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ドリンクおかわりサービス中止、マクドナルドに不満の声

 マクドナルドは先月1日、「混雑によるほかのお客様へのご不便や原価の問題を考慮し、ドリンクのリフィル(おかわり)サービスを中止する」と発表しました。これまで無料で提供されてきたコーラ・スプライト・ファンタなど清凉飲料水のおかわりサービスを廃止したのです。このため、ハンバーガーとドリンクを購入した客がドリンクを先に飲んでしまったら、再び1500-1700ウォン(約110-120円)を支払ってドリンクを購入することになります。ですが、ロッテリアやケンタッキー・フライドチキンなど韓国に進出しているほかの世界的なファストフード店では、「リフィルサービスを中止する予定はない」としています。

 このため、消費者はインターネット上などで「コーラ1杯分がいくらになるというんだ」「ほかのファストフード店に行く」と不満を爆発させています。「別の客が待っているのは“ご不便”で、すでにマクドナルドで食べている客の“のどのかわき”は“ご不便”じゃないのか」という怒りの声もあります。

 しかし、マクドナルド側は「店舗で実際に不満を訴える顧客はあまり多くない上に、リフィル中止による売上減もない」と話しています。ちなみに、コーラ1杯の原価は200ウォン(約14円)前後というのがファストフード業界関係者の話です。

 マクドナルドが一方的なサービス中止で消費者の非難を浴びたのはこれが初めてではありません。マクドナルドは今年5月にも、何の通知もなしにマフィンの原産地を日本から中国に変えていたことが発覚したり、別のファストフード業者が無料で行っているホームデリバリー・サービスを有料化しました。マクドナルドはこのほど、コーヒー事業を新たに展開しており、テレビCMなどで「マクドナルドのコーヒー」を飲んだ消費者のコメントを放映し、注目を浴びました。結果はもちろん、「マクドナルドのコーヒーはすばらしい」というものでした。しかし、もし「ドリンクのおかわり中止」に関する消費者の意見を募った場合、どういう結果になるのか大いに気になります。

張祥鎮(チャン・サンジン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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