岡山放送局

2009年7月21日 19時13分更新

突風の被災住民を市職員が訪問


岡山県美作市で、竜巻と見られる突風のため70棟を超える建物に被害が出たのを受けて市は21日、被災した住民のもとに職員を訪問させて、健康や生活の相談を行いました。

岡山県美作市では19日の夜、竜巻と見られる突風が発生し、女性2人が割れた窓ガラスなどでけがをしました。

そして、およそ10キロに渡る帯状の範囲で、住宅2棟が全壊したほか、あわせて72棟の建物で、屋根が飛ばされたり窓ガラスが割れたりする被害が出ました。

美作市は21日、被害にあった人たちの生活や健康の相談に乗るため、市の職員4人を被害が最も大きかった安蘇地区を中心に派遣しました。

職員は午前中、被害の特に大きかった住宅を中心に訪問して、「よく眠れましたか」とか、「雨が降っても家は大丈夫ですか」などと質問し、体調や精神面の健康、それに生活への影響がないか確かめていました。

訪問を受けた住民は「いろいろな人に支えられて本当にありがたいと思っています。元気が出ました。」と話していました。

美作市高齢者福祉課の菊地澄江課長補佐は「被害にあって2、3日して気がゆるんでから体調を崩す人が多いので引き続き注意していきたい」と話していました。