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【ドラニュース】


W浅尾・拓也&美和、新春紙上デート

2009年1月1日 紙面から

ボールに今シーズンの抱負を書き込んだ、中日ドラゴンズの浅尾拓也(右)とビーチバレーの浅尾美和=名古屋市内のホテルで(谷沢昇司撮影)

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 2009年新春を飾るにふさわしいビッグ対談が実現した。中日の若き速球王・浅尾拓也投手(24)とビーチバレー界の妖精・浅尾美和選手(22)。同姓かつ同じ東海地区出身の人気プロスポーツ選手として互いに意識していたという2人。初対面ながら、話題は厳しい勝負の世界のこと、プライベートや互いの結婚観まで…。まるでデートのように、たっぷり語り合っちゃいました。 (構成・安藤友美、井上学)

 美和「初めまして、浅尾さん。何だか変な感じです。初めてなんですよ、同じ“浅尾さん”とお話するの」

 拓也「ぼくもかなり緊張しています。これまで野球に興味ありました? というか、ぼくのこと知ってました?」

  美 「知ってます! 名前が同じなので、去年だったかな。実家(三重)に帰った時に、その話をしたんですよ。ドラゴンズに同じ“浅尾選手”がいるよって」

  拓 「ええっ、ものすごくうれしいです」

  美 「弟が野球をやっているので、野球選手とお会いできて、そのことを弟にも教えてあげられる。だから、今回こうして対談できるのが本当にうれしいです」

  拓 「今まで野球選手との対談ってなかったんですか」

  美 「ないですね。ほとんどお話したことなかったです」

  拓 「テレビでも? いろんなスポーツ選手と共演してますよね」

  美 「テレビの時って自分のトークに必死で、周りがあまり見えてないんです。こうやってゆっくりお話するのは初めてです」

 (緊張であまり話さない拓也に)

  美 「知多の出身なんですか? 私、毎年知多には行ってますよ。大会があるので。今年も開幕戦があるんです」

  拓 「何月ですか?」

  美 「4月です」

  拓 「ああ、残念。見に行けないですね…。野球は開幕してしまっているので」

  美 「そっかあ、シーズン始まってますもんね。今ってオフシーズンですよね。どう過ごしているんですか?」

  拓 「練習しながら、イベント出演が多いですね。トークショーだったり、野球教室だったり」

  美 「じゃ、ファンの人たちはうれしいですね。さっき控室にプレゼントがいっぱいあるのを見つけちゃいました。最初、私のかなって思って見たら“浅尾拓也さんへ”って(笑)。人気あるんだって思いました」

  拓 「いやいやいや(と大照れ)」

  拓 「何をされているんですか、オフは」

  美 「毎日練習してます。寒いんですけど海で。それで2月から沖縄合宿に行きます」

  拓 「沖縄ですか!? じゃ、同じですね」

  美 「去年も沖縄に行ってたんですよ。で、『中日のキャンプを見に行こう!』って言っていたんですけど…」

  拓 「えらいことになりますよ」

  美 「中日の練習はすごい厳しいって聞いたので、見たらいい刺激になるんじゃないかって。それで一度、北谷球場の前を通ったんですけど、人がいっぱいで。練習の邪魔になったら申し訳ないと思い結局やめてしまいました」

  拓 「絶対に大変なことになりますって…。どんな練習をしているんですか?」

  美 「今はトレーニングを兼ねた練習みたいな感じですね。心拍数をすごく上げて、それでも正確なトスを上げる、スパイクを打つ。技術面では基礎に戻り、それで体力づくりもする、といった感じです。やたら走ってます、砂の上を」

  拓 「ぼくも大学の時は砂の上を走ってました。あれはつらいです」

  美 「そうなんですよ。最初は本当にジャンプもできなかったし、走っていても前に進んでいない感じがして。今はだいぶ慣れました。もう4年目なんで」

  拓 「コツがあるんですか?」

  美 「コツというか、どれだけ砂の上に長い時間いるかだと思います。キャンプでは、どんな練習をしているんですか?」

  拓 「ほとんど走りです。走ってウエートして、また走って…。日によってメニューは違うんです」

  美 「私たちは反復練習が多いですね。できるようになると次のステップに上げて、それができないと、また戻ってやり直し。練習時間は長いし、地道にやっている感じ。コーチが練習を決めるんですけど…」

  拓 「自分たちもそうです」

  美 「そういうのに対して意見って言うんですか?」

  拓 「言わないです。というより、言えないです。『何だ、おまえ』ってなります。まだ2年目というのもあるので…」

  美 「そこはビーチバレーと全然違いますね。選手2人、コーチも1人しかいないから、自分の意見を言わないとダメなんですよ。自主性が大切なので。『こういうプレーができないから、私はこういう練習をしたい』とバンバン言わないと」

  拓 「すごい…」

  美 「ビーチバレーはそうなんです。試合もサインは自分たちで出しますし。自分でパートナーをコーチングして、向こうも私をコーチングして。そうやっていかないと勝てないんですよ。練習中からそういう感じ」

 拓也「プロになって何年目ですか?」

 美和「4年目です」

  拓 「テレビに出始めてからも4年?」

  美 「いえ、1年目は全然出てなくて、2年目もそんなに。ちょこちょこって感じです」

  拓 「でも、今では皆知ってますよね。100人いたら98人には知られているでしょ」

  美 「そんなことないですよ! 私はよく『浅田さん』って言われるんです。浅田真央さんの影響だと思うんですけど。『浅田さん、握手してください』とかなるので、結構ショックです。浅尾なのになぁって」

  拓 「でも、すごい。気付かれるだけでも。ぼくなんか歩いてたって気付かれませんもん」

  美 「えっ、地元で人気がすごいから、あるでしょ?」

  拓 「栄で2時間も買い物して、それでも誰にも気付かれませんでした」

  美 「私は毎日、電車で練習に通っているんです。全然、大丈夫ですよ。一度だけ元気な高校生たちがいて『あっ、浅尾だ』ってなって、女の子たちは『頑張ってください』って言ってくれたんですけど、男の子たちには『帽子かぶってるし』なんて言われて…。でも、基本的には皆応援してくれません? 『頑張ってください』って」

  拓 「多いですね」

  美 「それが一番うれしいんです」

  拓 「そうですよね」

  美 「食事の面とかってどうされているんですか?」

  拓 「一人暮らしを始めたばかりで、ちょっと作れなくて…。外食が多いです」

  美 「食べ物に気を使ったりしないんですか?」

  拓 「あまり…。でも、野菜は必ず取るようにしています。あと食べられるだけ食べる。たくさん食べる」

  美 「そう、さっき初めてお会いした時に“細いな”って思ったんです。でも、きっと脱いだらすごいんだろうなって」

  拓 「いや、きっと負けますよ…(笑)。よく食べるんですか?」

  美 「はい、よく食べるようになりました。ビーチバレーに転向したころはすごく食が細かったんです。でも今は男の人並みによく食べます」

  拓 「それで、そんなに細いんですか」

  美 「全然、細くないです。洋服着ていると『そんなことないよ』って言われるんですけど、この前、広告の撮影で水着になったら皆びっくりしていました。『体が大きくなった』って。だからシーズン楽しみにしておいてください。変わるんで」

  拓 「楽しみですね。でも女の子として洋服のこととか気にならないですか?」

  美 「今はビーチバレーが一番だから大丈夫ですけど、かわいい洋服が好きだから悲しいこともあります。“じゃあ、どっちを取る”って言われたら、ビーチバレーで勝つことが大事なので」

  拓 「へえ」

  美 「ただ、ジーンズは気になりますね。太ももが入らなくなって。でも太ももで合わせるとウエストがブカブカになっちゃう…」

  拓 「わかります、それ」

  美 「ピッチャーも太ももは結構すごいですよね」

  拓 「そうなんです。太ももだけ太くなってウエストが緩いんです。だから買えないんですよね」

  美 「そうなんです。だから(私服は)スカートが多くなるんです。ジーンズが合わないから」

  拓 「ぼくはローライズが多いです。ローライズなら腰ではけるので。ネットでオーダーメードもできるらしいんですけど、ぼくは機械が苦手だからダメです」

  美 「機械苦手ですか? じゃあ、一緒だ! 最近、地デジ対応のテレビを買ったんですけど、全然使いこなせなくて。説明書見るのが苦手だから」

  拓 「ぼくもテレビ買ったんですよ。で、ブルーレイも買ったんですけど、まだ一回も使ってないです」

  美 「私もブルーレイ録(と)れるのにDVDしか見たことない」

  拓 「ぼくは音楽しか聴いたことないです。誰かが何とかしてくれるだろう、と思ってしまう方なんで」

  美 「私も友達に任せっきり。来たときにやってもらってます。何か若者らしくない話ですね(笑)」

  拓 「食べ物は何が好きですか?」

  美 「沖縄料理が好きです」

  拓 「石川の方に沖縄料理のおいしい海鮮居酒屋がありますよ」

  美 「そうなんですか。石川には行ったことがないですね」

  拓 「沖縄県の石川ですよ。石川県じゃなくて」

  美 「(爆笑)天然な感じですか?」

  拓 「全然違います、本当に違います…。でも、そのお店はめちゃくちゃおいしいので、ぜひ」

  美 「へえ。海鮮ってことですよね。生ものですか? 実は、うちのパートナーが生もの食べられなくて…」

  拓 「西堀さん?」

  美 「そう、タケさんが食べられないから、結構お肉が多いんです。お肉が好きだから。でも、覚えておきます。石川…沖縄の石川(笑)」

  拓 「そう、間違いないです」

  美 「気持ちが強くないとピッチャーなんてできないですよね?」

  拓 「気持ちだけは強いですよ。めっちゃ強いです」

  美 「このギャップがいいですね(笑)。私はフルセットまでいくと、せっかくいい感じだったのに、守りに入って負けたりするんです。自分なりにいろいろ考えてはいるんですけど。強くなるには、どうしたらいいですか?」

  拓 「“打たれたらどうしよう”とは考えないですね。別に死ぬわけじゃないし、くらいに」

  美 「それはわかります。私もいろんな人に言われます。それで人生が終わるわけではないから、思い切りの良さを出せばいいんですね」

  拓 「だけど、最初は常に最悪の状況を考えているんです。“これで打たれたら点が入る。責められるんだろうな”から入って、マウンドに行って、ちょっとでもよかったら“よかった”って」

  美 「えっ、最初が最悪って…」

  拓 「そう最悪。例えば塁が埋まっていて最大4点は取られると思ったら、せめて2点差以内にしようとか。分かりにくいですか?」

  美 「それは、いい話聞きましたね。最悪から入るんですか」

  拓 「本当はいけないらしいんですけどね、マイナス的な考えは。だから、人に言わず自分の中にとどめておくんです」

  美 「へえ、おもしろいです。参考にしてみますね」

  拓 「ぼくテレビとかが苦手で…。テレビでうまくやっていく秘訣(ひけつ)を教えてください」

  美 「私も緊張してかむし…。テレビは慣れですかね」

  拓 「どれくらいで慣れてくるんですか?」

  美 「私も慣れてないですよ。この前もジャンクスポーツ(フジテレビ系=東海テレビ)に久しぶりに出たんですけど、ちょっと気持ちが悪くなって…。緊張しすぎで。ただ、フジテレビの三宅アナに、テレビで自分をよく見せようとか、うまく話そうと思うから緊張するんだ、って言われました。そのままで話せば大丈夫って言ってもらって。よく見せても仕方ないと思ったら、前よりは緊張しなくなりました。でも今でも緊張します」

  拓 「緊張したらどうなります?」

  美 「表情がカッチーンって。あと“かみかみ”になります。ほ、本日は…みたいに」

  拓 「でもレベルが違いますよね。ぼくなんかひどいですよ」

  美 「私はビーチバレーもやっていて、テレビにも出させていただいて…と思うんです。ビーチバレーをやっているだけでは出会えない人たちと出会えて、そこでテレビってこんなにたくさんのスタッフがいて、こんなに皆が下準備してできているんだって知って、それでまたテレビの見方が変わったし、自分は幸せだなって。いろいろ知ってテレビの仕事が好きになりました。人との出会いが倍になるんですよ」

  拓 「話がうまいですもんね」

  美 「本当にそう感じるんです。それに、ビーチバレーの練習がきつい分、こういう仕事をしている方が女の子扱いしてもらえるし、楽しさがわいてくるんです」

  拓 「ぼくは話すとかんじゃうんです。大勢いると顔が赤くなり、話せなくなり、だから極力控えめに控えめにって…。素だと大変なことになります」

  美 「でも、ファンの人はもっとそういうところが見たいんだと思いますよ。だってプロ野球選手って遠い存在じゃないですか。そういう人のちょっとした素顔が見られるとファンが増えますよ」

  拓 「あまり実感ないんですよね。いまだに。プロに入って、新聞とかでは騒がれるじゃないですか。でもいきなりだったんで。今1軍に出ている人たちはプロ野球選手なんだと思うんですけど。ぼくの考えなんかまだ甘いし。そういう点でまだプロって感じがしないんです」

  美 「何となくわかります。私も自覚ないですもん」

  拓 「でも去年、うちのブルペンには美和さんのポスターが張ってありましたよ。誰だったかな、コーチが持ってきたものだったかな」

  美 「ええっ、私のポスター? すごいうれしいです。だって私のポスター張っていただけるなんて自慢ですよね」

  拓 「だから、きょうは皆に『いいな』って言われました。『おまえ、浅尾でよかったな』って」

  美 「同じ浅尾じゃなかったら、きょうはなかったかもしれませんもんね。でも浅尾って珍しいですよね。私の周りには身内しかいないですもん」

  拓 「ぼくも親せきだけ。ずっと三重ですか?」

  美 「はい。ずっと愛知ですか?」

  拓 「親は岡山なんです。岡山は浅尾が多くて」

  美 「じゃ、うちもたどっていったら…」

  拓 「ずっとたどっていったら、つながるかもしれないですね」

  美 「今シーズンの目標はありますか」

  拓 「とりあえず一年間ずっと1軍にいることです。去年の前半戦は肩を痛めていて出られなかったんで、今年は最初から一年を通して出続けたいと思っています」

  美 「じゃ、ちゃんとチェックします」

  拓 「目標は?」

  美 「去年はなかなか勝てずに1回しか優勝できなかったので、ロンドン(五輪)への新たなスタートの今年は、この浅尾−西堀ペアがいつも決勝へ行って優勝して、となるようにするのが目標ですね」

  拓 「年に何回あるんですか」

  美 「国内ツアーは5試合。あとは海外ばかりです。ほとんど夏は日本にいないんですよ。2カ月とか。帰ってきて日本の大会に出て、次の日から海外に行って…。そんな生活になっちゃいますね、始まると」

  拓 「つらい練習していて、それでも“やっててよかった”って思うときってどんなときですか」

  美 「やっぱり勝ったときが一番です。私がビーチバレーをやっているのはたくさんのスタッフのおかげで、そういう人たちに勝利をプレゼントすると本当に喜んでもらえるんですよ。自分一人じゃ頑張れないけど、応援してくれる人がいるから頑張れる」

  拓 「ぼくは、最初は親のためにやっていました」

  美 「両親が一番、応援してくれますもんね」

  拓 「最初は反対していたんですよ。プロに行くことを。先が短いし、その後はどうするんだって。でも入ってよかったですね。皆からメール来たときとかうれしいです。『頑張ってるね』って」

  美 「うれしいですよね。分かります」

  拓 「どんな人が理想のタイプですか?」

  美 「理想のタイプ…。私はいつも優しい人って言います」

  拓 「芸能人でいったら?」

  美 「芸能人は…。あっ、その人のよさが顔からにじみ出ている人がいいです。この人絶対にいい人って人。あと、あまり怒らない人。コーチには悪いんですけど、普段怒られているから。だって練習で怒られて、私生活でも怒られたら嫌になりますよ…」

  拓 (笑)

  美 「うちの両親は本当に仲がいいので、そこはあこがれますね。結婚したら両親みたいになりたいです。どういう方がいいですか?」

  拓 「人を思いやれる子が好きですね。“ありがとう”が言えて、こういう場所に連れてきてもあいさつができて…」

  美 「礼儀がしっかりしている人?」

  拓 「そう、礼儀正しい人ですね」

  美 「それはありますね、私も。昔、厳しい部活で頑張っていた人がいいです。そういう人は礼儀正しくないですか? 体育会系だから、あいさつもきちんとできるし」

  拓 「スポーツやっている方がいいんですか?」

  美 「どうでしょう。私の方が理解されないのでは…。海外に長いこと行っているし、会えないし。男性より鍛えて体も大きくなっちゃうし、色も黒いし。女の子って絶対に色が白い方がモテるから」

  拓 「でも黒い方がコギャルっぽくて…」

  美 「それ、褒め言葉じゃないですよ!(笑) 結婚願望はありますか」

  拓 「結婚はしたいですね。メドは立ちませんけど…。でも何とかして2年以内には」

  美 「2年ですか」

  拓 「ご飯が作れないので…。それが一番です」

  美 「奥さんがいたら栄養管理してもらえますもんね」

  拓 「はい。料理は?」

  美 「料理しますよ。CMで黒酢酢豚を作っているんですけど、私が本当に作っているって友達は信じてくれないんです。本当に作っているのに」

  拓 「へえ、年齢の条件はありますか?」

  美 「条件…。結構上でも大丈夫ですね」

  拓 「皆チャンスですね」

  美 「うちの両親も年が離れているというのもあるし、私がしっかりしていないので、しっかりさせてくれるのは年上かなと…」

  拓 「ぼくはどっちでも気にならないですね。年上でも年下でも」

  美 「野球選手は年上の人と結婚するイメージがありますけど」

  拓 「年下でもしっかりしている子はいますから。何歳までに結婚したいってあります?」

  美 「私はロンドン(五輪)が終わったらしたいです。(3年後は)26歳なんですけど、私は子どもがすごく好きで、たくさん欲しいですし。今は自分の好きなビーチバレーを真剣にやって、ロンドンが終わったら一区切りだから結婚して、子どもを産んでって勝手に想像してます。田舎の一戸建てで家事して、子育てしてって」

  拓 「結婚したらファンが大変そう」

  美 「ただ、私が勝手にそう言っているだけですから(笑)。きょうは初めてお話して、同じ名字だけに、すごく似ているところがたくさんあるなって思いました。機械が苦手なところとか。でも、野球の話になると学ぶところが多かったし、3セット目に入る時の気持ちとか、実践してみようと思いました」

  拓 「美和さんは、考え方が大人だと思いました」

  美 「おおーッ。本当ですか」

  拓 「周りにはいないような。このままずっと頑張ってほしいですね」

  美 「私も浅尾選手には変わらないでほしいです。このままでいてほしいです」

  拓 「ビーチバレー見に行きます! 野球を辞めてから。それまでは続けていてくださいね」

  美 「えっ、あ、それは無理です!」

 【浅尾拓也(あさお・たくや)】 1984(昭和59)年10月22日、愛知県知多市生まれの24歳。182センチ、71キロ。右投げ右打ち。つつじケ丘小1年から野球を始め、八幡中から常滑北高2年夏まで捕手。2年秋から投手転向。日本福祉大では4年秋に名産大戦でノーヒットノーラン、愛知大学リーグ1部昇格に貢献した。06年の大学生・社会人ドラフト3巡目で中日入団。プロ1年目の07年は19試合で4勝1敗。昨季は44試合に登板して3勝1敗1セーブ、防御率1・79。

 【浅尾美和(あさお・みわ)】 1986(昭和61)年2月2日、三重県鈴鹿市生まれの22歳。173センチ、53キロ。津商卒業後の04年、バレーから日本最年少プロとしてビーチバレー転向。CM、雑誌などでタレントとしても活躍。西堀健実とのペアで昨年7月のジャパンレディース(全日本女子選手権)優勝。現在の世界ランキングは76位。

 

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