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小沢氏、公明代表と対決見送りに「自分でなくても勝つ」(2/2ページ)

2009年7月21日20時6分

 そんな国替えカードをここで手放した理由は「代表辞任で意味が薄れた」(幹部)だけではない。12日の都議選圧勝で、新たなカンフル効果がなくても政権交代はできると確信したからだ。小沢氏は17日に会食した東京12区総支部内の地方議員に「自分でなくても勝てる」と語った。

 関係者によると、小沢氏は将来の公明党との連携も口にしたという。土壇場で公明党との決定的な対決を回避して公明党にメッセージを送ることで、自民党からの決別を促す狙いとみられる。

 小沢氏は07年参院選以降、自民党地盤の切り崩しを図ってきた。代表辞任後も意識的に自民党の強い農漁村を回っている。「小沢グループの拡大が党勢拡張にもつながる」(側近議員)として100人規模の直系候補をてこ入れしており、党内基盤も着々と固めている。(松田京平)

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