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民主 知事選擁立を断念

2009年07月17日

 衆院選と同日投開票となる可能性の高い県知事選で、民主党県連は16日、独自候補の擁立を断念する方針を固めた。14日に県連幹部が合意し、16日に連合茨城側に伝えた。地方選での民主党の連勝を受けて、独自候補擁立を模索してきたが、連合茨城など支持団体が橋本昌知事への推薦で一致していることから、政権交代に向けて衆院選を最優先せざるを得ないとの判断に踏み切った。(中村真理)
 民主県連の複数の関係者によると、県連選対本部長の郡司彰参院議員は14日夜、都内で県連代表の大畠章宏衆院議員、副代表の藤田幸久参院議員と会合を持ち、知事選の独自候補擁立を断念することを確認した。民主県連の最大の支持母体である連合茨城が17日に橋本氏推薦を決める予定。さらに、県医師会の政治団体・県医師連盟、郵便局のOBや職員らで構成する郵政政策研究会も、橋本氏の推薦を決めており、衆院選での支持団体との関係を重視したものとみられる。
 16日朝には郡司氏が連合茨城の児島強会長に、擁立しない意向を伝えた。連合側は断念の方針を了承、橋本氏への支持で足並みをそろえるよう改めて郡司氏に求めた。
 民主県連は、県医師連の原中勝征委員長に立候補を要請したが、断られた経緯がある。これまで衆院選の時期が不透明だったため、衆院選が知事選より先に実施されれば、知事選に向けて注力できると想定していた。しかし、衆院選の投開票が8月30日とほぼ決まり、知事選は衆院選との同日選となることが濃厚だ。このため、民主県連は「政権交代がかかった衆院選を最優先とするべきだ」との意見で一致したとみられる。
 ただ、橋本知事への対応については、自主投票とするか、支持表明に踏み込むのか、まだ決めかねており、今後、方針を詰めるという。

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