土用の丑の日、今日の夕空は格別な彩りでした。
ネーブル色の光をたたえて雲の波はゆったり流れます。
半透明の鉱物に見られる優しい層にも似て、目を奪われました。
半永久的に在るものと、ほんの数分在るものがこんなに似ている不思議に不意をつかれて胸が熱くなります。

いつも北西の夕空は柔らかな羽毛のような雲のような…。
この時間の空は一番それぞれの方角の特徴が出ていて面白い!

まだまだ東南の空は青く…。

西は瞬く間に薔薇色に。

…かと思うと陽が沈む間際にはこんな紫雲の陰りも見せます。
刻々と彩りを変える夕空から目が離せません。

一旦陽が沈んだ後は、夕闇に変わるかと想いきや……
またどんどん薔薇色の光に照らされ始めて…。

そして完全に陽が落ちた後の残照はこんなに赤く鮮やかに西の空を染めるのでした!
本当に一日の終わりのアンサンブル・カーテンコールみたいです。 夕空って本当に綺麗ですね。
現実逃避には空を眺めてるのが一番かもですが、そうこうしている間もワリと悩みの種の人が夕飯を作ってくれていたり。

複雑ながら食べ物に釣られてる感が無きにしもあらずな、単純でだらしない自分にちょっと失笑です…

…。
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