2009年7月19日 21時8分更新
岡山県北部では19日夜遅くに
かけて1時間に60ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象台は県北部の真庭・津山・勝英の各地域に大雨洪水警報を出して土砂災害や河川の増水などに警戒するよう呼びかけています。
岡山地方気象台によりますと梅雨前線にともなう発達した雨雲の影響で、岡山県の北部では雨となっていて、真庭市と新庄村ではレーダーによる観測で19日午後6時から7時までの1時間に50ミリの非常に激しい雨が降ったとみられています。
雨雲はこれから東南東に進む見通しで、これに伴って岡山県の北部ではこれから19日夜遅くにかけて1時間に60ミリの非常に激しい雨が降る恐れがあり、20日の午後6時までの24時間に降る雨の量は北部の多いところで120ミリと予想されています。
このため岡山地方気象台は真庭・津山・勝英の各地域に大雨洪水警報を出して土砂災害や河川の増水などに警戒するように呼びかけています。
岡山県の勝央町の役場によりますと、この雨の影響で勝央町勝間田で住宅1棟の床下が浸水する被害が出ていると言うことです。
岡山県の美作市消防本部に入った連絡によりますと、美作市安蘇の住宅地で突風が吹き、けが人1人が出ているということです。
消防によりますと、突風により割れたガラスで80代の女性が手や足にけがをしたため、病院に搬送したと言うことです。
また、現場に向かった救急隊から消防本部に入った連絡によりますと、現地では、住宅の窓ガラスが割れたり、電柱が倒れて、電線が垂れ下がったりしている被害が確認できたということです。
突風が吹いた現場の近くの住民によりますと、軽乗用車が駐車場から道路を隔てた田んぼに飛ばされたり、住宅の2階の屋根が飛んだりするなどの被害が出ているということです。