衆院が解散された21日、小泉チルドレンの1人として郵政選挙で当選した杉村太蔵議員(29)が、名残を惜しむかのように一足早く本会議場に姿を見せた。
小泉旋風で自民が圧勝した4年前の選挙。比例代表で当選を果たし、「フリーターの星」として国会議員らしからぬ言動で注目を集めた“タイゾー議員”も、公認争いに敗れる形で次期総選挙への出馬を断念している。
これが最後となるかもしれない衆院本会議場で、新人議員が多く座る最前列の議席に腰を下ろした杉村議員は、感慨深げに天井を眺めるなど神妙な表情で本会議の開会を待った。