皆様こんばんわ、倉持結香です。
先日の記事に沢山のコメントをどうもありがとうございます。すべて目を通し、一つ一つのコメントに対して私の考えを頭の中でまとめておりました。

少しだけ書かせて頂きたいと思います。
「３サイズを公開したり、水着のDVDを出したりして刺激しているのだから痴漢に遭うのはしょうがない」というような意見をいくつか頂きました。
３サイズの公開…これはそんなにいけない事なのでしょうか。私はグラビアアイドルとして３サイズの公開等は必要だと考えております。
「グラビアアイドルは痴漢に遭っても仕方が無い」だなんてグラビアを仕事としている方達にあまりにも失礼だと思うのです。

次に「触られたくらいでガタガタ言うな」という意見につきまして。
私が事務所から学校に通うようになったのは、家からの路線での痴漢被害が酷くて体調を崩し、電車に乗ると発作を起こしてしまい学校に通うのが困難になってしまったからなのです。男性にとっては「触られるくらい」かもしれませんが、女性にとっては大問題です。


そして「痴漢撲滅を訴えているのに乳首が透けている、股間に筋が入っているイラストを掲載するのは矛盾している」という意見につきまして。
私は「女性の肉体」に対して「美しさ」を感じます。幼少の頃から裸婦画を沢山描いてきました。美少女もののアニメは変身シーンを食い入るように見ていたし、着せ替え人形は服を脱がせて観察していました。今もグラビア雑誌を切り抜いてファイリングしたり、時間があれば美術館に足を運んでルネサンス期の裸婦画を何時間も鑑賞して勉強しています。これは皆様から見たら「異常」で「変態」な行為かもしれません。それでも私は女性の肉体が好きですし、これからも描き続けていこうと考えています。絵画のモチーフとして裸婦が頻繁に選ばれるのは、やっぱり人間の本能として最後に行き着くのがそこだからだと思うのです。そして、絵を描くといのは、歌が上手い、演技が上手い、と同列のタレントのスキルだと思っています。表現者として私は絵を選択しているのが現状です。

　コメント欄を承認制にすべきでは？というご意見も多数いただきました。それはわたしの事を考えていただいて、すごくやさしい、ありがたいご意見です。本当にありがとうございます。でも、私はコメント欄を閉じるつもりはありません。それは、どんなご意見であろうとも、一人の人間様が、その方の貴重な人生のお時間を費やしていただいて書いていただいた貴重なお言葉だからです。人の表現方法というのは色々あります。本当はそう思っていなくても、今の自分の置かれている状況、立場が本当ではない言葉を発してしまう。そんなこともあると思うのです。　そして、そのご意見をわたしがシャットアウトしてしまったなら、それはお互いの成長にはならず、そこに溜まってしまった「何か」はいずれ形を変えてどこかに向かってしまうのです。
　私の事を中傷していただいて、自分の中に溜まっているものを吐き出していただいてもかまいません。それで次の誰かを傷つけてしまうのならば、私ができるだけ受け止める役になればいいと思っています。


　最後に…私には「アスペルガー症候群」という障害があります。これはまだまだわからない部分が多い精神的な病気といわれていますが、病名というのもは人がつけたもの、と考えています。つまり、その人の志次第で乗り越えられるものだと思ってきました。今の事務所に入って、スタッフさんにとてもとてもきびしい指導をしていただいております。それはもしかすると凄く時代錯誤の方法かもしれません。でも、礼に始まって礼に終わるということや、空手から教えてもらえる、「本当に殴られた時の痛みを覚えていれば、簡単に人に同じ事をしなくなる」と教わっています。イベント等が終わった後も、反省会をやります。そして死ぬほど怒られます。
　今の子達が自分の責任を負わず、すぐにナイフを使ってしまったりするのは、自分が同じ事をされた痛みを知らないからだと思っています。今までは私も人に殴られたことなんてありませんでした。だからこそ、アニメや漫画のように人を殴ったりすること＝カッコイイようなイメージがありました。でも本当に自分で体験してみると、こんなに痛いのか、人を殴るってこんな感覚なのか…と実感することができました。
今の事務所さんの指導は簡単言うと体育会系ですが、それは今の学校教育ではできない、もしかすると親御さんでもできない大事な教育だと思っています。本当に感謝しています。

　わたしは本名も公開しています。それに関しては事務所さんの管理がなっていない！と思われるかもしれませんが、それはわたしが強く望んだことです。それは嘘をついてまでタレント活動をしたくないからです。タレントというのは、一般の方々が今一番欲しているもののイメージをつけて、マネキンになる仕事です。でも、わたしとうちの事務所では、嘘をついてまでタレント活動をしたくない。等身大のわたしを見ていただいて、ブサイク！興味ない！と思われるのならばそれでかまいません。逆に少しでも本当に自分を見ていただいて興味を持っていただければそれでいい、と考えています。それが現在のタレントのビジネスラインから外れていても、それは構いません。それこそが個性だと思っています。
　
　またまた長くなってしまいました。ここまで読んでいただいてありがとうございます。これからも真っ直ぐ、嘘をつかずに進んでいこうと思います。よろしくお願いいたします。