日経広告研究所は2009年度(09年4月〜10年3月)の国内広告費の予測を大幅に下方修正した。今年1月には前年度比2.9%減と予測していたが、今回は同15.0%減と2ケタ台の落ち込みになるとの数字をまとめた。予測の前提となる企業収益(経常利益)の見通しを大きく下方修正したことによる。景気の先行きに一部底入れの見方もあるが、広告に関しては今後も厳しい状況が続きそうだ。
広告費は経験的に1四半期前の経常利益の動向に左右されるといわれる。広告費合計の前年同期比増減率は4〜6月が16.3%減、7〜9月が11.7%減、10〜12月が16.2%減、10年1〜3月が15.7%減と二ケタ台の落ち込みが続く。(07:00)