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いじめの構造
2009-07-16
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今の日本が直面している本質的な問題は、絶対的貧困でも所得格差でもなく、戦後ずっと維持されてきた日本的中間集団の安定性が崩壊する一方、それを受け止めて変化を調整するシステムができていないことだと思う。それが企業社会では非正社員の問題として出ているのだが、学校では「いじめ」という形であらわれているようだ。
日本の学校は単に勉強する場ではなく、地域の生活や家庭の関係などもすべて反映する共同体になっているため、それに適応できない異端児は、いじめによって全人格的に排除される。いったん排除される対象が決まると、正のフィードバックが生じて他の子供がいじめに「群生」し、ときには自殺のような悲劇的な結果をまねくまで止まらない。
他方、学校もこうした行動にあまり介入せず、子供たちを学校のルールを守って「仲よくさせる」ことで解決しようとする。しかし学校の秩序に子供を組み入れても、問題は解決しない。なぜなら、地域の公共空間から隔離され「閉鎖空間でベタベタすることを強制する学校制度」の構造こそがいじめを生み出しているからだ。
著者はこれを
中間集団全体主義
とよぶ。日本は戦後、個人を企業や学校などの中間集団に同化させることによって秩序を安定させ、発展をとげてきた。政府は中間集団に介入して保護することには積極的だったが、中間集団内の権力から個人を守ることにはまったく注意を払わなかった。このため個人に過剰な同調圧力がかかり、心理的なストレスを生んできた。そのひずみが今、いじめや非正社員といった形で顕在化しているのだ。
戦後の日本で、よくも悪くも社会のコアになっていた企業や学校などの小集団の求心力が低下した今、中根千枝氏なども指摘するように、もともと日本社会には小集団をコーディネートする構造が存在しないので、混乱を収拾することはきわめてむずかしい。いま永田町で起きている「麻生いじめ」も、こうした日本社会の調整メカニズムの欠如を象徴しているのではないか。
コメント (
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コメント
与党
(
のぼる
)
2009-07-16 15:16:54
これまでは与党が国民をいじめていた気がします.
それが出来なくなった今,首相をいじめる.
変な構造ですね.
「そのまんま解散」になります
(
猫
)
2009-07-16 15:55:52
イジメてみたところで「そのまんま解散」ですよ。もう、どうにもならない。
衆院には小選挙区で落選しても比例区で復活できるという「保険」があります。ですから、渡辺さんみたいに、小選挙区で勝てるという自信がない限り、どんな議員も自民党を飛び出すことができません。離党して民主党から出馬するには時期を逸してますしね。
私は、阿呆総裁でやる以上、自民党の衆院議席数が150議席以下になったほうがいいと思います。それくらいにまで減らさないと、自民党を再建できない。中途半端な負けは、落選した議員をゾンビー化させ、来年の参院選に悪影響を及ぼします。
帰属団体を愛する人達
(
yasu
)
2009-07-16 16:01:00
日本も、まずは、アメリカのように、学校は勉強するところ、スポーツや芸術活動は帰宅後に地域のクラブで、というように分ければ、良いんじゃないですかね。小集団から漏れた人達を受け止めるサークル活動のようなものは、日本は、まだまだ弱いですからね。しかし、高校野球が大好きな方が多いのでこれも、実現、難しそうですね(笑)。中根先生の本、学生の頃、読まされたけど、内容を全く覚えてないですねぇ(笑)。
Unknown
(
pk-uzawanian
)
2009-07-16 16:23:14
日本の特徴ではなく、社会主義やマルクス主義の影響が強い社会の特徴だと思います。
また、いじめているのは自民党ではなく米国です。
敗戦国であるために、その変動を押し返すことができず、リスク負担の調整をすることが自民党の政策でした。
日本は、左翼と米国の二人三脚で踏み潰されている国なのです。リベラルは反米を装いますが、土着権力を否定する点では、米国の国益に沿った存在です。
娘が暗示するもの
(
Unknown
)
2009-07-16 16:31:08
娘は薙刀と日本史に夢中になってからいじめられなくなりました。今は戦国武将に夢中です。NHKの大河テレビについてはこんな女みたいな男が戦国時代にいるわけがないとバカにしています。日本の男たちはほとんどが「生きていてもしょうがない存在」だそうです。
ちなみに現代の大人ではプーチンやカダフィが好みだそうです。
Unknown
(
bob
)
2009-07-16 17:01:28
「与党が」というより「官僚が」ではないかと思います。
建前上は与党が官僚の親分かも知れませんが、現実は与党が官僚の子分であるに過ぎません。しかも悪いことに、彼らには国民を虐めている自覚がありません。「これだけのことをしてやっているのだから、これだけ貰って当たり前だ」「俺達が愚かな国民を指導してやらねばならん」と思っているのですから困ったものです。
補足
(
池田信夫
)
2009-07-16 17:36:24
いじめは今に始まったことではないし、日本だけで起こっている現象でもありません。しかし海外でも、学校が地域の中心になっている「共同体型」の国ではいじめが多く、そういう関係の希薄な「教習所型」の国では少ないそうです。
Unknown
(
clydemender
)
2009-07-16 17:56:40
最近は首相に期待しておきながら、事態が好転しなければ非難の的にして、支持率下がり次に交代、ってのを繰り返してる気がする。
船が沈みそうな事態なのに船長に文句言ってるだけ、という人が多いような。国民がしっかりしてれば政府なんて適当で良いんだろうが、いじめてる側が被害者だと思い込んでいるとたちが悪い。
イジメが原因で自民党は学級崩壊するかもしれません
(
猫
)
2009-07-16 19:54:49
自民党は、未だに公認調整ができない状況なのです。分かっていながら、誰も言わないのですね。「マニュフェストができていない」だとか、そういうことを言って、今も公認調整を先延ばししています。
都議選の惨敗により、小選挙区で立候補する議員は、落選した場面で比例区での復活を考えるしかない状況に追い込まれています。しかし、前回の衆院選で、比例区で当選した議員をそのまま今回も公認すれば、小選挙区で落選した議員が復活する道が閉じてしまいます。よって、比例区で当選した議員には、立候補を辞退してもらうしかないのです。でも、自主的に辞退する人はほとんどいません。自分の小選挙区を持たない議員へのイジメは、阿呆イジメどころではないですよ。
これは、安倍内閣のとき、郵政造反組が復党したときからはじまっていることです。阿呆総裁は、そのツケを古賀さんに丸投げしたまま解散しようとしたのです。都議選で惨敗しなければうまくやれたかもしれませんが、もはや調整は無理です。古賀さんが役職を投げるのは当たり前です。
本予算を通過させた直後に解散すればよかったのです。選挙日が4月か5月なら都議選まで時間が十分ありますから、公明党の合意を得ることもできたでしょう。しかし阿呆総裁はサミットへの出席にこだわってしまった。
21日の週に解散するなら、自分の小選挙区を持たない議員をバッサリ切るしかないでしょう。その前に、イジメはどんどん大きくなるでしょうから、学級崩壊する可能性もあります。
Unknown
(
katakorin
)
2009-07-16 20:00:25
いじめの原因はおっしゃられる通りと思いますが、今に始まったことではないし、非正社員の問題とは違うものだと思います。
非正社員の問題は、戦後からの長期経済成長が止まった(極めて緩やかなものになった)ことが原因でしょう。経済が成長していれば、雇用の調整は企業内で完結します。改正前の借地借家法と同じく、一度雇った正社員を追いだすことは企業にはできない。ところがここ10年を見ても分かるように、経済成長の弱い底支えはもはや外部環境のボラティリティを吸収できなくなっていますので、雇用を固定費にすることはもはやできなくなっているのです。そういった純粋に経済的な問題にもかかわらず、依然として「中間集団」を個人も政府も信用するから、非正社員の問題があたかも「いじめ」と同一視されメディアの感情論的な報道を生むわけです。
麻生氏の場合は「いじめ」でも何でもなく、「集団」がそれ自身生き残るために首長を変えようとするという、(サルの集団と同じく)動物的集団行動の一つでしょう。
Unknown
(
痴本主義者
)
2009-07-16 20:16:05
いじめの増加率とサラリーマンの割合の増加率とはリンクしているのではないでしょうか。以前の徒弟制度下での「いじめ」はもっと単純でわかりやすかったのでは。子どもの世界は実社会の反映。
Unknown
(
pk-uzawanian
)
2009-07-16 20:18:03
ニクソンショック以降の世界は、米国の金融産業が稼ぎやすい世界を方向で強い政治的圧力が生じていると思います。
バブル期以降の日本は、現在中国がやっているように漸進的に通貨を引き上げればほとんど問題なく調整をすることができたと思います。しかし、公的機関が市場に出てきて価格変動の安定化を図ると、米国金融産業が儲けることができません。偽ノーベル経済学賞もそれを思想的に規制する為に存在している制度的枠組みだと思います。
Unknown
(
Unknown
)
2009-07-16 21:00:34
『氷の海のガレオン』といったヤングアダルト小説,『西の魔女が死んだ』などでは,クラス内でのいじめが批判的に取り上げられていますが(主に女性作家によるものが多い気がするのは気のせいか),一部の人々の共感を誘うだけで,一般的にはあまり議論されてこなかったですよね.自殺問題があっても,単なる一例として一蹴されてきたようにも思えますし.
一度陥った均衡が低位なものであれ,そこから抜け出すことができないのは,誰もがレールから外れること(あえて異端児となって批判すること)を畏れる社会になっているからでしょうか.それとも仲良しこよし論理の日教組が強いからでしょうか.
いじめの多い国少ない国
(
zaizeno
)
2009-07-16 21:28:33
>海外でも、学校が地域の中心になっている「共同体型」の国ではいじめが多く、そういう関係の希薄な「教習所型」の国では少ないそうです。
面白い指摘ですね。
日本とは歴史も社会も違うイギリスでも学校でのいじめはひどいそうで、何かそういった日本との共通項があるのかも知れません。アメリカの学校はまたイギリスとはだいぶ違った印象があります。
どうやら日本の社会で幸せに生きていくためには、この「中間集団全体主義」から自由になれる立場にいることが重要だということになりそうです。(勤め人では苦しいかな?)
「正しい」いじめ方を学習できない
(
yujin
)
2009-07-16 21:37:58
社会心理学者の山岸俊男さんなど進化心理学系の方の主張では、いじめる心理は、ヒトが群れの中で異端分子の「排除・矯正」を行なうために進化したもので、無くすことはできないし、人間の社会生活上なくすべきものではないといいます。(いじめ発達させたヒトの系統だけが現在生き残っている)
正しいいじめは、ほっておけば子供が自発的な群れ作成の中で身に付けられるものだそうです。ところが今は、大人が介入し無理にフラット化してしまうため、正しいいじめの訓練ができていない子供たちの間で無目的な「いじめ」が暴発し、恐喝まがいの犯罪までエスカレートするというわけです。
戦後、今もなお強まっている「子供の人格・主体性」を尊重した教育の弊害が、ここにもあるのかもしれません。
縋る構造
(
フレモン
)
2009-07-16 22:09:49
集まっている中に出来る「普通」を極端に守ろうとするのは、「自分も皆と同じく普通です」と言っているようなものだと思います。でも皆って言う物を考えると、有ってない様な物ですし、その有ってない様な物に「縋っている」から起きる現象なのかもしれませんね。縋ると言う構造(その集団の一員)を何とかできれば、こういうことも減る様な気もしますが・・・
生意気言ってすみません。
イジメの原因は意外に単純な場合が多いでしょう
(
猫
)
2009-07-16 22:21:54
複雑に考えすぎて逆に単純な原因を見落としてしまう、ということがあるでしょうね。今の自民党がよい例です。マスコミは言わないですけど、自民党内での公認調整が終わっていないのですよ。それでは、解散しても選挙がやれない。
安倍さんが阿呆総裁を庇うのは、自分が郵政民営化反対組を復党させて公認調整をむずかしくしてしまったと思っているからです。しかし、郵政民営化を強引に押し進めた小泉さんの責任のほうがもっと大きい。郵貯が財政投融資のリゾートにされていたのは事実ですが、それは公社化によって解決していたはずですから。
それでも古賀さんは、上手くまとめようとしておられた。本予算を成立させた直後ならやれたのです。検察もそれを予想して協力した。小沢さんの秘書が逮捕されたのは、たしか3月3日だったと思います。しかしサミットへの出席にこだわった阿呆総理が先延ばしした。15兆円の補正予算を組めば先延ばしができると思ったのですね。
サミットへの出席にこだわるなら、ダブルでやるしかなかったのです。小沢さんが代表を辞任したのは、それを阻止するためだと思います。ジャスト都議選二ヶ月前の辞任は絶妙のタイミングと言っていいでしょう。
小沢さんのコーディネート能力は高いですよ。民主党が羨ましくなりますね。勝ち目のない小選挙区の立候補者も、比例区での復活をめざしてがんばってますから。
自民党は、誰かが「悪人」になってバッサリやるしかないでしょう。私は、阿呆総裁が「悪人」になるしかないと思う。それが嫌なら任期満了選挙になります。その場合、現職の議員が今の立場でそのまま立候補することになる。小選挙区で落選した議員の比例区復活がなくなり、自分の小選挙区を持たない議員のほうが多くなるでしょう。そうなったら、来年の参院選も勝ち目がない。困るのは、そこまで考えて行動している現職の自民党衆院議員がほとんどいないということです。あまりに腐り切っているので、全員入替えたいくらいです。
Unknown
(
暇
)
2009-07-16 22:44:27
>個人を企業や学校などの中間集団
>企業や学校などの小集団
学校は中間集団で、小集団? 中間なら小じゃないはず。それとも両立するのか。読んでいると混乱してくる。
中間集団独裁から分散統治へ
(
江戸川アダモ
)
2009-07-16 23:56:03
全く、学校なんて「教習所」や「塾」で良いんですよね。「人格教育」なんて言うのは無能な教師や文科省の役人が失業しない為の方便です。今時情報ソースはそこらじゅうに転がっているんだから、学校はコミュニケーションが必要な時に必要な分だけ利用すればよい。
そういうスタイルが普通になれば、会社も単に収入を得るための手段と割り切れるでしょう。先の「自閉化」じゃないけど、ネットであれリアルであれ、個人が複数の組織に属しそれぞれのフレームワークの中で最適の自分を「演じる」というとウソっぽく聞こえるかもしれないからプレーすればよい。
これまでの学校や職場と言った、お仕着せ且つ唯一のフレームワークだけに依存するのは非効率で危険です。過剰な人間関係に消耗し生産性は上がらず、時代の変化にも対応できない。強力な中間集団は合理的でもなければ、本能ですらないと思います。イジメに参加しなければ自分がいじめられる。進学しないと正社員になれない。正社員にならないと逆リスクプレミアを負わせられる…単にゲーム理論的な悪い均衡ですね。
Unknown
(
pk-uzawanian
)
2009-07-17 00:12:19
東国原のところへ足を運んだ古賀氏が、よくやっている? それは国民をあまりにも馬鹿にしていると思いますよ。
小選挙区制で、マスコミをこういう状態にしていれば戦略的に負けですよ。自民党は。
長期政権を維持しながら、首相は短命なんですから。
どんなに首相を変えても駄目なんですよ。
問題はマスメディアにあるんだから。
一番悪いのは安部です。戦わなかったから。
日本のような米国の半保護国は、国営新聞や国営放送を持って、国の考えを広報しないと駄目です。
それから小選挙区制は日本に合わないと思います。
Unknown
(
BEO
)
2009-07-17 00:49:55
暇さん、中間とは、規模のことを言っているのではなく、社会全体と個人の中間にあるという意味で、中間集団は、規模に関しては、小集団ということではないですかね。
いじめは、ひとつの集団が個人を全面的に包摂するせいで起きやすいのであれば、学校でのいじめを減らすには、たとえば、課目に応じて、クラス分けを変えればいいんでしょう。小中学校で、一部の課目ででもこれをやれば、ずいぶん風通しがよくなるはず。
余談です
(
猫
)
2009-07-17 01:13:16
ここでの書き込みはこれで最後にしたいので、余談をひとつ言わさせてください。阿呆総裁が党内役員人事をやろうとしたのは、公認調整がやれないでいるため、解散を決断できないからです。菅さんが「世襲に反対する」と言ってピエロになりましたが、あれは公認調整が上手くやれないというサインです。両院議員総会で阿呆降ろしをしたとしても、公認調整問題は残る。総裁がバッサリを断行するしかないのですが、舛添さんでは無理でしょう。
今の自民党、他人を切ればその分だけ自分が生き残れるといった、悪質なイジメが半年以上続いてます。こんなの、子供の教育によくないですよ。大人の政治家がこんなことをしていれば、学校でのイジメはなくならないですよ。こういうバカな大人たちを見ていると、最後のパンの一切れまでみんなで分け合って食べるといった、社会主義思想もいいんじゃないかと、子供たちに教えるとすればそちらのほうがいいんじゃないかと、そう思いたくもなりますね。ともあれ、日本のイジメ問題は、構造的な問題以前の、かなり低次元な問題だと思います。
ツタヤに行くと、どの店にも、棚にチェ・ゲバラのDVDビデオが1ダース以上置いてあるそうです。人気があるので、それくらい置いておく必要があるようです。それを聞いて、国民は革命を容認したのかもしれないと思いました。民主党が政権を取ると、次はパンチョ・ビラのDVDビデオが棚にたくさん並ぶのかもしれませんね。そうなったら、自民党は解体されてしまいます。
個を認めない日本
(
elekibrain
)
2009-07-17 01:13:26
浅学なもので、たいしたことは申し上げられませんが、いじめはそもそも仰る様に一定のルールからはみ出したときに引き起こされる問題だと思います。従って、偉大な開発者が出ても日本では採用されず、最初に小馬鹿にします。その間にそうした資産やアイディアはまず欧米の企業が買い取り、逆輸入の形で日本が真似すると言った形です。
日本からはヒーローがでません。ライブドア堀江氏の件でもそうでしたが、マスコミは巧みな編集によって「民衆の中にいる悪」を作り出しました。民衆は皆愚民であり、天才などいるわけがないと皆心中では疑っています。歴史の中に偉大な人物はいても、今の日本にはいない。皆そう思っている感じがするのです。愚民でないにしても小人しかいない、と言う印象で世を眺めている人が殆どではないでしょうか。
その思いの中心は日本全人口に対する、全人口からの不信感であり、不信感を和らげるためにはどの人物も『中庸』を気取らなければなりません。中庸でないものは「ちゃんとしていない者」と見なされる。
つまり、日本人そのものが小人を生み出し小人を馬鹿にするシステムを作り上げていると思うのです。
上記はややこの記事のテーマと離れて見えますが、根本では同じ事だと思います。要するに違いを認めない。いざ違いを認めたかと思えば、今度は欧米的な均一化された個別主義や全体主義であったり、日本独自の個の尊重と言うにはほど遠いものがあります。
全く余談ですが、履歴書は手書きかワープロか、で今は随分意見が分かれています。数年前までは携帯と自宅電話で色々と就職の際にとやかく言われたそうで。
全く心のこもらない、お中元とやらも廃止の機運が高まってきている様子。これは遅いな、と言う印象です(それでもまだまだこの悪習は続くのでしょうが)。
「ちゃんとしていない者」というレッテルの中身を覗いてみると、それほどたいしたものはないように思います。実質に全く影響を及ぼさないがらくたで身を固めるのが「ちゃんとすること」らしく、そのためには嘘を平気でついてでも「ちゃんとしたこと」を強要されます。
そんな大人がいる社会で子供に「いじめなくそう」等と吹聴しても聞くわけがありません。
子供から言わせれば「お前が言うな」といったところでしょう。
乱文失礼しました。
中間集団全体主義
(
yoshidkj
)
2009-07-17 02:03:32
明治期の指導者階級には「教習所型」で学ぶ人が多かった。私塾(教養系・洋学校、医学校、商業学校、法学校)、官立(開成学校、大学東校、工部大学校)、聖公会・イエズス会系などの「学校」を渡り歩いた。国内外にかかわらず、個人レッスンもあった。東京帝大初代総長の渡辺洪基は千葉の私塾で医学、福沢の私塾で学び、第3代・8代総長の濱尾新は慶応義塾・大学南校などで学んでいることは象徴的。省や民間組織、学術機関、議員との垣根も低くてどちらかといえば、現在のアメリカのような生態だった。
私の学生の頃は「地元の公立を出て地元の大学」に行くことが最高の名誉だったから、進路希望調査でヘンな事を書いたら、職員室と進路指導室で呼ばれ、コンバートを強要された。拒絶すると教師・同級生・親から「いじめ」にあった。
今は週五で、民間のサテライトなんかもある。そもそも東大の柳川教授のように、テキストで独学して大検という資格認定を考えることもできる。でも、一方では「典型的な規制業種の教師の知的退廃ぶり・家父長制・タコ壺」はひどいんだろう、これは脈々と受け継がれている。全体主義は「いじめ」の原因のストレスを作る。
算数とか国語以外、文芸・スポーツはアウトソースにして、高度教育なんかも専門職大学院や専門学校、出入り自由の研究機関が社会的認知を向上させれば「いじめ」は抑制できるのだと考えます。あと解雇規制の緩和も。
言い換えというごまかし
(
hirata
)
2009-07-17 02:27:12
よくお店にいくと張り紙があって
「万引きは犯罪です!!!」
なんて書いてあるが、「いじめ」も同じでしょう。
「万引き」=「窃盗」と言えばいいだけです。
わざわざ泥棒に専門用語なぞ作るから、罪の意識が無くなる。
同様に「いじめ」はたいがいの場合「暴行」「恐喝」「脅迫」「傷害」「窃盗」を含んでいますから、事例ごとにそれを当てはめればいい。
教職員という戦後日本最大の「妄想教団」の妄言をとりあげて、子供がやってることだから、などといっているから
命を失ってしまう事態にまで発展する。
日本人はこうした「言い換え」による先送りや、誤魔化しが大好きな民族です。
都合が悪いことはあたかもそれがたいした事ではないように粉飾し、偽装し、隠蔽する。
こうした「幼児性」が矯正されないと、この国の「改革」など絵に描いた餅にすぎません。
「いじめ」などという言葉を疑いもなく使っている現状ではこの国に未来はないでしょう。
「麻生いじめ」の中川さんが・・・
(
pinnacle
)
2009-07-17 03:45:12
労働問題で池田先生の主張をそのまま採り入れたような主張をしています。実行できるだけの実力、状況が本当にあるかどうか、ですが。
中川秀直のmixi日記「中川秀直3大宣言」より
お父さんの正規雇用を守るために、パートのお母さんやフリーターのお子さんが
解雇されるような社会はもう終わりにしましょう。
非正規雇用を調整弁として正規雇用を安定化する終身雇用制度は改めるべきときです。
正規雇用と非正規雇用の格差のない「同一価値労働・同一賃金」の社会をつくります。
>非正規雇用の方を切り捨てて守ろうとしているのは、経営者の利益だけではなく、実は正規雇用の方の雇用であり賃金です。
>つまり、ひとつの家庭の中で、お父さんの雇用と賃金を守るために、お母さんのパートが切られ、新卒の子供が正規雇用につけないという状況が生まれているのだと思います。
>こんなことで、お父さんが首切りにあったらこの一家はどうなってしまうでしょうか。
>私はここ数年、正規雇用と非正規雇用の差をなくして、全員が職務給をもとに働くべきだと思っています。
>この制度への最大の抵抗は「自分は若いときに安月給で働いたのだから、仕事以上の給料をもらう権利が私にはある」と思っている中高年齢の男性正規社員の一部のみなさんです。
>しかし、それが青年たちの雇用を脅かし、日本社会全体を弱体化していることに思いを寄せていただきたいと思います。
http://nakagawa.temporarydomain.net/answer/?m=200901
Cowenの新刊本
(
strongaxe
)
2009-07-17 08:30:40
"Create Your Own Economy" をぼちぼち読んでいますが、逆に彼は、教育の人格陶冶効果(acculturationと彼は呼んでいます)をもっと重要視すべきだということを述べています。
本人の将来的な厚生のためにも、ある特定の「フレーム」(a particular mind-set)を身につけることが一番よいとしたら、教師と、同輩がいる学校教育がいちばん効果があるだろうということで。(p106-107)
教習所で学ぶようなことであれば、別に自宅で本を読んでみてもいいわけです。しかし、どうも人間は、本でも音声でもDVDでもない、生身の人間である「教師」と「同輩」がいる環境でないと、特定のモノの見方(=フレーム)を受容するくらいまで真剣にものごとを学ばないようにできているようで、そのためにも伝統的な学校教育というものは残るし、それを彼はEducation as theater という言い方で擁護しています。(p113)
日本では、教育における人格的なプレッシャーを減圧すべきという議論に人気がある一方、彼の国では逆のことをいうほうが「ラジカル」なのかな、などとぼんやり考えました。
Unknown
(
Unknown
)
2009-07-17 08:37:30
民主党の議員から意見や異論があまり出てこない党内ですごい「イジメ」があるんでしょうね。
「イジメられるから」なんて理由で犯罪者や犯罪行為を党ぐるみで隠し続ける政党があるなんて、教育の為にも、国の為にも良くありません。
党の体質が、このエントリにあるようにな性質なんでしょうね。
Unknown
(
pk-uzawanian
)
2009-07-17 10:11:40
中国の文化には、人間についての冷静な観察がありましたが、欧米の文化には宗教の価値観から来る「根源的な無理」があるのだと思います。
日本人は、それを範に社会を変えてきましたが、そうした欧米の矛盾が噴出しているのだと思います。
人間の観察に関しては、中国文化のほうが批判的思考が保たれ、バランスの取れた思想を生み出してきたのだと思います。
戦後の人間と戦前の人間の比較では、戦前の人間の方が良いと私は思います。
構造改革の福音
(
yasu
)
2009-07-17 10:39:51
先生が言われるように、日本は中間集団での拘束度や依存度が時間、質ともに大きすぎるかもしれませんね。「休日は会社の慰安旅行」」「上司とは家族ぐるみのつきあい」なんてのは考えようによっては異常かもしれません。秋葉事件なんてのも職場以外に人間関係を築く場を持たなかった事が悲劇だったように思います。しかし良くも、悪くも、この不況下で、正規雇用、終身雇用は崩れていますので、会社はただの生活費を稼ぐ所、という意識へ変わっていき、中間集団での拘束度は次第に小さくなっていくような気がします。また、学生でも、サッカーなどは部活でなく、指導体制の整っているクラブチームの下部組織に入る子が増えていますし。小集団から漏れた人達が参加する、ボランティア活動や個人の趣味のサークルのようなものも、これから少しづつ充実していくのではないでしょうか。新興宗教に夢中になるのは困りますが(笑)。しかし、中間集団での拘束力が大きい国はイジメも多いとのお話ですが、そうすると、右派、左派ともに、後生大事にしている日本的なるものが、必ずしも、美しくなかったという事ですね(笑)構造改革で、派遣社員が増え会社への忠誠度が落ち、個を大切にする傾向が強くなる事で、少しはイジメも減れば小泉、竹中改革にも結構、良いところがあった、と言えますね(笑)。
麻生さん、お疲れ様…
(
Hiz
)
2009-07-17 23:05:39
同意します。
私は、自民党は大嫌いになりましたが、麻生さんのことは、ある程度評価します。彼の最大の功績は、「国民生活や企業活動を妨害する法規制」つまり新たなネット規制、有害情報規制や人権擁護法案のようなものを増やさなかったことです。
ファシストまがいの勝手な主張をする最低な議員が闊歩する「名ばかり自由民主主義」に陥った自民党においては、これは素晴らしい功績です。
思えば、麻生さんが就任した時点で支持率最低、次の選挙では、どうやっても議席が減ることが確定していました。しかも、自民にはロクな議員が残されていない状態。どう考えても絶望的です。
悪いのは憲法に書かれた自由主義、近代法治国家のルールすら理解していないトンデモ議員たちなのであって、麻生さんは自民党内では、かなりまともな部類の人だと思います。だからこそ人気があったんです。
麻生さんに本当にお疲れ様、と言いたいです。
二度と自民党に投票する気はありませんが…。
Unknown
(
園田誠一郎
)
2009-07-18 23:44:48
中間集団全体主義とは鋭い指摘ですね。
日本特有の和を大事にする意識から起きている現象でしょうか?
その崩壊ということは和の文化が崩壊してきているということなのでしょうか?
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それが出来なくなった今,首相をいじめる.
変な構造ですね.
衆院には小選挙区で落選しても比例区で復活できるという「保険」があります。ですから、渡辺さんみたいに、小選挙区で勝てるという自信がない限り、どんな議員も自民党を飛び出すことができません。離党して民主党から出馬するには時期を逸してますしね。
私は、阿呆総裁でやる以上、自民党の衆院議席数が150議席以下になったほうがいいと思います。それくらいにまで減らさないと、自民党を再建できない。中途半端な負けは、落選した議員をゾンビー化させ、来年の参院選に悪影響を及ぼします。
また、いじめているのは自民党ではなく米国です。
敗戦国であるために、その変動を押し返すことができず、リスク負担の調整をすることが自民党の政策でした。
日本は、左翼と米国の二人三脚で踏み潰されている国なのです。リベラルは反米を装いますが、土着権力を否定する点では、米国の国益に沿った存在です。
ちなみに現代の大人ではプーチンやカダフィが好みだそうです。
建前上は与党が官僚の親分かも知れませんが、現実は与党が官僚の子分であるに過ぎません。しかも悪いことに、彼らには国民を虐めている自覚がありません。「これだけのことをしてやっているのだから、これだけ貰って当たり前だ」「俺達が愚かな国民を指導してやらねばならん」と思っているのですから困ったものです。
船が沈みそうな事態なのに船長に文句言ってるだけ、という人が多いような。国民がしっかりしてれば政府なんて適当で良いんだろうが、いじめてる側が被害者だと思い込んでいるとたちが悪い。
都議選の惨敗により、小選挙区で立候補する議員は、落選した場面で比例区での復活を考えるしかない状況に追い込まれています。しかし、前回の衆院選で、比例区で当選した議員をそのまま今回も公認すれば、小選挙区で落選した議員が復活する道が閉じてしまいます。よって、比例区で当選した議員には、立候補を辞退してもらうしかないのです。でも、自主的に辞退する人はほとんどいません。自分の小選挙区を持たない議員へのイジメは、阿呆イジメどころではないですよ。
これは、安倍内閣のとき、郵政造反組が復党したときからはじまっていることです。阿呆総裁は、そのツケを古賀さんに丸投げしたまま解散しようとしたのです。都議選で惨敗しなければうまくやれたかもしれませんが、もはや調整は無理です。古賀さんが役職を投げるのは当たり前です。
本予算を通過させた直後に解散すればよかったのです。選挙日が4月か5月なら都議選まで時間が十分ありますから、公明党の合意を得ることもできたでしょう。しかし阿呆総裁はサミットへの出席にこだわってしまった。
21日の週に解散するなら、自分の小選挙区を持たない議員をバッサリ切るしかないでしょう。その前に、イジメはどんどん大きくなるでしょうから、学級崩壊する可能性もあります。
非正社員の問題は、戦後からの長期経済成長が止まった(極めて緩やかなものになった)ことが原因でしょう。経済が成長していれば、雇用の調整は企業内で完結します。改正前の借地借家法と同じく、一度雇った正社員を追いだすことは企業にはできない。ところがここ10年を見ても分かるように、経済成長の弱い底支えはもはや外部環境のボラティリティを吸収できなくなっていますので、雇用を固定費にすることはもはやできなくなっているのです。そういった純粋に経済的な問題にもかかわらず、依然として「中間集団」を個人も政府も信用するから、非正社員の問題があたかも「いじめ」と同一視されメディアの感情論的な報道を生むわけです。
麻生氏の場合は「いじめ」でも何でもなく、「集団」がそれ自身生き残るために首長を変えようとするという、(サルの集団と同じく)動物的集団行動の一つでしょう。
バブル期以降の日本は、現在中国がやっているように漸進的に通貨を引き上げればほとんど問題なく調整をすることができたと思います。しかし、公的機関が市場に出てきて価格変動の安定化を図ると、米国金融産業が儲けることができません。偽ノーベル経済学賞もそれを思想的に規制する為に存在している制度的枠組みだと思います。
一度陥った均衡が低位なものであれ,そこから抜け出すことができないのは,誰もがレールから外れること(あえて異端児となって批判すること)を畏れる社会になっているからでしょうか.それとも仲良しこよし論理の日教組が強いからでしょうか.
面白い指摘ですね。
日本とは歴史も社会も違うイギリスでも学校でのいじめはひどいそうで、何かそういった日本との共通項があるのかも知れません。アメリカの学校はまたイギリスとはだいぶ違った印象があります。
どうやら日本の社会で幸せに生きていくためには、この「中間集団全体主義」から自由になれる立場にいることが重要だということになりそうです。(勤め人では苦しいかな?)
正しいいじめは、ほっておけば子供が自発的な群れ作成の中で身に付けられるものだそうです。ところが今は、大人が介入し無理にフラット化してしまうため、正しいいじめの訓練ができていない子供たちの間で無目的な「いじめ」が暴発し、恐喝まがいの犯罪までエスカレートするというわけです。
戦後、今もなお強まっている「子供の人格・主体性」を尊重した教育の弊害が、ここにもあるのかもしれません。
生意気言ってすみません。
安倍さんが阿呆総裁を庇うのは、自分が郵政民営化反対組を復党させて公認調整をむずかしくしてしまったと思っているからです。しかし、郵政民営化を強引に押し進めた小泉さんの責任のほうがもっと大きい。郵貯が財政投融資のリゾートにされていたのは事実ですが、それは公社化によって解決していたはずですから。
それでも古賀さんは、上手くまとめようとしておられた。本予算を成立させた直後ならやれたのです。検察もそれを予想して協力した。小沢さんの秘書が逮捕されたのは、たしか3月3日だったと思います。しかしサミットへの出席にこだわった阿呆総理が先延ばしした。15兆円の補正予算を組めば先延ばしができると思ったのですね。
サミットへの出席にこだわるなら、ダブルでやるしかなかったのです。小沢さんが代表を辞任したのは、それを阻止するためだと思います。ジャスト都議選二ヶ月前の辞任は絶妙のタイミングと言っていいでしょう。
小沢さんのコーディネート能力は高いですよ。民主党が羨ましくなりますね。勝ち目のない小選挙区の立候補者も、比例区での復活をめざしてがんばってますから。
自民党は、誰かが「悪人」になってバッサリやるしかないでしょう。私は、阿呆総裁が「悪人」になるしかないと思う。それが嫌なら任期満了選挙になります。その場合、現職の議員が今の立場でそのまま立候補することになる。小選挙区で落選した議員の比例区復活がなくなり、自分の小選挙区を持たない議員のほうが多くなるでしょう。そうなったら、来年の参院選も勝ち目がない。困るのは、そこまで考えて行動している現職の自民党衆院議員がほとんどいないということです。あまりに腐り切っているので、全員入替えたいくらいです。
>企業や学校などの小集団
学校は中間集団で、小集団? 中間なら小じゃないはず。それとも両立するのか。読んでいると混乱してくる。
そういうスタイルが普通になれば、会社も単に収入を得るための手段と割り切れるでしょう。先の「自閉化」じゃないけど、ネットであれリアルであれ、個人が複数の組織に属しそれぞれのフレームワークの中で最適の自分を「演じる」というとウソっぽく聞こえるかもしれないからプレーすればよい。
これまでの学校や職場と言った、お仕着せ且つ唯一のフレームワークだけに依存するのは非効率で危険です。過剰な人間関係に消耗し生産性は上がらず、時代の変化にも対応できない。強力な中間集団は合理的でもなければ、本能ですらないと思います。イジメに参加しなければ自分がいじめられる。進学しないと正社員になれない。正社員にならないと逆リスクプレミアを負わせられる…単にゲーム理論的な悪い均衡ですね。
小選挙区制で、マスコミをこういう状態にしていれば戦略的に負けですよ。自民党は。
長期政権を維持しながら、首相は短命なんですから。
どんなに首相を変えても駄目なんですよ。
問題はマスメディアにあるんだから。
一番悪いのは安部です。戦わなかったから。
日本のような米国の半保護国は、国営新聞や国営放送を持って、国の考えを広報しないと駄目です。
それから小選挙区制は日本に合わないと思います。
いじめは、ひとつの集団が個人を全面的に包摂するせいで起きやすいのであれば、学校でのいじめを減らすには、たとえば、課目に応じて、クラス分けを変えればいいんでしょう。小中学校で、一部の課目ででもこれをやれば、ずいぶん風通しがよくなるはず。
今の自民党、他人を切ればその分だけ自分が生き残れるといった、悪質なイジメが半年以上続いてます。こんなの、子供の教育によくないですよ。大人の政治家がこんなことをしていれば、学校でのイジメはなくならないですよ。こういうバカな大人たちを見ていると、最後のパンの一切れまでみんなで分け合って食べるといった、社会主義思想もいいんじゃないかと、子供たちに教えるとすればそちらのほうがいいんじゃないかと、そう思いたくもなりますね。ともあれ、日本のイジメ問題は、構造的な問題以前の、かなり低次元な問題だと思います。
ツタヤに行くと、どの店にも、棚にチェ・ゲバラのDVDビデオが1ダース以上置いてあるそうです。人気があるので、それくらい置いておく必要があるようです。それを聞いて、国民は革命を容認したのかもしれないと思いました。民主党が政権を取ると、次はパンチョ・ビラのDVDビデオが棚にたくさん並ぶのかもしれませんね。そうなったら、自民党は解体されてしまいます。
日本からはヒーローがでません。ライブドア堀江氏の件でもそうでしたが、マスコミは巧みな編集によって「民衆の中にいる悪」を作り出しました。民衆は皆愚民であり、天才などいるわけがないと皆心中では疑っています。歴史の中に偉大な人物はいても、今の日本にはいない。皆そう思っている感じがするのです。愚民でないにしても小人しかいない、と言う印象で世を眺めている人が殆どではないでしょうか。
その思いの中心は日本全人口に対する、全人口からの不信感であり、不信感を和らげるためにはどの人物も『中庸』を気取らなければなりません。中庸でないものは「ちゃんとしていない者」と見なされる。
つまり、日本人そのものが小人を生み出し小人を馬鹿にするシステムを作り上げていると思うのです。
上記はややこの記事のテーマと離れて見えますが、根本では同じ事だと思います。要するに違いを認めない。いざ違いを認めたかと思えば、今度は欧米的な均一化された個別主義や全体主義であったり、日本独自の個の尊重と言うにはほど遠いものがあります。
全く余談ですが、履歴書は手書きかワープロか、で今は随分意見が分かれています。数年前までは携帯と自宅電話で色々と就職の際にとやかく言われたそうで。
全く心のこもらない、お中元とやらも廃止の機運が高まってきている様子。これは遅いな、と言う印象です(それでもまだまだこの悪習は続くのでしょうが)。
「ちゃんとしていない者」というレッテルの中身を覗いてみると、それほどたいしたものはないように思います。実質に全く影響を及ぼさないがらくたで身を固めるのが「ちゃんとすること」らしく、そのためには嘘を平気でついてでも「ちゃんとしたこと」を強要されます。
そんな大人がいる社会で子供に「いじめなくそう」等と吹聴しても聞くわけがありません。
子供から言わせれば「お前が言うな」といったところでしょう。
乱文失礼しました。
私の学生の頃は「地元の公立を出て地元の大学」に行くことが最高の名誉だったから、進路希望調査でヘンな事を書いたら、職員室と進路指導室で呼ばれ、コンバートを強要された。拒絶すると教師・同級生・親から「いじめ」にあった。
今は週五で、民間のサテライトなんかもある。そもそも東大の柳川教授のように、テキストで独学して大検という資格認定を考えることもできる。でも、一方では「典型的な規制業種の教師の知的退廃ぶり・家父長制・タコ壺」はひどいんだろう、これは脈々と受け継がれている。全体主義は「いじめ」の原因のストレスを作る。
算数とか国語以外、文芸・スポーツはアウトソースにして、高度教育なんかも専門職大学院や専門学校、出入り自由の研究機関が社会的認知を向上させれば「いじめ」は抑制できるのだと考えます。あと解雇規制の緩和も。
「万引きは犯罪です!!!」
なんて書いてあるが、「いじめ」も同じでしょう。
「万引き」=「窃盗」と言えばいいだけです。
わざわざ泥棒に専門用語なぞ作るから、罪の意識が無くなる。
同様に「いじめ」はたいがいの場合「暴行」「恐喝」「脅迫」「傷害」「窃盗」を含んでいますから、事例ごとにそれを当てはめればいい。
教職員という戦後日本最大の「妄想教団」の妄言をとりあげて、子供がやってることだから、などといっているから
命を失ってしまう事態にまで発展する。
日本人はこうした「言い換え」による先送りや、誤魔化しが大好きな民族です。
都合が悪いことはあたかもそれがたいした事ではないように粉飾し、偽装し、隠蔽する。
こうした「幼児性」が矯正されないと、この国の「改革」など絵に描いた餅にすぎません。
「いじめ」などという言葉を疑いもなく使っている現状ではこの国に未来はないでしょう。
中川秀直のmixi日記「中川秀直3大宣言」より
お父さんの正規雇用を守るために、パートのお母さんやフリーターのお子さんが
解雇されるような社会はもう終わりにしましょう。
非正規雇用を調整弁として正規雇用を安定化する終身雇用制度は改めるべきときです。
正規雇用と非正規雇用の格差のない「同一価値労働・同一賃金」の社会をつくります。
>非正規雇用の方を切り捨てて守ろうとしているのは、経営者の利益だけではなく、実は正規雇用の方の雇用であり賃金です。
>つまり、ひとつの家庭の中で、お父さんの雇用と賃金を守るために、お母さんのパートが切られ、新卒の子供が正規雇用につけないという状況が生まれているのだと思います。
>こんなことで、お父さんが首切りにあったらこの一家はどうなってしまうでしょうか。
>私はここ数年、正規雇用と非正規雇用の差をなくして、全員が職務給をもとに働くべきだと思っています。
>この制度への最大の抵抗は「自分は若いときに安月給で働いたのだから、仕事以上の給料をもらう権利が私にはある」と思っている中高年齢の男性正規社員の一部のみなさんです。
>しかし、それが青年たちの雇用を脅かし、日本社会全体を弱体化していることに思いを寄せていただきたいと思います。
http://nakagawa.temporarydomain.net/answer/?m=200901
本人の将来的な厚生のためにも、ある特定の「フレーム」(a particular mind-set)を身につけることが一番よいとしたら、教師と、同輩がいる学校教育がいちばん効果があるだろうということで。(p106-107)
教習所で学ぶようなことであれば、別に自宅で本を読んでみてもいいわけです。しかし、どうも人間は、本でも音声でもDVDでもない、生身の人間である「教師」と「同輩」がいる環境でないと、特定のモノの見方(=フレーム)を受容するくらいまで真剣にものごとを学ばないようにできているようで、そのためにも伝統的な学校教育というものは残るし、それを彼はEducation as theater という言い方で擁護しています。(p113)
日本では、教育における人格的なプレッシャーを減圧すべきという議論に人気がある一方、彼の国では逆のことをいうほうが「ラジカル」なのかな、などとぼんやり考えました。
「イジメられるから」なんて理由で犯罪者や犯罪行為を党ぐるみで隠し続ける政党があるなんて、教育の為にも、国の為にも良くありません。
党の体質が、このエントリにあるようにな性質なんでしょうね。
日本人は、それを範に社会を変えてきましたが、そうした欧米の矛盾が噴出しているのだと思います。
人間の観察に関しては、中国文化のほうが批判的思考が保たれ、バランスの取れた思想を生み出してきたのだと思います。
戦後の人間と戦前の人間の比較では、戦前の人間の方が良いと私は思います。
私は、自民党は大嫌いになりましたが、麻生さんのことは、ある程度評価します。彼の最大の功績は、「国民生活や企業活動を妨害する法規制」つまり新たなネット規制、有害情報規制や人権擁護法案のようなものを増やさなかったことです。
ファシストまがいの勝手な主張をする最低な議員が闊歩する「名ばかり自由民主主義」に陥った自民党においては、これは素晴らしい功績です。
思えば、麻生さんが就任した時点で支持率最低、次の選挙では、どうやっても議席が減ることが確定していました。しかも、自民にはロクな議員が残されていない状態。どう考えても絶望的です。
悪いのは憲法に書かれた自由主義、近代法治国家のルールすら理解していないトンデモ議員たちなのであって、麻生さんは自民党内では、かなりまともな部類の人だと思います。だからこそ人気があったんです。
麻生さんに本当にお疲れ様、と言いたいです。
二度と自民党に投票する気はありませんが…。
日本特有の和を大事にする意識から起きている現象でしょうか?
その崩壊ということは和の文化が崩壊してきているということなのでしょうか?
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません