多くの学校が夏休みに入ったこの週末、警視庁は都内の繁華街などで一斉補導を行い、深夜徘回や喫煙をしていた少年少女ら990人が補導されました。
「タバコ吸っちゃいけない、20歳未満は」(捜査員)
タバコを手にしていたところを補導された少女。都内に住む中学2年生、14歳です。
「子供じゃないんだから」(捜査員)
「どうするんですか、お母さん呼んでどうするんですか」(少女)
「このまま、ずっとこんなことしてても(座り込んでいても)同じよ」(捜査員)
少女は彼氏とケンカしたことをきっかけに、新宿・歌舞伎町に来ていたと言います。
「やだ」(少女)
「もうちょっとだから」(捜査員)
「やだ」(少女)
「嫌なことある、それは分かった」(捜査員)
「やだ」(少女)
「おいで早く」(捜査員)
「行きたくない」(少女)
母親と連絡がつき、迎えに来ることになりました。少女は家出をし、捜索願が出されていました。
多くの学校が夏休みに入った先週金曜の夜、補導された少年少女は都内全域で990人。最も多かったのは、午後11時以降に出歩く深夜徘徊の708人で、次いで喫煙が150人に上りました。
「持ち物だけ確認させて。タバコじゃねーか、つぶして。ライターどうした?」(捜査員)
「おじいちゃんのカタキ」(少年)
「セブンスターの景品じゃねぇか」(捜査員)
例年、補導件数が最も増えるのが夏休み明けなど長期休暇の直後ですが、警視庁は、少年少女が犯罪の被害に遭うのを防ぐためにも、休み中の補導を強化したいとしています。(20日11:45)