音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。
音声ブラウザ専用。こちらより検索フォームへ移動可能です。クリック。
更新:7月18日
住友金属工業は17日、和歌山製鉄所(和歌山市)の新第1高炉の火入れ式を開き、生産を開始した。同製鉄所での新高炉の稼働は1969年以来40年ぶり。隣接地に計画中の新第2高炉について同製鉄所の田中丸和男所長は「当初の計画通り2012年度下期の稼働を目指し、来春には着工したい」と述べた。 火入れ式には下妻博会長、友野宏社長ら同社幹部や設備関連企業の関係者、仁坂吉伸知事ら地元の行政関係者、地域住民ら約200人が参加。熱風を吹き込む羽口に火のついたたいまつを投入し、操業の安定と安全を祈った。 新第1高炉は11日に稼働を止めた第4高炉を引き継ぐ。現在稼働中の第5高炉と合わせた粗鋼生産能力は年450万トンとなり50万トン上乗せされる。第4高炉を撤去した後に新第1と同じタイプの新第2高炉を建設し、第5高炉を停止。最新鋭の高炉2基体制で能力を年520万トンまで引き上げ、生産効率も高める計画だ。