白の旋律〈白の光〉~旋律№127 地球の居住者~
〈白の片穴コンセント〉
旋律№127 地球の居住者
白
消したいから書いた飛ばし文字
「おやすみなさい」、「おはよう」 で照らしてくれるあなたへ
瞼の内側で自分の二つの眼球がピンポンみたくして遊んでる……それが見える……どうしても言うことを聞いてくれない……だんだん弾み方が強く暴力的になってだんだんだんだん球が歪んで苦しくなって内側の自分が溶け出していく
ハンガーの肩に引っかかった風に揺るぐような人生は嫌なのです
「もう吐いてしまっても良いですか?」
また元の重なりを感じて
初夏の候、彩りの薄い小魚がまだ氷の混じる海水の中を泳ぎます
吐息を点滅させて生の証拠をアピールした
今までずっと頼みの綱だと思ってた自分の特技も全く通用しなくって、わざと負けてみせて笑ってた大人を見上げてたガキの頃を想い出した
惨めな声帯を真上に引っ張り上げてラッパを吹きならします
一年分の刻みの重みを鉛筆の先に乗せて
いくつもの♪たちや曲がボクに触れて楽しそうに横を通り過ぎて行きました
「見たことがありますか?♪たちや曲の後ろ姿を、ほんと頼りないもんですよ人間の私目なんて」
トランプ№ドクロとシークレット
夢が抜けちまった感じだ
標の切っ先を変えましょうか?
「俺、こっからだ」
赤いバスタオルで汁気を拭き取ります
自分の髪の有様に対しての認識が強くなりだしたのはいつごろですか?
深く沈んだ深呼吸するベース♪のように
「ボクには彼女のベース♪が深呼吸に聞こえます」
十五夜十六夜何日目の独り夜なのでしょう
ふと思いました、大勢でダンスする気持ちってどんなでしょう?
生まれっぱなしの刻の世の中を無常と言うのです
もうダメになってしまったと落ち込んで見上げてた星空の花たちは、会話してた
食事の量がまた減ったな
視線は……ストローの入り口を追いかけるまだ薄い彩りの唇
愛情の光に照らされた陰の部分しか見てきませんでした、光の部分を眼に挿れるのがとても恐くって
ボクの中にはいくつの砂糖が入っているのでしょう?
ボクの身体がまだ眩しげなうちに早く来て
脱ぐことを考えなさい
子どもに聞かれて答えました、「絵は描けません」
月の面に桜の樹をぐっさりアタシ
ギターでクラシックを弾くと、徒然なる拙きアタシの心も震えてしまいます
レモンレッドという色をご存知ですか?
♪をハジクという行為を
透き通ったグラスの縁に腰掛けて投げ出した両脚の素肌、水滴の向こう側には放課後の声が鳴っている
ずっと距離を置いていた数学の問題をいつも美味そうに喰っていたあいつも
気付けばもう何も食べたくはありませんでした、これから夏が始まろうとする昼間の空が広がっていました、部屋のドアを開けると、ジージーと♪を立て、時計の秒針が止まりかけている♪がしていました
「これからは電池切れの夏が始まります。」
誕生日 二〇〇九/七/十九〈日〉
編集完了日 二〇〇九/七/十九〈日〉
ps「あのー先日…」という切り出し方で話すことが多いです、最近やっと近づいてきたような気がします、自分の適正年齢に
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