これは行き過ぎだ! 韓国人スター来日に群がった「韓流オバサン」のド迫力!=野村謙三
ロケ現場のゴミを漁り、ロケ弁当の残飯を欲しがった中年女性ファンたちの暴走
(SAPIO 2009年5月13日号掲載) 2009年5月25日(月)配信
文=野村謙三(ジャーナリスト)
ドラマ『冬のソナタ』が火付け役となった韓流バブルは弾けたかと思われているが、いわゆる「韓流四天王」のヨン様やイ・ビョンホンは別格のようだ。いまだに彼らの一挙手一投足に狂喜乱舞し、衆目も気にせず熱い声援を送る日本人ファンは多く、その大半は分別を持つ(はずの)40代以降のご婦人方である。この春、イ・ビョンホンが来日してドラマ撮影に臨んだのだが、そこに群がる熱狂的ファンたちには常軌を逸した暴挙に出る者が続出、ロケ地やイベント会場で日本の恥≠バラ撒いている。
3月9日、イ・ビョンホン(38)が秋田空港に降り立った。来日目的は、9月から世界16か国で放送予定のドラマ『アイリス』の日本ロケで、3月末までの約3週間、秋田県内各所で撮影が行なわれた。
そもそも、この日本ロケは観光PRを狙う秋田県主導で誘致されたもので、観光客増による経済効果は実に2億円とも言われている。
確かに、ビョンホンの来日当日は、1日の利用客がわずか3000人程度のローカル空港に300人以上のファンが殺到。顔写真入りの団扇やハングルのメッセージボードを振りまわし、
「ビョンホンシ〜、サランヘヨ〜!(ビョンホンさん、愛してるぅ〜)」
と嬌声を上げた。
「シーズンオフにもかかわらず、空港周辺のレンタカーは予約で一杯でした。利用者は3〜4名の女性グループが大半。中には営業所のオープンと同時に車に乗り込み、高速に繋がる周回道の分岐点直前に車を停めて、車中でビョンホンさんの到着を待つお客様もいました」
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