2009年 7月 21日
美作市の突風被害で保健師が現地入り
美作市で竜巻とみられる突風が発生して2日たった21日、保健師が被災地を訪れました。復旧作業が進む中被災者の体と心のケアへ向けた動きも始まっています。被害を受けた中心地域、美作市安蘇地区では、20日に引き続き、電話線の復旧作業や、損壊した車の撤去などに追われていました。こうした中被災者をサポートするため、保健師2人を含む市の職員4人が安蘇地区で被災した15世帯全てを訪問し、体調に変化は無いかや不安は無いかなど調査しました。また美作市は21日、対策本部会議を開き、建物に被害を受けた世帯のうち全壊の世帯に10万円、半壊や一部損壊の世帯に5万円の見舞金を支給することを決めました。

ゲリラ豪雨へ 排水対策で専門班発足
全国で増加傾向にある集中豪雨などに対応するため岡山市は雨水の排水対策を検討する専門班を発足させました。専門班は、岡山市の経済局や下水道局など4つの局の10人で構成されています。これまで縦割りで管理していた排水施設などを効率的に運用するのがねらいです。発足に際して大雨が降った際の浸水状況の想定や対策を検討するためのシミュレーションソフトが披露されました。最近では短い時間に強い雨が降る「ゲリラ豪雨」と呼ばれる集中豪雨が全国で相次いでいて専門班では緊急対策が必要なモデル地区の選定を進めるなど対策を検討することにしています。

坂出市で5人乗りのトラック事故で男性死亡
21日正午過ぎ、坂出市の国道11号線で、5人が乗ったトラックが道路脇の畑に転落し、男性1人が死亡しました。事故があったのは、坂出市西庄町の国道11号線です。21日午後0時半ごろ5人乗りのトラックが歩道側の街路樹に衝突したあと、ガードレールを超えて3メートル下の畑に転落しました。この事故で、運転席の後部座席に乗っていた高松市仏生山町の建築作業員、香川大祐さん(23)が頭を強く打って死亡しました。トラックに乗っていた他の4人の男性もケガをしましたが、命に別条は無いということです。警察では、運転していた高松市の26歳の建築作業員が、運転操作を誤ったものと見て事故原因を調べています。

集団感染の警察学校で授業再開
新型インフルエンザの集団感染で今月13日から休校となっていた高松市の香川県警察学校が、21日から授業を再開しました。県警察学校は、今月13日から休校にし、寮で生活していた67人全員を自宅待機させていました。21日、治療中の5人の警察官を除く、全員が出席しました。今回、感染者は警察官とその家族などあわせて25人に広がりました。しかし17日を最後に新たな感染者が出ていないことから集団感染はほぼ終息したものみて再開しました。警察学校では警察官の健康をチェックするほか手洗いやうがいを徹底し、感染防止を図ることにしています。

グランプリバレーにシーガルズ3選手
今月31日に開幕する女子バレーボールワールドグランプリの全日本メンバーが21日発表され、地元、岡山シーガルズから3選手が選ばれました。全日本メンバーに選ばれたのは岡山シーガルズの森和代選手、岡野弘子選手、山口舞選手の3人です。岡山シーガルズから全日本のメンバーに選ばれたのは今回が初めてです。岡山シーガルズでは3選手の全日本入りについて「皆様の支援のおかげで選ばれ、非常にうれしく思います」と話しています。女子バレーボールワールドグランプリは世界の強豪12カ国が参加し今月31日に開幕、予選のあと決勝ラウンドが行われます。