職が決まったのは5千306人で就職決定率は99パーセントでした。これは、去年を0・9ポイント下回り、ここ5年間では最低となりました。就職先が決まっていない人は、53人となっていて福島労働局ではハローワークで個別に相談をすすめながら、就業支援を続けていくことにしています。

プルサーマル議論再開へ 県が検討会(07月21日)

原子力政策について話し合う県のエネルギー政策検討会が4年ぶりに開かれ、プルサーマル計画をめぐる議論の進め方について意見が交わされました。知事をはじめとする県の幹部で構成される検討会では、平成14年に国のエネルギー政策の問題点を指摘した「中間とりまとめ」を出したあとプルサーマルについての議論は行われていませんでした。しかし今年に入り原発のある4つの町や東京電力、県議会から議論の再開を求める要請があったことから、県は検討会を開いてあらためて議論を始めることにしました。県がプルサーマルの議論を行うのは7年ぶりで検討会では、今後、企画調整部長を中心とする幹事会の中で計画の安全性や国や電力会社の取り組みなどを検証することにしています。

難病の子どもたちのためにチャリティバザー(07月21日)

難病の子どもや家族のための宿泊施設、「パンダハウス」のチャリティバザーが福島市の県立医大で開かれています。バザーを開いたパンダハウスは、県立医大病院で難病の治療を受ける子どもたちとその家族のための宿泊施設です。会場には、どんぐりの実のブローチや小物を入れるポーチなど手作りの品が並んでいて売上金は、施設の運営費にあてられることになっています。パンダハウスの運営にかかる費用は、主に寄付金でまかなわれていますが、最近は、不況の影響もあって集まる額が減っているということで事務局では、個人や企業からの寄付を募っています。この「パンダハウス手づくりバザー」はあすも午前9時半から午後1時まで県立医大の玄関ホールで開かれています。