これは行き過ぎだ! 韓国人スター来日に群がった「韓流オバサン」のド迫力!=野村謙三
ロケ現場のゴミを漁り、ロケ弁当の残飯を欲しがった中年女性ファンたちの暴走
(SAPIO 2009年5月13日号掲載) 2009年5月25日(月)配信
初老の女性が「カメラマン」の名刺を持って記者会見に
韓流ビジネスの末端では、ファン心理につけ込むあざとい商売も横行している。
「ソウルに拠点を構える複数の旅行代理店が、韓流スターの現地追っかけツアー≠主力商品としています。スターの自宅やロケ地を巡るツアーのほか、より彼らのプライベートに近づけるマニア向け≠フ商品が人気ですね」
と話すのは、当の旅行代理店スタッフだ。
「われわれは、あらゆる情報網を駆使してスターのスケジュールをキャッチします。事務所や行きつけの美容室、ジムへの到着時刻などを的確に把握し、それを元に直前にツアーを企画、前日までに会員制メールマガジンで客を募集するのです」(同前)
そうしたツアーの多くは、「スターに会えなくても返金なし」という悪条件で、代金は航空券とホテルは別途で3万〜10万円と法外だ。日本から申し込めば、このウォン安、不景気の時代に数十万円の出費になる。それでもツアーの売れ行きは好調で、80歳を過ぎた老齢のご婦人が参加することもあるという。
「追っかけツアーの専用車は獲物を逃すな≠ニ、かなり無謀な運転をするので、そのうち取り返しの付かない事故が起きるのではないかと心配する関係者も多い。プライベートを車で追跡されたヨン様の事務所はファンに自粛を求めていますが、彼女たちの欲望はエスカレートする一方ですから、ツアー会社もますます過激になる」(韓国紙記者)
他人の趣味に口を挟むのは無粋かもしれないが、決して看過できない暴走ぶりが、近年とみに目立つようになっているようなのだ。
「彼女たちの存在には、われわれも迷惑しています」
と憤りを隠さないのは、在韓10年の日本人ライターだ。
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