英国、日本の政権交代に関心 民主党への不安感も (07/21 19:47)
【ロンドン21日共同】日本の衆院解散を受け、英国では政権交代が起きた場合の経済への影響などに関心が高まっている。 ロンドンの金融筋によると、市場では政権党としての経験がない民主党への懸念や、同党の具体的な経済政策が明らかになっていないことなどから、日本経済の不透明感が強まるとの見方が優勢という。 英BBC放送は、長年続いた自民党政権が終わる可能性があると伝えた上で、自民党政権は戦後の経済成長の下で利益の配分を行ってきたと分析。民主党は、社会保障などの充実を図り、家計を貯蓄から消費に転換させることで経済を回復させようとしていると紹介した。その上で、日本は国の借金が大きく、財源確保が問題と指摘した。 一方、外交面では、英紙デーリー・テレグラフ(電子版)などが、民主党はより独立した対米外交を志向しているとし、日米関係の変化にも関心が集まっている。 |