新型インフルエンザ感染拡大の影響で一度は開催が見送られた「神戸まつり」のメーンイベント「おまつりパレード」が19日、神戸市中心部の三宮周辺で行われた。
パレードはミナト神戸の初夏の風物詩で、ことしは5月17日に開催予定だった。新型インフルエンザの影響で観光客が激減した神戸を盛り上げようと、市があらためて実施を決定した。
緑や赤など色鮮やかな衣装を身にまとった地元サンバチームやブラスバンドのグループなど53団体、約5200人が参加。西日が照り付ける暑さの中、音楽や踊りで思い思いのパフォーマンスを演じ「がんばれ」と声をかける観光客に応えた。
神戸市垂水区から来た会社員池田知之さん(39)は「活気があっていい。神戸に早く観光客が戻ってほしい」と汗をぬぐいながら話した。
オープンカーでパレードに参加した矢田立郎市長は「相当な人出だ。これを機にもっと神戸を盛り上げたい」と意気込んでいた。