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東方中毒患者の戯言 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-07-16 児ポ法改正に思う このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

これはひどいタグ覚悟でガシガシ書く


児ポ法改正がとりあえず今国会で成立しない見通しとなった。

あくまで今国会で成立しないってだけで、結局総選挙後の次国会再審議となるのが目に見えている。

そもそもこの議員立法は2007年段階で既にアメリカからの外圧があって、今回のイギリスエロゲ騒動を皮切りに一気に進展したものだ。

サミットでとりあえず自民民主の合意(単純所持禁止のみではあるが)を手土産に持って行ったものの、新政権になればツッコミが入るのは

ほぼ確実と思われる。次のサミットである9月半ばまでが一番危険である。


とりあえず、2ヶ月の猶予ができたわけだが、とにかくやらないといけないのは世論を動かすことだろう。

世論を動かすというのは周囲の人を動かすと言うこと。 自分の親類や職場の人を動かさないと駄目。

問題は反対論者が周囲を動かすことを諦めていること。 

理論武装の仕方を覚えたところで、おまえの言ってることはおかしいと思われたら即アウトだ。

もし親戚達を説得するなら「児童ポルノが蔓延するのは反対だが、この法律はおかしい」と主張すべきだ。


そもそも、児ポ法改正反対はあくまで法律の不備の主張から行われないといけない。

表現の自由とか、本が規制されるというのは副次的な物であることをきちんと主張しないといけないのだが

それらを混同して論じている人が多すぎるために「自分の趣味を守りたいだけの人」と思われている。

なぜか、反対論者があまりに現状を理解していないし、改正案の全貌をきちんと理解していないからだと思われる。


児ポ法改正についてはすでに纏めサイトが大量にできているわけであるが、

おたく達の被害者意識が先に出ているため、まともな議論が成されていない。

特に児童ポルノの定義についてが厄介で、たとえば自民案では現状過去の判例主義に基づくものから定義が変わっていないにも関わらず

あたかも改悪されているかのような主張が成されている。

はっきり言うが、今現在流通している出版物の類でも猥褻物陳列罪などでの検挙は可能である。


家族の写真が猥褻物とされるか否か。

これについては以下リンクを参照されたい。

http://www33.atwiki.jp/07news/pages/14.html

このように実の親が子供の写真をポルノ目的で撮影するケースもあるわけで、実は猥褻物かどうかは都度判断しないと

問題があることを理解されたい。 

ジャニーズに関しても同様で、性的強調が行き過ぎているなら規制されるのはやむなしであるが、実際テレビ制作側が

逮捕されているわけではない点注意されたい。 

囮URLとキャッシュについては、自分意志の所持続行の定義があれば問題はないと思われる。


つまるところ、反対する以上は反対する法律の全容をきちんと把握した上で語らないと

議論の土俵にすら上がることができないのである。

その上で社会的コンセンサスを得るための口実を持ちながら抵抗するべきだ。


その点を無視した上で反対論者の意見は通ることはない。

今回はあくまで幸運なのである。

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2009-06-26 問題はどう戦うかだ このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

児ポ法関係のエントリを書いたら変な批判が来てる。

ここで多いのは規制を少しでも受け入れたらすべてがなし崩し的に規制されてまるで

暗黒時代でも来るかのような言説が蔓延していることだ。

だが、実際問題として規制が強化されるのは避けがたいし、これから幾つかの会社や法人が

規制に動き出すのは避けられないことだと思う。 


問題は規制に対して我々がどう動くのかだ。

規制されたから反対しようとか、表現の自由はどうなるとか言っても、

そもそも表現の自由は公共の福祉があってこその事だから、そこを突かれたらあまりに心許ない。

だから法の欠陥を突く形の反対運動もやる必要はあるが、同時に我々が現状を反省して

妥協点を提唱しないといけないだろう。


私はたびたびこのままでは世間が納得しないと書いてきたが

今、ソフ倫の自主規制問題での反応を見る限り、世間へのコンセンサスを得ることはまず不可能と考える。

今のままでは「キモオタどもが自分たちの変態趣味が無くなるのを防ごうと思ってる」としか

思われていない。 

ここで言う世間とはもっともパブリックな物だ。 マスコミ印象操作に支配されたと言ってしまえば

気分は楽になるが、多くの年配の人は実際そんな程度にしか思っていない。


すでに前回指摘したことだが、二次元エロが既に一般人が目につく場所にまで出張っているのである。

秋葉原と言えばメードカフェと言われる有様で、ゲームを知らない一般人が秋葉原をどこか風俗街みたいな

いかがわしい場所であるというイメージで見ている。

この事実に対する反省と対策を取らない限り、コンセンサスを求めるのは実質不可能ではないだろうか。


従って我々は世間のコンセンサスを求めるための自己規制を正しく行わないといけない。

ソフ倫の自主規制はその中の例ではあるが、どう見ても場当たり的な対応で、逆にソフ倫脱退メーカーを

生み出しかねないような展開である。

まず、やらないといけないのはゾーニングを徹底することだ。 これはどこでも言われていることだが

少なくても秋葉原の条例で、二次元エロに関する路上での販促活動を禁止させるべきだ。

それを我々が発起人となってやるのである。 他人の圧力でやっては駄目だ。 

あくまで世間に自浄能力を見せるパフォーマンスでなくてはいけない。


同時に販売方法も再検討するべきである。 そして今は非常に便利なカードが出回っているのにお気づきだろうか。

TASPOだ。 TASPOはタバコを買うための認証カードだが、同時にこれは所持者が成人である事の

証明になる便利なカードである。 これを身分証明の代わりに利用できないかと考える。

TASPOは現在、失敗ではないかと言われている最中である。 それを我々が再利用したら面白い事に

なるのでは無いだろうかと考える。


もう一つ忘れてはいけないのは、女性向け漫画も規制対象に加えてしまうように運動してしまうことだ。 

これは危険な賭に見えるかも知れないが勝算はある。

フェミニスト団体を自称する団体が図書館にレディスコミックを置かせようと圧力を加えた事件をご存じだろうか。

そして未成年エロはそれこそたくさんある。 酷いやり方だが、片っ端から告発するのである。

このやり方なら、フェミ団体が自分がやっている運動の帰結が見せることが可能だ。

自分たちの愉しみもつぶしますがいいですねとする位でよい。 そこから妥協点を引き出すのも戦い方だ。


上記は一つの例であるが、少なくても実効性があるゾーニング手法を提案できない限り未来はないと考える。

規制を嘆くのは簡単だが、署名活動だけでどうにかなるとは考えにくい。

出来そうなことを提案して実行するべきである。


一応署名も必要なのでこちら

架空創作表現規制禁止の法制化を求める署名

http://www.shomei.tv/project-1025.html

創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志

http://www.savemanga.com/

丸山熊丸山熊 2009/06/29 19:59 今回のエントリィを眺めていて、気になったので過去の事件を調べてみました。

内容が似た事件
チャタレー事件
沙織事件
四畳半襖の下張り事件
松文館裁判
悪徳の栄え事件

この手の問題は、今になって始まった話ではなく、調べてみると『ある意味』昔からある問題なんですね。
(表現の自由に関する内容や裁判の話などかなり資料も集めやすいです。)

近々だと沙織事件でしょうか。
沙織事件でソフ倫が出来てブレーキを掛けていく筈だったのが、今回は外圧団体の横ヤリ喰らって過剰反応。本来なら『表現の自由』を盾に多少なりともなんとかなったところが、外圧団体が後ろ盾に付いてもりもりしてしまい、ザルとはいえ法律で規制が入ってしまう流れかな?

ただ事件(?)から法律の審議までのスピードが、やや速すぎる感もある。
という事は、予め用意されたシナリオなんじゃないか?と仮説する事が出来るかもしれないですね。

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2009-06-19 エロゲ?どんどん規制して良いよ(ただし自主規制で) このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

巷ではエロゲの規制とかで色々議論になって居るんだが、

こんなこと、毎度毎度同じように売り手が調子に乗って無茶をする→規制の黄金パターンじゃないかね。

第一、おかしいと思わない?

エロゲの広告が町のど真ん中に鎮座している秋葉原の姿をさ。

売り手が調子に乗って消費者がそれを支持したからあの姿になったわけで

ゾーニングがどうとか議論している暇があるならそっちをなんとかしろと言いたい。

それを見た外国人がびっくりして外圧がかかるのも当然なんだよ。 あの有様では。


そういう現実を忘れて俺たちを規制するななんてちゃんちゃらおかしい。

まず自分たちに枷を付けて世間様に我々はしずかにやりますのでお目こぼししてくださいと言えばいいだろう。


ただ、法で規制してしまうのはまずい。 単純所持禁止とかこの辺の問題については

きちんと分かっている先生方に任せるとしても、濫用されるか有名無実化するかの二択しか無くなる。

別件逮捕のネタにするくらいしか仕様用途がないのではないのかな。

ただ、そういってもここまで野放しでやりたい放題やっていたらクソ法律だって成立する口実ができちまう。

だからこっちとしてはきちんと自主規制をして法整備しなくてもうちらでやりますときちんと意思表示をすればいい。

すべてはこれからだよ。

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2009-05-26 イベント主催の苦悩 自分の苦労も知らないでと思ってしまうワケ このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

2009/5/26注釈を追加

最近とんでもない頻度で東方オンリーイベントが開催されている。

中には大丈夫なのかと思えるようなイベントもあり、混沌とした状態だ。

だが、彼らにも彼らの事情はある。


半年前になるが世代間断絶の話になったときにちょっとした違和感があった。

同人イベントではすべての人は参加者という建前がある。

だが実際イベントがどのように行われているかについてはブラックボックス化されており

その実態はあまり見えてこない。

これは特に収支報告の点で顕著だ。 つまり運営側はトントンで運営していると言っても

根拠が見えてこないのである。


そこで今回はイベンターさんの話を聞いた中で書ける範囲でかいつまんでイベントで何を想定するのかを

紹介しようと思う。 もちろんこの辺は伝手で聞いたような話だから、あまり過信されても困る。

イベンターさんがどの辺で苦労するのかわかることで、参加者はより参加者たる存在になるのではないかと思う。


イベントの会場を借りるときからイベンターさんの戦いは始まっていると言っていい。

イベントを開催しようという話は割とその場のノリで決まるが、実際開催する場合は事前の段取りが必要だ。

まずイベンターさん各位に連絡を取る。 近辺で大きなイベントはないか、開催して問題ないかを確認するためだ。

この段取りが抜けたために例大祭とかぶってしまって潰れてしまったイベントがある。


イベント会場を借りるためには、知り合いのコネで会場を法人格で借りてくれる人を探す場合が多い。

つまり、イベントでトラブルが起こった場合は名義を貸した人に最終的に迷惑がかかるのだ。

この辺も覚えておいた方が良いことかも知れない。

この段階で想定される入場者数と規模も決まる。 同時に主催さんはイベント開催に必要な人数を集めはじめる。

ここでイベンター各位の連絡が生きてくる。

イベント界隈は一種の相互補助システムで、たとえば昨年の例大祭ではコミケットのスタッフが応援に駆けつけてくれた。

イベントにおいてはやはり経験がものをいう。 経験者が列整理するだけで効率は数倍になる。


一方で主催さんは告知のためのチラシを絵描きさんに頼むことになる。

自分で書ければいいのだろうが、もちろん原稿料も発生する。 また刷るための費用も発生する。

ここから主催さんの営業活動が始まる。 各種イベントに出向いてチラシを撒くのである。

これもイベンターさんへの根回し、周知の為である。*1


一方で、イベント開催に当たってもう一カ所行かないと行けない場所がある。

それが警察署だ。 これもイベント開催が決まったときに同時進行で行う。

あまり想定したくないが徹夜組などによる迷惑行為を考えないといけない。*2


イベント告知用ホームページやオンライン受付も同時進行で始まる。

このとき、様々な環境を用意してデバックが必要となる。

財務書類を用意してサークルスペース代をプールする必要もある。

サークルの案内状も必要となる。 これも経験者が居ると案内状の文言も洗練されるようになる。


ここでようやくカタログの準備となる。 サークル配置先も決める必要があり、それは経験と勘がものをいう。 

カタログの編集も相当時間かかる。 ある程度文言がテンプレ化することが望ましい。

編集作業も規模によるが数週間かかる。 作る方は本一冊作るわけだからとんでもない手間となる。

カタログを通しての啓蒙活動も載せないといけないためそのコストは割高になる。*3

追記:最近カタログの啓蒙部分をきちんと読まない人が増えているという話を聞く。 CD−ROMカタログが殆ど開封されていないという話を聞いている。

   新規参入者にとってはカタログがチケット程度の扱いにしかなっていないのかもしれない。


開催前の事前の打ち合わせをしつつ、各種機材類の準備がいる。当然それを置くスペースもいる

カタログの当日販売分もあって幾つか倉庫なり部屋を借りないといけない。

追記:この点については一部事実誤認 例大祭の場合見本誌などを保管するための場所を借りているとのこと

輸送代もバカにならない。 レンタル代金も洒落にならない額となる。

名札類やパネル類、POP類を作成 救急用具などの準備なども行う。 もちろんここに費用が掛かる

ここで分かると思うのがイベントは会場を借りる費用だけでなく恐ろしく雑費が掛かるのである。

例大祭ではさらに、警備員を雇ったための人件費までかかる。

彼らの打ち合わせのための日数もあるので実際に雇う期間は思った以上に長い。

当然彼らに給料を出すしかない。 恐ろしいことになるだろう。


運営は徹夜組もある程度対処しないといけない。 とある運営さんは前日のパトロールでほとんど一睡も出来なかったと話す。

イベント時にグロッキーになるのはもってのほかだが、そうなるのも当然のことかも知れない。

徹夜組は運営のコスト増加に貢献していることを認識すべきだ。 彼らを取り締まるためにほかの参加者がそれぞれカタログ代の形で

100円位は負担していると考えても良い。 *4


イベントが終われば終わったで打ち上げがある。

これまで参加してくれたスタッフの分ののみ代は払わないといけないだろう。

スタッフの報酬はこれだけである。 本当に割に合わない。

ここまでやって収支計算となるが、結果的に持ち出しの方が増えて痛い目を見るケースが誠に多い。

どうにか黒字に持って行ければいいがその場合は次回にプールされる。

主催さんはほかのイベント関係者に祭り上げられることも多いので(悲惨すぎる)

主催はかなしいかなその手間暇の割に、報酬どころか損をするケースが殆どだ。*5


ここで考えてみよう。

主催側にとって成功とは大きな事件がなく運営できたことを指す。

大きな流れの中では参加者が快適にイベント参加するよりはまず大きな事件が起こらないことが重要となる。

なにしろそうなった場合、イベント開催に当たって名義を貸した法人に迷惑が掛かるだけでなく

同じ会場を借りた別のイベントに迷惑が掛かりイベント界隈から追放の憂き目にあう。

こうなったら二度と主催はできないばかりか長年培ってきたコネまで失うことになる。


だが、実際のところ参加者にとってすれば、費用をかけて手間暇かけて会場に行ったのに満足に物を買うこともできず

サークルと満足に交流できなければ不満がばかりが貯まっていく。 サークル関係者やイベント当事者は自分の苦労を知らないでと

思っているから「お客様意識」の名前でそれらの意見を封殺してしまう。

かくしてそれらとギャップが開くばかりなのだ。 


主催さんがイベンター各位に連絡をとるで分かると思うが、つまるところ主催はイベント関係者とコネがある人物でなくてはいけない。

これがイベント界隈と言われるある種の閉鎖性を生む。

たとえば収支報告ができないのもそのためだ。 収支報告で仮に大きな黒字が出たら、その人物に対する妬みとやっかみが襲いかかってくる。

酷いケースだと内ゲバみたいなことになる。 そういう場面もそこかしこで行われているのが実態だ。

*6


参加者はここまでの事情を知っておく必要があるかは置いておいて、ギリギリの範囲内で書いてみたが

当然もっと想定しないといけないことはあってこれではとてもじゃないが足りないのが実情だ。

同人はいる人みんなが参加者だという建前を貫くならこうした事情はもっと公開されてしかるべきだと思う。

当事者意識を持てと言うならお互いが歩み寄らないと駄目だろう。

誤読している人がいるみたいだからはっきりさせておくけど

運営さんたちは好きでやっているとはいえ大変な思いをしていることは理解して欲しい。

*1:追記:原稿料はボランティアだから支払う義務がないって言うのは結構だがそれを一般化していいものか また、イベント関係者は主催だけでない 周知するには営業活動がいる

*2:やってるイベンターさんやってないイベンターさんあるが、言うと言わないで全然違う

*3:追記:ここでのコストは手間としての人的コストなど 当たり前だがイベントの規模による

*4:追記:もちろんやってないところもある

*5:誤読している人がいるけどスタッフは好きじゃないとやってられない

*6:コネがない状態でもイベントをやれないわけじゃないけど、ノウハウ伝達が出来てないから混乱しやすい

InuInu_for_WriterInuInu_for_Writer 2009/05/27 18:41 なんか場外乱闘している人がいるけど、こちらとしても伝手で聞いた話だから詳細が多少間違ってても容赦してもらいたいものだ。
この事情はなしは東方イベントの話ではあるけど、主催さんが色々な部分で苦労しているのは間違いないことでどうにかして全否定しようとするのはどうかと思うんだ。
あと意図した誤読が酷い。 警察と警備員を交えて会議するなんて言ってないし、わざわざその部分に拘泥してどうにか叩こうとしているようにしか見えないのよ。
文句があるならこっちに書けばいいと思うんだけどね。 
あと、根回しはやってるのとやってないで後々大変なことになっても助けてもらえるって話は良く聞くね。 
上記で書いていることはやらなきゃいけないことじゃないけど、これだけのことをやってるところがあるくらいは知って欲しいと思う。

kk 2009/05/27 21:44 これに噛み付いている人って多分最近イベンターをやり始めた人でしょう
そして多分ブログ主さんが聞いた人は古株さんだと思います。
自分はやってないから間違いと主張している人はリスク管理をどう考えているのでしょうか

余計なお節介だとは思いますが余計なお節介だとは思いますが 2009/05/27 21:51 場外乱闘とおっしゃっられている、その対象と思われるBlogも見ていますが、全否定なんてしてないと思いますよ?
きちんと、正しいと思うところはそう書かれていると思いますが。
文章に乱暴な部分もあるとは思いますが、冷静になってから、もう一度読み返してみる事をお勧めします。

それと、お節介ついでですが、こういった文章で追記をした場合は、追記した箇所が分るようになっていた方がベターかと。
そういった所で、余計なツッコミを入れられる場合もあると思いますので。

gtk042gtk042 2009/05/28 17:10 > こちらとしても伝手で聞いた話だから詳細が多少間違ってても容赦してもらいたいものだ。

だとすると、おそらく聞く相手を間違え過ぎたか、または聞いた話を曲解されているかのどちらかと思います…
というわけで、以下ツッコミ。

まず「原稿料」云々の話。既に各所でツッコミが入ってますが、描いてくださった方に何らかの謝礼をお出しすることがないわけではありませんし、うちも何らかの形で出してます…が、『原稿料』という形で現金で支払うというのは相当のレアケースというかほとんど聞いたことがない。つーか現ナマで渡されて一番困惑するのは作家さんじゃないかなあ…。

> ここから主催さんの営業活動が始まる。 各種イベントに出向いてチラシを撒くのである。
> これもイベンターさんへの根回し、周知の為である。

他のところでも書きましたが、チラシをまくのはあくまでもサークルさん向けのアピールが主です。他の催事関係者へのアピールまたは調整はそれよりずっと前に終わってないといけません。というかチラシまいてる時点で他団体との調整とかは全部終わってないとおかしいでしょ? チラシをまく、という時点で会場も日程も動かせない段階ですぜ。

> これまで参加してくれたスタッフの分ののみ代は払わないといけないだろう。
> スタッフの報酬はこれだけである。 本当に割に合わない。

これじゃ、スタッフ参加者は飲み代ほしさにスタッフ業務やってる、とおっしゃっているように取れますが、これ、わしらのような立場からは大変な侮辱です。
謝罪と賠償は要求しませんが、認識は改めていただけるようお願いします。読んでいて一番ムカっ腹が立ったのは実はここです。

kk 2009/05/28 19:47 飲み代が欲しいからやってるんだろうって思うのは曲解しすぎだと思う。
皆苦労してどうにかイベントを成功させても飲み代を捻出するのが精一杯ってはなしでしょう。

doushindoushin 2009/05/28 23:40 まあ「飲み代くらいしか払えなくてごめんね」という、嘘偽りのない気持ちで書かれたのだろうと思います。ただ、それが「自分の苦労も知らないで」というタイトルで書かれていることと、「報酬はこれだけ」の「報酬」が何を意味しているのかということとで、かなり文章が歪められていると感じます。

スタッフをやられている方からすれば、誤解を生みかねない・真意を測りかねる文章に、疑問を感じずにはいられなかったのだろうと存じます。

swimswim 2009/05/29 07:26 ほかのエントリを含めて読みましたが、スタッフの人ってこういう人ばかりなのですか?
おまえの言うことは間違いだ俺が正してやるとばかりに上から目線で教えようという考えもない。
はてブの内容を見てもそうで、ある種の特権意識すら見え隠れします。
2ちゃんねるの同人イベント板でも指摘されていましたがあながちここの内容はあながち嘘ではないみたいです。
こんな調子では参加者同士でわかり合うなんて到底できそうもないです。

swimswim 2009/05/29 08:00 gtk042さんへほかのエントリで原稿料を払わないといけないという誤解を生むのが嫌と申されていますが
あなたの言い方では絶対他人に理解してもらえるとは思えません。 
あなたの言い方は基本的にすべてを否定して自分のルールが正当だと主張しているに過ぎません。
報酬というのはたとえばサークルスペース確保で便宜を図るとかチケットで払うとか様々の筈です。
報酬=お金と早合点してあちこちにかみついている様は呆れます。

ただ、このエントリは一見参加者と運営者でわかり合いましょうという体裁を取っていますが
別の意図が見え隠れしているように見えます。
たぶんそれは、ブログ主がおっしゃるイベント界隈へのコネがなければイベントをやるなと暗に言っていることです。 違いますか?
チラシまきがほかのイベンターへの公知を狙っているという話はそこから来ているのではないですか?
このエントリに憤慨している人はたぶんそのイベント界隈に属さずに単独でイベントを開催している人に思えます。
つまりこのエントリで起こっているのは大規模開催者と小規模開催者 さらにジャンル間の軋轢の縮図です。
そしてgtk042さんが誤解と指摘している部分を敢えて直していないところを見ると、考えを曲げないのではなく
最初からそれを突っかかることも狙った煽り文だと思います。
突っ込みを入れれば、自分の立場を示さないといけない。 それこそこのエントリの真の目的と見ました。
既に一人気付いている人がいるみたいですけどね。

通りすがり通りすがり 2009/05/30 10:06 普通に読めば美談なのに
勝手に変な解釈をした奴らがよく釣れるな

通りすがり通りすがり 2009/05/30 12:45 勝手に変な解釈が出来てしまう内容という時点で
文章そのものとしてどうかと思う。

とりあえず
これは例大祭の例だろうけど
例大祭のやり方が、大多数の同人誌即売会のやり方に比べて特殊だということは頭に入れたほうがいいと思う。
どっちがいいか悪いかという話ではなく。

うーんうーん 2009/05/30 20:59 悪文だから云々じゃなくてわざと人によって解釈が変わるように書いてるっぽい
多分普通の読解力がある人なら気づいてくれるし
逆に疾しい事があったり参加者を見下している人が勝手に怒るように書いてる。
最初から自分の意見を通そうという意図はきっとなくて
反応した人を見た一般人に向けているんだろうね。

多分ブログ主はこの状況を見て内心笑ってると思う。
気づいた人だけ参加できる茶番劇だな。

うーんうーん 2009/05/30 21:18 追記
きっとこの人はアマチュアリズムに懐疑的
お金が絡むならプロ志向を求めてる。
はてブで自分が買えないから徹夜組はダメだろうとかレッテル貼りすると本質を見失うね。

これはひどいこれはひどい 2009/06/02 09:37 同人界隈の程度が知れるブログだな
内容もコメントもはてブの内容も腐ってやがる
お客様意識って言ってる奴はプロにはなれんな

2009-05-13 現実を見ようぜ このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

半年前のエントリにコメントがついているので最近起こったことを踏まえ

ちょっと書いてみる。


博麗神社例大祭について

前回のような問題も発生せず上手い運営が出来たが、来場者は前年比から殆ど増えていない状態となった。

会場スペースは大きく増えたので来場者当たりの面積が増えた結果混雑が回避された。

もちろん時期的な問題や、不況の影響もあるのだが、前年の問題が尾を引いていたのではないかと思っている。

決算はどうにか黒字という噂を聞いたが資金的に危ない運営は避けて欲しいところ。

機材の置き場のためにわざわざ部屋を借りるなど裏で苦労したことはもっと明かしても良いと思う。


サークルのお客様意識について

半年前のエントリだが、少し訂正 イベント運営側に対してもお客様意識があると言わざるを得ない。

完全にお客様意識の階層連鎖が起こっている。

本当に参加者たる意識があるなら運営側も手伝うとか何かしらアクションを起こした方が良いところが多数。

当事者意識を持って行動しましょう。 少なくても運営の邪魔はしないようにしようよ。


ピュアな同人意識でイベントを開催しようとしている人もいるのだが

重要なことは混乱無く運営することであって金儲け云々は本当は問題ない。

何やるにもお金は必要、デフレーションありきの運営は危険すぎる。

ある程度経営者的な発想を持ち合わせないとイベントの成功をみることはできない。

怖いのはイベント主催と参加者の意識の差。 目の当たりにしたけど本当に背筋が凍る。

あと、イベントが金儲けになるから安くやろうって考えている地方イベントがあるけど

きちんとスタッフの経験値稼がないと絶対破綻する。

紅月の宴や例大祭でさえあの有様なんだ。少数精鋭の博多東方祭もベテラン揃いだったのにあの調子だ。

混乱起こすならイベントやるな ってことだろと怒ってる人がいるけど

その通りだ。 混乱のせいで何個会場が借りられなくなったと思うんだ。

もう一度言うけどピュアな同人根性はイベント開催のセカイでは邪魔なだけだ。


コストダウンについて

不況の影響で東方の二次創作もバブル崩壊が始まっている。 

すでに大手サークルの売れ残りが問題になっている。

イベントに参加した人は気付いているかも知れないが既刊が結構サークルに置いてあったのを覚えていないだろうか。

これから、表現活動をするに当たってWeb中心しかないと思っているところが増えている。

本にこだわることは悪くないが、現実がそれを許してくれなくなってきた。

今、このエントリを改めてみるとバブルに踊ったときとバブルが弾けた後で印象が大きく変わっている事だと思う。


しかし同人=ピュア 企業同人は悪とか変なことを言う人は多い。

ピュアかどうかは問題じゃないよ。 問題は活動を続けられるかだ。

活動し続けるには金がいるんだ。 だから金儲け主義がいけないんじゃない。

ある程度金が入るようにしないと厳しいって言いたいんだ。

結局、本が売れなくなって活動が続けられなくなったって言う人がたくさん出てきて

私はとてもかなしいよ。

-R--R- 2009/05/27 05:33 東方の二次創作もバブル崩壊 と言いますが、そもそも同人誌即売会において
バブルという物がおかしいと思いますが。 各サークルによって考え方は違うでしょうが
本来の同人誌即売会の理念は、本やグッズを売り「儲け」を出す場を提供する物ではないはずです。

確かに活動するにはお金がいります。ですが売れ残りが出て活動が続けられないというのは
発行部数の調整の甘さや、そもそもそれで活動出来なくなるというのは自分の背丈にあって
いないからという部分が大きいのではないでしょうか?

売れないからとそのジャンルから撤退して行くサークルが増えれば
そのジャンルが好きだから参加するというサークルのみが残り
本来の即売会の理念に沿った物になっていくだけの事だと思います。

y_arimy_arim 2009/06/02 11:02 こんにちは。「半年前の記事」にいろいろ突っ込みを入れた人間です。
最近こんな文章を発掘したので、ご参考までに。1990年のものです。
「少女たちは楽園をめざす 」
http://www.st.rim.or.jp/~nmisaki/works2/rakuen.html
アニパロやおいブームでコミックマーケットが急速に規模を拡大した時期の文章なのでやおいに関する内容が多いですが、「第2章 共通世界としてのパロディ」はここで言われる「ピュアな同人根性」の問題を扱っており、示唆に富んでいます。20年も前から延々と続いていたのですね、この話。

InuInu_for_WriterInuInu_for_Writer 2009/06/05 23:28 こんばんはご無沙汰しております。 ご紹介有り難うございます。 
紹介いただいた記事ですが、確かにこの辺の問題は20年前から論じられている話ではありますが
ここに書いている結論を読むと、お金が絡むことは経済活動が絡む結果起こることで仕方ないって
結論づけているんですね。 ただ、これが書かれた時代背景をきちんと考慮しないとおかしな結論になります。
このままだと「昔でも同じようなことが語られているのだから議論する必要はない」読めてしまいます。

しかしながら現在表現活動における同人を取り巻く環境が大きく変わっています。
有村さんがご紹介していただいたサイトで書かれた時代と現代で大きな違いがあるとしたら、それはコストです。
デジタル化によるコスト削減、DTPの普及による印刷コストの削減が起こり同人の世界にチープ革命が起こりました。
その最たる例がニコニコ動画だと思います。 今まで高コストでできなかった動画制作がローコストになったからこそ
あのビジネスモデルが成り立つのです。
同人の世界も同様に見えないながらチープ革命が起こったからこそ、同人への参入者が大きく増えたとも言えます。
これまで本を出すにはどうしてもコストがかかった、故にコスト回収のために皆でカンパし合ったが
その額が小さく分散化してしまうと、それに対応した考え方へシフトできた人と出来無かった人で軋轢ができるのは
当然だと思います。

この事象を同人の精神論で論破するのはすでに限界に達しているのではないかというのが私の持論です。
バカボンのパパだからパパなのだと言っても、もはや今の人たちにきちんと理解できるとは考えにくいと思います。
今度機会がありましたら話しませんか?

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