2008年01月06日
Wスイッチについて①
ダブルスイッチ(以下W/S)と名付けたこの釣り方は、名前の通りに2つの「物」を魚に見せて、捕食スイッチを入れることから名付けた物です。
極限までシンプル化した「ドロッパーの釣り」と考えると想像しやすいでしょうか?
シーズンを考えW/Sを使用した「管釣り」での方法を簡単に説明します。

これだけです。
簡単でしょう??
基本は「軽量」にあります。
マーカー、フライ、ショットの3点を出来るだけ軽い物を使用するのがポイントの一つです。
軽いツインボールマーカー、6~8号のショット、ノンウエイトのエボレスフライでシステムを組む理由はそこにあるわけです。
続きは次回。
極限までシンプル化した「ドロッパーの釣り」と考えると想像しやすいでしょうか?
シーズンを考えW/Sを使用した「管釣り」での方法を簡単に説明します。
これだけです。
簡単でしょう??
基本は「軽量」にあります。
マーカー、フライ、ショットの3点を出来るだけ軽い物を使用するのがポイントの一つです。
軽いツインボールマーカー、6~8号のショット、ノンウエイトのエボレスフライでシステムを組む理由はそこにあるわけです。
続きは次回。
2008年01月07日
Wスイッチについて②
①の続きです。
①を必ず読んだ上で読み進めてください。
次のポイントの1つは、W/Sショットをフライから10cmほどの所に取り付けることにあります。
実釣時においては5cm~15cm位の間で状況に応じて調整していきます。
このSETで水槽実験をして確認すればよく解るのですが、魚はまずショットをめがけてきてショットをくわえます。
当然ショットは食えませんので吐き出します。
するとショットで「捕食スイッチ」の入った魚は目の前にあるフライをまるでそれは「自動的」であるかのようにフライをくわえます。
ですから、この時(ショットを吐き出したとき)にフライが「魚の目の前にある」事が重要なポイントです。
この間隔が10cm程度なのです。
例えば30cmも離れているとショットを離した魚はウロウロと何かを探すような仕草をした後、そのまま通り過ぎていく事が多くなります。
試すことが出来るならば、是非確認して納得されることをオススメします。
おもしろいです。
そのうち映像でお見せできれば・・・と考えています。
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続きは次回。
2008年01月08日
Wスイッチについて③
前回からの続きです。
①~②を必ず読んだ上で読み進めてください。
W/Sショットとフライの間隔・・・もうひとつ重要なポイントがあります。
ショットの「色」です。
ある「特定の色」に強く反応します。
「色」があっていないとショットもフライも無視されることが多くあります。
当然釣果は半減してしまいます。
実はこの魚の反応は管釣りのトラウトだけに見られるものではありません。
多くの海の魚達にも見られる、どうやら共通の本能のようです。
最近ではカワハギ釣りとかグレ釣りにもいわゆるカラーショットは多用されています。
「最初に沈んで行く(来る)ある特定の色の物」に強く反応してしまう性質があるようです。
この時の「ショットの色」はその場でアジャストしていくしかありません。
「基本的なおさえ」は持っているのですが、それが裏切られることもしばしばですから・・・ここではあえて述べません。
しかし、「W/Sショット」のカラー設定は5色のみです。
現場で使い分けてみれば、その日・そのときの「色」はすぐに見えてきます。
私は「ショットとフライとの色の組みあわせ」で釣っています。
この時、ショットカラーがこれ以上増えたとすると、膨大な組み合わせを試さなければならなくなり、現実的ではありません。
実釣において、試して試して試した結果の5色であって「あっても良いが無くても済む」色は省いてあります。
とは言え、新たなカラーが追加される可能性もあります。
続きは次回。
2008年01月09日
Wスイッチについて④
Wスイッチメソッド前回からの続きです。
必ず①~③を読んだ上で読み進めてください。
管釣りの「カラーショットとフライの組み合わせ」だけが「ダブルスイッチ」ではありません。
ドライフライの「プードル」もそれ単体でW/Sコンセプトで成り立っています。
プードルの場合は
「パラシュートハックルが出すライトパターンでスイッチを入れ、下のピーコックなどの玉を食わす」と言う仕組みで成り立つW/Sです。
このことは「ドライフライでありながら魚は水面に出ずにフライを食える」と言うことがしばしばあることから解ります。
下の沈んだ玉だけを食っているわけです。
もうひとつあります。
「ボールマーカー」を使用した釣りです。
これも「ボールマーカー」のライトパターンで捕食スイッチを入れ、すぐそばにある沈んだフライを食わすと言う方法です。
プードルもそうですが「沈んだ物」は魚にしてみれば安全で楽に捕食できる物なワケです。
この時も管釣りのショットと同じ理由からボールマーカーとフライの位置を長く取るとW/Sが入りません。
この場合は「マーカー」としてだけの機能となってしまいます。
「プードル」「ボールマーカー」等の詳しいW/Sコンセプトについては、おいおい説明していく予定です。
続きは次回、最終章です。
もっとも重要な私からの「お願い」
2008年01月10日
Wスイッチについて⑤
Wスイッチのメソッド、最終章です。
最後に1つお願いです。
フライフィッシングタックルシステムは「バランス」で成り立っています。
W/Sメソッドを試す場合にはとりあえずしばらくの間はここでの説明通りに全てをやってください。
1つだけ取り入れたり、省いたり、他の物を使用したりした時、そのシステムが持っているバランスが崩れてしまいます。
1つ崩せばその全体のバランスは崩れ、結果は全く異なった物になってしまいます。
自分流アレンジは、しばらくの間オリジナルを行ってからにしてくださいね。