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▼7月20日(月) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ
総合格闘技「DREAM10 ウエルター級GP 2009決勝戦」が20日行われ、マリウス・ザロムスキーが1R2分22秒、KOで初代王者に輝いた。日本人で唯一4強に進出していた桜井“マッハ”速人は準決勝でザロムスキーにKO負けを喫した。
マリウス・ザロムスキー (リトアニア/ロンドンシュートファイター) |
○ |
1R2分22秒 KO |
● |
ジェイソン・ハイ (米国/Team Bodyshop) |
【試合経過】 ザロムスキーは序盤、ハイに強引にグラウンド戦に引きずり込まれるが、スイープしスタンド戦へ復帰。すると、サウスポーの構えから得意の打撃が冴え渡る。左ストレート、右フックの連打がかわさた直後、右のハイキックが首もとを刈り取り、戦りつの失神KO勝ち。型にはまらないザロムスキーが、左構えの右パンチからの右パンチという、常識では考えられないコンビネーションで、初代ウエルター級の頂点を掴んだ。 |
青木真也 (日本/パラエストラ東京) |
○ |
2R5分00秒 判定 3-0 |
● |
ビトー“シャオリン”ヒベイロ (ブラジル/ノバウニオン) |
【試合経過】 寝技を得意とする同士の対決とあり、激しいグラウンドの攻防戦が予想されたが、試合は予想を大きく裏切る打撃戦となった。青木は左ミドルキックを多用。遠距離からヒベイロの右腕に狙いを定める。2回、両足タックルからグラウンドに持ち込まれたが、得意のラバーガードで難を逃れた。判定を制した青木は、10月にライト級王者・ハンセンへの挑戦を表明。ベルトを奪取した場合、大みそかに川尻との対戦を希望した。 青木「オレ、ストライカーって感じ。(試合後のブーイングに)つまらないとかあると思うけど、その考えはナンセンス。まあ、この試合は僕が勝ったってこと。みんなが負けると言っていたから、正直シャクにさわってた」 ヒベイロ「ムエタイでは、ずっとキックをヒジで受けると教わってきた。キックを当てるだけでポイントを取られるのは納得いかない。もっと、いい試合をしたかった。次の大会にでも再戦を組んで欲しい。(体中を強く叩き)自分は全くダメージが無いが、蹴った青木選手が足に包帯を巻いてるのはおかしい」 |
ユン・ドンシク (韓国/チーム ユン) |
● |
1R1分2秒 ギブアップ |
○ |
ジェシー・テイラー (米国/チーム・クエスト) |
【試合経過】 泥酔しUFC幹部のリムジンを破壊、解雇となったテイラーがDREAM初参戦。持ち前のレスリングテクニックは健在で、後方から組み付くと、ジャーマンの態勢から横に投げ倒す。この時、ユンは左足首に骨折の疑いのあるケガを負ってしまう。数十秒の間は試合を続行したが、青白く腫れ上がった左足の激痛のためギブアップ。テイラーの実力は未知数のままの決着となってしまった。 |
メルヴィン・マヌーフ (オランダ/ショー・タイム) |
● |
1R2分36秒 腕ひしぎ逆十字固め |
○ |
パウロ・フィリオ (ブラジル/ブラジリアン・トップチーム) |
【試合経過】 フィリオは猛獣マヌーフの豪腕の前に防戦一方の立ち上がり。左フックを起点に左右のフックの連打で圧倒される。さらに、コーナーへ押し込まれると、左フックで体ごとなぎ倒されてしまう。だが、レフェリーがスタンド戦に戻すと状況は一変。フィリオは組み付きから押し倒すと、一気に左腕をつかみ取ると腕ひしぎ逆十字固めで大逆転の一本勝ちを飾り、現在空位となっているミドル級王座の主役に名乗りを挙げた。 |
菊野克紀 (日本/ALLIANCE) |
○ |
1R3分47秒 TKO=レフェリーストップ= |
● |
アンドレ・ジダ (ブラジル/ウニヴェルシダージ・ダ・ルタ) |
【試合経過】 総合格闘技7戦無敗でDEEPライト級王者の菊野は独特の構えで、さすがの強豪ジダもとまどいとやり難さを見せる。お互いが警戒するあまり、動きがない時間が続き警告が出てしまうが、これが一気に試合を動かすキッカケとなった。菊野はミドルキックと前蹴りの中間の様な左の三日月蹴りで右脇腹をえぐると、後ろ向きに倒れ込んだジダに襲いかかる。バックマウントから左右のフックの連打でTKO勝ちを呼び込み、一瞬にしてDREAMライト級トップ戦線に割って入った。 菊野「皆さんが期待していた三日月蹴りでKO出来たので良かった。ダウンからバックを取った時も、力が入って無かったので効いていたと思う。まだ進化の途中だし、もっと強くなると思う。皆さんの声で大みそかに青木選手と戦わせて欲しい」 |
ジェイソン・ハイ (米国/Team Bodyshop) |
○ |
2R5分00秒 判定 2-1 |
● |
アンドレ・ガウヴァオン (ブラジル/チーム・ブラサ) |
【試合経過】 ガウヴァオンは1回、得意のグラウンド戦でハイを圧倒。ヒザ十字とアンクル・ホールドを同時にかける荒技や、胴締めのバックポジションから裸絞めを決めかける。さらには、胴締めのままマウントに体勢を入れ替えるテクニックで会場を沸かす。2回に入ると、タックルをガウヴァオンの左ヒザで返されてしまい、嵐の展開を予感させた。その後は逃げ切り態勢に入ったのか、スタンド戦で安全に無難な試合運び。ガウヴァオンのパンチに押し込まれる場面もあったが、決勝進出を決めるには十分な内容で終了。しかし、軍配はハイに挙がると会場からも驚きの声が起き、解説の須藤元気氏も「ガウヴァオンかと思った」という、まさかの結果に終わった。 |
桜井“マッハ”速人 (日本/マッハ道場) |
● |
1R4分3秒 KO=パウンド連打= |
○ |
マリウス・ザロムスキー (リトアニア/ロンドンシュートファイター) |
【試合経過】 桜井は「しんどかった」と言う減量苦が影響したのか、動きに精細を欠く。打撃は出るが下半身の動きが鈍く、ザロムスキーの型にはまらない打撃の餌食になってしまう。サウスポーの構えから一発目に出される左ストレートでぐらつき、その後に右パンチを浴び左目尻から出血。こうなっては、完全にイケイケになったザロムスキーの勢いを食い止めることが出来ず、左ハイキックで尻もちをつくと、追い打ちの左パウンド5連発で無念のレフェリーストップ。ウエルター級制覇の野望は持ち越しとなった。 桜井「神が与えた試練ですかね。ハイキックは速くて見えなかった。年齢とかは関係ない。調子も良かったし、スタミナもあった」 |
池本誠知 (日本/総合格闘技スタジオSTYLE) |
● |
2R5分00秒 判定 0-3 |
○ |
タレック・サフィジーヌ (ベルギー) |
【試合経過】 池本は両拳を握りジャンプしながら叩くダブル・ハンマー、左右のパンチを同時に出すダブル・パンチの得意技を駆使するが、スタンド戦ではサフィジーヌに一枚上を行かれ、タイミング良く繰り出されるパンチでじわじわと体力を奪われる。2回には、タックルを切り返されると、パスガードからサイドポジション、マウントを奪われ印象を悪くしてしまう。結局、ダン・ヘンダーソン一押しの新鋭に判定で敗れてしまい、この試合の為に開発した新兵器"ホワイト・キャット”はベールに隠されたままだった。 |
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