民主党の鳩山由紀夫代表は17日、次期衆院選で政権交代した場合、インド洋での自衛隊の給油活動について「外交の継続性が必要だ。一気にすぐにやめるのもかなり無謀な議論だ」と述べ、即時撤退はしない考えを明らかにした。そのうえで「じっくり関係国と相談して方向性を見定めていく」と述べた。都内で記者団の質問に答えた。
民主党は給油活動の延長に反対してきた。岡田克也幹事長は同日の記者会見で、来年1月の期限切れ後の対応について「現状を把握して今後の態度は決めていく」と明確にしなかった。岡田氏は都内で来日中のキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)と面会し、日米同盟を重視して信頼関係を築いていくことで一致した。キャンベル次官補は会談で「米国政府は日本の政治にはニュートラルだ」と述べたという。(01:53)