改訂日:2008年12月19日
K-1インターナショナルルール第1条試合場
- 試合場は、6.4メートル四方以上、4本ロープの四角形のリングを使用するものとする。
第2条試合用具
- 選手は、両手に主催者が用意した規定のグローブを着け、原則として規定のファウルカップ、マウスピースを必ず着用すること。なお、ファウルカップおよびマウスピースは、選手が用意すること。ファウルカップに関しては、装着に不備が起き易く構造的に不完全な市販のカップの着用を禁止し、主催者の指定する公式ファウルカップを着用する事を義務付ける。選手側がこの義務を遂行しない場合、アクシデントによる不利益に対する優遇措置を享受する事は出来ない。また、選手が公式ファウルカップを装着せずに各自で用意したものを使用し、アクシデントによりこれが破損したり、再装着等で競技の運営に支障をきたした場合、厳しいペナルティーを科す場合がある。
第3条階級
- グローブは、各階級ごとに以下の通り定める。
フェザー 級(60kg以下)・・・6oz
ライト 級(65kg以下)・・・8oz
ミドル 級(70kg以下)・・・8oz
ライトヘビー級(85kg以下)・・・10oz
ヘビー 級(100kg以下)・・・10oz
スーパーヘビー級(101kg以上)・・・10oz
第4条試合方法
- 第1項
- 試合は原則として
- ワンマッチ
基本的に3分5ラウンド、もしくは3分3ラウンド、延長戦最大3分2ラウンド。
但し特別ルールとしてこれ以外の形式になる場合がある。 - トーナメント
3分3ラウンド、延長戦1ラウンドとする。但し、決勝戦のみ延長戦2ラウンドとする。 - マストシステム
マストシステムとは、ジャッジの採点において必ず優劣(勝敗)をつけることをいう。
K-1の競技において引き分けを廃止することを目的とし、それぞれの試合の最終ラウンドでこのシステムを採用するものとする(ただし選手育成を目的とした3分3ラウンド制の試合は引分けの裁定もありえる)。この場合の採点は、最終ラウンドのみを採点し、たとえ微差でも優劣をつける採点を取る。なお、ここでいう最終ラウンドとは以下のことを指す。 - 3分5ラウンド制のワンマッチにおいては、第5ラウンド。
- 3分3ラウンド制のワンマッチにおいては、延長戦最終ラウンド。
- トーナメント決勝戦においては、延長戦第2ラウンド。
- トーナメントの決勝戦以外においては、延長戦第1ラウンド。
- ワンマッチ
- 第2項
- 選手の安全面を考慮し、1日のトータルラウンド数は15ラウンドを超えないものとする。
- 第3項
- ラウンド間のインターバルは1分間とする。
第5条有効技
- 試合において、次の技を有効とする。
パンチ:ストレート、フック、アッパー、バックスピンブロー
キック:前蹴り、ローキック、ミドルキック、ハイキック、サイドキック、バックキック、内股への蹴り、飛び蹴り、ヒザ蹴り
但し、バックスピンブローに関しては以下の制約を設ける。
肘、及び明らかにグローブ以外の前腕部分のみがヒットしたと認識される場合には反則となる。
有効打撃ではないとの疑義が生じた場合には、一時試合を中断し、競技統括、審議員長、審議員、審判員がVTR再生も含めて審議を行なう。
明らかに有効打撃ではないと判断された場合は反則となり、相応のペナルティーが科せられる。また、判断のつかない場合には、偶発性によるものとし、第14条に則り処理する。
第6条反則技
- 第1項
- 試合においては以下の技を反則とし、反則には「注意」、「警告」または「減点」が与えられる。レフェリーは、「注意」「警告」に対しては口頭で指示、「減点1」「減点2」に対してはイエローカードを提示し、「失格」に対してはレッドカードを提示する。最初の「注意」のみ「注意」、2回で「警告」1となる。以後は即「警告」1が与えられる。「警告」2で「減点」1とし、1ラウンド中に「減点」が3になると「失格」となる。但し、反則に関してレフェリーが不可抗力であると判断した場合にはこの限りではない。また、反則行為が悪質なもの、あるいは相手選手に多大なダメージを与えたとレフェリーが判断した場合には、反則の宣告順位を超えていきなり減点が与えられる場合がある。
〈反則の種類〉- 頭突きによる攻撃。
- ヒジによる攻撃。
- 金的への攻撃(ヒザ蹴りおよびパンチは、臍よりも下への攻撃は“ローブロー”として反則を取る)。
- レスリングや柔道などの投げ技、関節技を使うこと。
- サミング。
- 喉へのチョーク攻撃。
- 相手に噛み付く行為。
- 倒れた相手、起き上がろうとしている相手に攻撃すること。
- レフェリーがブレイクを命じたにもかかわらず、相手を攻撃すること。
- 攻撃であれ、防御であれ、ロープを掴むこと。
- レフェリーに対する、侮辱的あるいは攻撃的言動。
- パンチによる後頭部への攻撃(後頭部とは、頭の真後ろの部分をいい、側面、耳の周りは後頭部とみなさない)。
- 故意に相手選手をリング外に落とそうとしたとき。
- 自分からリング外に出たとき。
- 明らかに背後を向いた選手への攻撃。また、背後を見せた選手も戦意喪失とし、注意、警告、減点の対象となる。
- バックスピンブローにより、明らかに肘、或いはグローブ以外の前腕部が当たって相手にダメージを与えた場合。
- 第2項
- レフェリーが悪質であると判断した場合、即座に減点が与えられる場合もある。
- 第3項
- 再三頭を低くして相手の懐に飛び込む行為は、バッティングを誘発するものとして注意を与える。バッティングにより選手のどちらかがカットして出血した場合、レフェリーが偶発的なものであると判断した場合には減点は発生しないが、再三頭が低くバッティングの可能性があるものと注意を受けた選手がカットさせた場合には減点1が与えられる可能性がある。但し、レフェリーが明らかに故意、もしくは悪意があると判断した場合には減点2が与えられる。
- 第4項
- 攻撃を伴わないホールディングや技の掛け逃げが度重なり、消極的であると判断された場合、レフェリーは注意、警告、減点をとる。これに関しては、注意2で警告1、次の注意で減点1となる。なお、技の掛け逃げとは、攻撃の後すぐに相手に組み付き、または攻撃の直後に自ら倒れ込んで攻防を意図的に中断してしまう行為をいう。
- 第5項
- 選手がカウンター狙いなどで攻撃の手数が少なく消極的であると判断された場合も、注意や警告、減点の対象となり得る。
- 第6項
- 選手の蹴り足を掴む行為は反則ではないが、足を掴んだままでの攻撃は、パンチであれキックであれ1回のみ有効とする。よって、掴んだままでの連続しての攻撃は反則とする。また、蹴り足を掴んだまま何もしなければ、膠着状態としてブレイクを命じる。なお、蹴り足を掴んでの投げ技も反則とする。
- 第7項
- 両手で相手の首を掴む首相撲からの膝または足での攻撃は1回のみとする。よって、両手で相手の首を掴んでの連続攻撃は反則とする。但し、片手で首を掴んでの連続攻撃は有効であるが、相手にダメージを与えない攻撃とレフェリーが判断した場合は“ブレイク”を命ずる。
- 第8項
- 膠着状態を誘発する掴み、組み付きは、一切これを禁止する。但し、レフェリーが有効打と判断する攻撃を加えるために瞬間的に相手を抱え込む、または掴む事は容認する。しかし、仮に有効打と認められても、その直後に掴んだままの状態で膠着させたり、相手の攻撃を逃れるために自分から掴み、組み付きに行く行為には、厳しくペナルティーを与える。
第7条試合決着
- 試合決着の分類は次の通りとする。
- 第1項
- ノックアウト(K.O.)
- ダウンカウント開始から10秒以内に立ち上がれなかった場合。もしくは、ダメージが大きく10秒以内に立ち上がれないとレフェリーが判断した場合。
- 10秒以内に立ち上がっても闘う意志がない、あるいは闘えないとレフェリーが判断した場合。
- 1ラウンド中に3回のダウン(トーナメントでは決勝戦以外は2回)があった場合。
- 第2項
- テクニカルノックアウト(T.K.O.)
- 負傷の原因が双方の偶発性により、試合続行不可能とレフェリーが判断した場合。
- 試合進行中、コーナーマンがタオルを投入した場合。なお、レフェリーがこれに気付かない場合は、審議員長が試合終了の合図をさせることができる。
- レフェリーストップ
選手の一方が著しく優勢で劣勢な選手が危険な状態とレフェリーが判断した場合。 - ドクターストップ
リングドクターが選手の負傷あるいは大きなダメージにより試合続行不可能と判断した場合。特に選手がダウンして大きなダメージがある場合、リングドクターは審議員長に進言し、協議のうえ試合終了の合図をさせることができる。
- 第3項
- 判定
ノックアウト、テクニカルノックアウト、または失格などによる勝敗で決定しない場合、ジャッジ3名による判定をとり、最終ラウンド終了後に各ジャッジの採点(ポイント)を集計し、ポイントが多い選手を勝ちとする。但し、これは2名以上のジャッジの同意によって勝者が決定するものとする。なお、2名以上の同意が得られない場合、トーナメントもしくは3分3ラウンド制のワンマッチにおいては延長戦を行い、延長戦最終ラウンドでは必ず勝敗を決するものとする。また、3分5ラウンド制のワンマッチ最終ラウンドにおいても同様に、必ず勝敗を決するものとする。 - 第4項
- 引き分け
- 両者が同時にダウンし、カウント9以内に双方が立ち上がらなかったとき。
- 選手が偶発性の負傷により試合を続行できない場合は、第8条の規定にある試合成立のためのラウンド数が終了していれば、終了しているラウンドまでの採点を行い、ジャッジ2名以上の同意がない場合引き分けとなる。
- 選手が偶発性の負傷により試合続行が不可能と判断され、第8条の規定にある試合成立のためのラウンド数を終了していない場合、公式記録上は引分けとなる。
- 3ラウンドで引分け裁定の認められた試合に限り、ジャッジ2名以上の同意がない場合引き分けとなる。
- 第5項
- ノーコンテスト(無効試合)
- 選手双方がルール違反を犯したり、八百長、または馴れ合い試合を行ったと認められた場合。
- レフェリーが再三、注意、警告しても誠意あるファイトを行わず(無気力試合)、レフェリーが双方に失格を宣言した場合。
第8条試合成立
- 3分5ラウンド制の試合については2ラウンド終了時、3分3ラウンド制の試合については1ラウンドが終了した時点で公式な試合が成立したものとする。但し、アクシデント等があった場合は第14条を適用するものとする。
第9条負傷裁定
- 選手の一方が、故意または偶発性のバッティングによる負傷をその後の相手からの攻撃により悪化させ試合がストップした場合、第8条に基づく試合成立が確認されていれば、負傷ストップの時点から遡って採点を行い、試合の勝敗を決定する。
第10条カウントダウン
- 第1項
- ダウンとは、攻撃によるダメージにより、選手が足の裏以外の部分をマットに着けた場合をいう。但し、レフェリーが攻撃によるダメージが少ないと判断し、ダウンをした選手が速やかに立ち上がって再開の意思表示をした場合はフラッシュダウンとし、ダメージのあるダウンとは判定において差がつく。
- 第2項
- ダメージが無くても、選手が倒れて速やかに立ち上がれない場合もダウンとなる場合がある。
- 第3項
- 選手に明らかにダメージがあり、続けて攻撃を受けた場合にレフェリーが危険と判断した時には、選手が倒れていなくてもダウン(スタンディングダウン)を宣告する場合がある。
- 第4項
- ダウンカウントは、レフェリーの「ダウン」のコールとジェスチャーに従って進められる。レフェリーの「ダウン」コール後、レフェリーはダウンを奪った選手が速やかにニュートラルコーナーに移動した事を確認し、ダウンカウントを開始する。タイムキーパーのストップウォッチにより正確に計られた秒間に従い、場内アナウンサーはレフェリーのカウント開始に合わせてカウントダウンしていく。
- 第5項
- ダウンを奪った選手は、速やかにニュートラルコーナーへ移動しなければならない。また、レフェリーがダウンカウントを取っている間、指示があるまでニュートラルコーナーで待機しなければならない。
- 第6項
- ダウンを奪った選手がこの指示に従わない場合、レフェリーはダウンカウントを中断し、ニュートラルコーナーに移動したことを確認した後にダウンカウントを再開する。
- 第7項
- レフェリーがダウンカウント中にそのラウンドが終了時間に至った場合、レフェリーのカウントが継続していればタイムキーパーは終了の合図はしない(ゴングは鳴らさない)。よって、レフェリーのダウンカウントがストップした時点でそのラウンドは終了となり、10カウントが入ればK.O.(ノックアウト)、試合続行が不可能であるとレフェリーが判断した場合はT.K.O.(レフェリーストップ)となる。
第11条採点基準
- 試合の得点は次の項目に該当するものを基準として評価、採点される。
- 第1項
- パンチ、キックなどの有効技により、的確且つ有効な攻撃が認められ、相手に相応のダメージを与えたかどうかを判定する。
- 第2項
- 採点の優先順位は、
- ダウン数
- 相手に与えたダメージの有無
- クリーンヒットの数
- アグレッシブ度(攻撃点)
- 第3項
- お互いに10点を起点とし、劣勢もしくはペナルティーを受けた選手から減点していく採点方法を取る。なお、採点の基準は以下の通りである。
- 優劣の差がある場合は劣勢の選手から減点1ポイント。
表記は10-9となる。 - 1回のダウンがある場合、ダウンを奪われた選手から減点2ポイント。但し、ジャッジがダメージの少ないフラッシュダウンであると判断した場合には減点1ポイントになる場合もある。
表記は10-8、または10-9となる。 - 同ラウンド内に2回目のダウンがある場合、ダウンを奪われた選手から減点3ポイント(トーナメント決勝戦、ワンマッチの場合)。
表記は10-7となる。 - 反則等によりレフェリーより減点1の指示があった場合、減点1ポイント。
表記は10-9となる。 - 反則等によりレフェリーより減点2の指示があった場合、減点2ポイント。
表記は10-8となる。 - ダウンを奪われた選手が、そのラウンド内に劣勢を挽回した場合には、挽回された方が1ポイントを失い、ダウンによって減点されたポイント差が縮まる場合もある。
この場合、10-9ではなく9-8の表記となる。 - ダウンを奪われた選手が、同ラウンド内にダウンを奪い返した場合には双方マイナス2ポイントとなる。
この場合、表記は10-10でなく、8-8となる。 - 双方に減点1がある場合には10-10ではなく9-9の表記となる。
- 最終ラウンド(第4条1項参照)については、マストシステムの観点から、例えどれだけ僅かな差であっても優劣を判定する。
もし最終ラウンドの内容も甲乙つけ難い全くのイーブンであると判断された場合には、第1ラウンドからに遡り、全体を通し、最終ラウンドまでにスコアリング上は反映されなかった微差も、この時点で考慮に入れ、最終判断を下すものとする。
例えば、双方の間に微差はあるが、1ポイントまでの差は無いだろうと判断し10-10がついたようなラウンドがあった場合、こうした表面上は露呈しなかった微差が、最終ラウンドでは反映される。
- 優劣の差がある場合は劣勢の選手から減点1ポイント。
第12条延長戦
- 3ラウンドで引分け裁定の認められた試合以外、本戦で引き分けの裁定が出た場合はトーナメントもしくは3分3ラウンド制のワンマッチにおいては、延長戦を行う。トーナメントの決勝戦および3分3ラウンド制のワンマッチは2ラウンド、それ以外は1ラウンドの延長戦を行い勝敗を決する。本戦は、通常3分3ラウンドのため、3ラウンド終了時点のジャッジの採点が引き分けの場合には、延長戦を行うものとする。延長戦最終ラウンドでは、たとえ微差でも優劣をつける採点を取る。
第13条失格
- 次の場合、選手は失格となり100%のファイトマネー没収が科せられ、また3ヶ月から1年の出場停止処分とする。
- 故意に反則を犯し、レフェリーが失格を宣言したとき。
- 試合中、審判員の指示に従わないとき。
- 試合出場時刻に遅れたとき、あるいは出場しないとき。
- 粗暴な振る舞い、悪質な試合態度とみなされたとき。
- レフェリーが選手に戦意がないと判断したとき。
- 1ラウンド中に反則による減点が3になったとき。
- 試合前にリングドクターの診断を受け、その結果出場不可能とみなされたとき。
- 試合ラウンド中に、コーナーマンがリング内に入ったり、リング上の相手選手もしくは所属選手に触れたとき。また、コーナーマン同士が乱闘した場合も、状況によりその選手が失格となる場合もある。
- ドーピングチェックにより薬物反応が出た場合。
- その他、試合規定に違反すると認められたとき。
第14条ペナルティー
- 試合中に選手が反則を犯した場合、以下の基準でペナルティーが科せられる。
- 失格(減点3)となった選手は、ファイトマネーの100%を没収される。
- 減点2となった選手は、ファイトマネーの30%を没収される。
- 減点1となった選手は、ファイトマネーの20%を没収される。
- その他、試合規定に違反すると認められたとき。
第15条アクシデント1
- 選手が負傷のため、試合を続行することが出来ない場合は、次の各項によって勝敗を決定する。
- 第1項
- 負傷の原因が相手の故意の反則による場合、レフェリーは一定時間負傷した選手を休ませて様子を見るが、それでも選手が回復せず、試合続行不可能な時は反則者の反則負けとする(反則者の失格)。 反則により失格となった選手は、敗者復活として引き続きトーナメント戦に参加する権利を得ることはできない。但し、金的への攻撃による負傷は、故意であるか無いかにかかわらずその状況となっても偶発性の事故として処理する。
- 第2項
- 負傷の原因が負傷者自身の不注意による場合は、負傷した方の負けとする(負傷者の失格)。
- 第3項
- 負傷の原因が双方の偶発性による場合
- 試合が成立していない場合
- トーナメント:試合を続行できる選手の勝ち扱いとする。
- ワンマッチ:ノーコンテスト(無効試合)とする。
- 試合が成立している場合
3ラウンド制の試合においては1ラウンド、5ラウンド制の試合においては2ラウンドを終了した時点で試合成立とし、終了したラウンドの採点を取り、ポイントがリードしている選手を勝ちとする。また、該当ラウンド以降に負傷した場合は、そのラウンドの負傷が発生した時間までの採点も判定に加算する。
但し、ポイントが引き分けの場合には、 - 1. トーナメント:試合を続行できる選手の勝ち扱いとする。
- ワンマッチ:引き分けとする。
- 反則を犯したほうに過失がなければ、金的によるダメージに関しては最大5分間の休息時間を与え、その結果試合続行が出来ない場合、試合続行可能の選手を勝ち扱いとする。
- 第4項
- トーナメントの1回戦においては、ポイントをリード(判定)し勝者となった選手が試合続行不可能である場合、以下の通りトーナメント戦に参加する権利を得るものとする。
- リザーブファイトが2試合ある場合
- トーナメントの対戦相手(敗者)
- リザーブマッチの第1優先試合の勝者
- リザーブマッチの第2優先試合の勝者
- リザーブマッチの第1優先試合の敗者
- リザーブマッチの第2優先試合の敗者
- リザーブファイトが1試合しか行われない場合
- トーナメントの対戦相手(敗者)
- リザーブマッチの勝者
- リザーブマッチの敗者
第16条アクシデント2
- 負傷者が出た場合、試合を継続させるかどうかは、リングドクター、審議員長、審議員、審判員が協議のうえ決定する。その際、リングドクターは負傷個所への最低限の治療(止血、テーピング等)を行うことができる。
第17条アクシデント3
- 選手がリング外に転落した場合について。
リング外に選手が落ちた時点で試合時間を止め、ドクターチェックを行う。その間、審議員長、審議員、審判員による協議を行い、落ちた原因を検討する。 - 第1項
- 有効技によるダウンと判断された場合
- 試合続行可能な場合
ダウン1を採点に入れて、止めた試合時間から試合続行。 - ダウンにも関わらず試合続行不可能な場合
ドクターストップによる、テクニカルノックアウト(T.K.O.)とする。
- 試合続行可能な場合
- 第2項
- ダウンではないと判断された場合
- 試合続行可能な場合
止めた試合時間から試合続行。 - 試合続行不可能な場合
負傷の原因が双方の偶発性によるものあるいは故意の反則によるものかを検証し、同じ処理をする。
- 試合続行可能な場合
第18条服装規定
- 第1項
- 選手は、開会式などでリングに登場する際には、清潔で正しい服装を身につけなければならない。主催者が不適格と見なした服装についてはこれを認めない。
- 第2項
- 選手の試合コスチュームについては、キックパンツ(丈は腰から膝上までとする)に限定し、ロングスパッツ、空手着、テコンドー着のような膝より長いコスチュームは如何なる素材であっても着用をしてはならない。また、腰より上も如何なる素材で覆ってはならない。選手独自のスポンサーロゴ等については事前に主催者へ申請、承諾が必要となる。
- 第3項
- 対戦相手を負傷させる恐れのあるものや自身のダメージを軽減する恐れがあると審判員が判断したものの着用を禁止する。サポーター類や試合コスチュームなどの装着に関しても、必ず審判員あるいは競技役員のチェックおよびサインを必要とする。また、審判員あるいは競技役員が危険であると判断したものに関しては、その装着を認めない。
- 第4項
- 上記の指示に従わない場合、審判員は注意を与える。2回目以降の注意には、その度にイエローカードを提示するが、イエローカードを3回提示されると失格となり、提示された場合は試合場から退場しなければならない。また、それ以降のコーナーマンあるいは選手を出場停止処分とする場合がある。
第19条マウスピース
- 選手は、試合中、必ずマウスピースを着用する。 試合中、選手の口からマウスピースが落ちてしまった場合、原則としてはレフェリーがこれを拾い、そのラウンドの終了後に選手のコーナーに戻すものとする。
第20条オイル・ワセリン
-
選手は、顔に最小限のワセリンを塗ることを認められるが、それ以外の何物もつけてはならない。また、身体にはいかなるものも塗ってはならない。ここでいう“最小限”とは、審判員が許可する範囲の量と解釈する。また、以下も厳守すること。
- 顔に多量のワセリンを塗ったままでの試合は認めない。その場合は、必ず拭き取らせる。
- タイオイルなどの刺激物の入ったオイルの使用は、顔や身体のどの部分についても認めない。
- 足底部への最小限の滑り止めの使用は認めるが、それ以外の箇所へこれを使用してはならない。
- 試合前であっても、タイオイル等の刺激性塗布物を身体に塗る事は一切禁止する。 なお、審判員の指示に従わない場合は、注意、警告、減点の可能性もある。
第21条拳へのテープとバンテージ
-
選手は、両手の拳に主催者の用意したテープとバンテージ以外のいかなる素材をも着用してはならない(素手でのグローブ着用は認められる)。さらに、これについては以下を厳守すること。
- 拳へのテープとバンテージは各自が用意したものを使用することは一切認めない。
- テープおよびバンテージを施す際は、必ず試合場に到着してからこれらの支給を受け着用し、試合前に必ず競技役員のチェックおよびサインを受けなければならない。
- 着用に関しては、あくまでも拳の保護が目的であり、強化につながる行為は禁止とする。
- 会場入り前のテーピングおよびバンテージ着用は認めない。
- ここで主催者が用意し支給するテープとバンテージは、あくまで拳用のもので、それ以外の負傷個所へのテーピングなどにはこれらを一切使用してはならない。
- 選手が各人で用意したテープ等を拳以外の負傷箇所などに使用する場合は、第21条のプロテクターに値する。よって、第21条の規定に基づいて実施しなければならない。
第22条プロテクター
-
選手は、負傷などのいかなる理由であれ、ゴムやプラスチックなど、通常使用するテーピング用テープまたはバンテージ以外の材質のプロテクターを着用してはならない。但し、その負傷の状態によって、リングドクターあるいは審判員がこれを必要と認めた場合には、以下を厳守したうえでこの使用を許可する。
- 伸縮性のテープ、サポーター、主催者の許可したパット以外は使用しない。
- これらを使用する際には、試合前日に行われるルールレビュー時にリングドクターあるいは競技役員の確認を必ず受けなければならない。
- 確認がない場合、選手はそのテーピング等の使用は認められず、それを取り外さなければならない。
- ここで使用するテープ、サポーターなどは、主催者ならびにリングドクターは一切支給しない。
- 試合開始後の負傷個所へのテーピングは、リングドクター以外一切禁止する。 なお、審判員の指示に従わない場合、注意、警告、減点の可能性もある。
第23条グローブチェック
- 選手は、グローブを着用する前に各自グローブチェックを受け、封印したテープに競技役員のサインを受けなければならない。また、このチェックを受けた後は試合が終わるまでグローブは外せない。もし封印を解いた痕跡がある場合、選手は再度グローブチェックを受けなければならない。
また、グローブには、いかなるものも塗ってはならないし、変形を施してはならない。なお、審判員の指示に従わない場合、注意、警告、減点の可能性もある。
第24条メディカルチェック
- 選手は、ルールレヴュー時に、事前に使用している薬品等を申告しなければならない。また試合前に必ずリングドクターによるメディカルチェックを受けなければならない。さらに、トーナメントの場合には、勝ち上がった選手は必ず試合終了後に再度メディカルチェックを受けることを義務づける。
第25条ドーピングチェック
- K-1の権威を高め、試合の公正を期するため、選手は主催者からの要請があった場合には、いかなる場合であれ、ドーピングチェックを受ける義務がある。検査の結果、薬物反応が出た場合、選手はそのタイトル、賞金、ファイトマネーの100%が没収される。さらに、契約書に書かれているペナルティー条項に従い処分が下される。
第26条治療
- 選手の負傷個所への治療について
- 第1項
- リングドクターは、試合中は各選手への最低限の治療(止血等)のみ行うことができる。
- 第2項
- 試合中は、たとえインターバル中であっても、リングドクター以外は選手の負傷個所への一切の治療を行うことはできない。
- 第3項
- トーナメント戦において、次試合までの休憩中、選手にコーナーマンによるテーピング等の治療を施す際には、必ずリングドクターまたは競技役員の許可を得るとともに、第21条を厳守しなければない。
第27条計量測定
- 体重に制限のある試合の場合、前日の午前中に計量を行うものとする。選手は計量時に規定の体重でなければならない。規定の体重を超えていた場合、2時間以内に規定内の体重に落とす事が出来れば、支障なく試合を認める。2時間内に1kg未満の体重であれば減点1、それ以上で2kg未満の場合は減点2、それ以上の場合は減点3で失格となる。
第28条コーナーマン
- 選手は、チーフコーナーマン1名と2名のセコンド、合計3名までをリングサイドに待機させることができる。但し、この3名のコーナーマンは、事前に登録されている者でなければならない。
- 第1項
- 3名のコーナーマンは、ラウンド中は指定された場所に待機しなければならない。
- 第2項
- ラウンド中に選手に指示を出すことができるのは、チーフコーナーマンのみとする。
- 第3項
- コーナーマンは、ラウンド中、ロープやエプロンなどリングのいかなる場所にも手を触れてはならない。
- 第4項
- インターバル中に、リング内に入れるコーナーマンは1名のみとする。
- 第5項
- コーナーマンは、ラウンド中にリング内に入ってはならない。また、選手に触れてもいけない。違反した場合、選手は失格となる。
- 第6項
- リングの各コーナーポスト周辺に、タオルなどの物を置いてはならない。
- 第7項
- 「セコンドアウト」のコールがあれば、コーナーマンは直ちにリング外へ出なければならない。
- 第8項
- 3名のコーナーマンは、服装を統一し、選手と共にチームウェアを着用することを義務付ける。なお、Tシャツにジーンズといった出で立ちは認められない。但し、Tシャツはチーム統一のものであれば問題ない。また、サングラス、スーツ等の着用は厳禁とする。
- 上記の指示に従わない場合、審判員はコーナーマンに対し注意を与える。2回目以降の注意には、その度にイエローカードを提示するが、イエローカードを3回提示されると失格となり、提示されたコーナーマンは試合場から退場させられる。また、それ以降のコーナーマンの資格を剥奪する場合もある。
第29条競技運営
- K-1の競技は、主催者ならびに競技統括プロデューサーの管轄の下組織される“競技統括委員会”によって管理され、各大会は、この競技統括委員会より選出された審議員長、審議員、審判員、リングドクター、競技役員によって運営される。(下図の競技運営組織図を参照のこと)
- 第1項
- 審議員長
審議員長は、審判員の有する権利をすべて保持するものとし、レフェリーならびにジャッジによって正しい試合裁定が下されているかを管理しなければならない。また、試合裁定に審議を申し立てる権利(以下、審議権という)を1票持ち、明らかに適正でない裁定であった場合には、その裁定を変更する権利を有する。また、試合中、レフェリーが選手の危険を認知できない場合、リングドクターからの進言、もしくは自身の判断で試合を終了させることができる。なお、試合には、リングサイドに1名の審議員長を配置する。 - 第2項
- 審議員
審議員は、審議員長と同じく審判員の有する権利をすべて保持するものとし、レフェリーならびにジャッジによって正しい裁定が下されているかを管理しなければならない。 審議員は、審議権を各1票持ち、試合には、リングサイドに2名以上の審議員を配置する。また、審判員の技術向上のため、その教育と指導にあたらなければならない。 - 第3項
- 審判員
審判員とは、レフェリー、ジャッジ、サブジャッジのことを総称していう。- レフェリー
試合を裁定する主たる権利を有する。試合には、1名のレフェリーをリング上に配置する。 - ジャッジ
試合を採点する権利を有する。試合には、三方向に各1名ずつ計3名のジャッジを配置する。 - サブジャッジ
コーナーマンおよびインターバル中の選手の監視をする。試合には、赤コーナーならびに青コーナーに各1名ずつ計2名のサブジャッジを配置する。
- レフェリー
- 第4項
- リングドクター
リングドクターは、試合前に選手の健康状態を検査して出場可能か判断し、主催者に報告しなければならない。また、試合中に負傷した場合、あるいは頭部以外のダメージでK.O.された場合には、試合を継続できるかを判断し、審判員と協議するものとする。また、試合中、レフェリーが選手の危険を認知できない場合は、これを審議員長に伝え試合を終了させることができる。なお、試合には、リングサイドに2名以上、控室に1名以上のリングドクターを配置する。 - 第5項
- 競技役員
- ウェイトチェック員
試合前、主催者が指定した時刻に計量し、契約体重内にあるか判定する。これは、競技統括委員会に属する者であれば誰が行ってもよいものとする。 - バックステージチェック員
バンテージ、テーピングおよびグローブが適正に使用されているかどうかを判断する。試合には、赤コーナーならびに青コーナーの控室に各1名以上のバックステージチェック員を配置する。 - タイムキーパー
ストップウォッチで正確な時間を計り、経過を知らせる。これにより、試合におけるすべての時間は正しい秒間で運営される。試合には、リングサイドに1名のタイムキーパーを配置する。 - ゴング係り
レフェリーの合図により試合の開始を知らせるゴングを鳴らし、タイムキーパーまたはレフェリー、審議員長の合図もしくは指示により試合の終了を知らせるゴングを鳴らす。試合には、リングサイドに1名のゴング係りを配置する。 - 公式記録員 競技統括委員会によって作成された公式記録用紙に、レフェリーならびにジャッジが裁定した試合結果を記入する。試合終了後は、この記録を主催者に提出する義務がある。試合には、リングサイドに1名の公式記録員を配置する。
- ウェイトチェック員
第30条試合裁定に対する審議
- 審議員長および審議員は、それぞれ1票の審議権を有するものとし、試合中、明らかに不適格と思われる審判員の裁定があった場合には試合を中断し、他の審議員ならびに審判員を呼集したうえで、VTRの再生を含め、その判断が的確であったか審議を行うことができる。但し、これは2票以上の審議権が投じられた場合にのみ行われるものとする。また、その場合の審議は以下の手順で行われる。
- 試合中もしくは終了後直ちに、レフェリーがリング上で「審議」を宣言する。
- 選手は、レフェリーによってニュートラルコーナーでの待機を命じられる。
- コーナーマンは、ラウンド中と同様に指定された場所に待機しなければならない。但し、選手が負傷している場合は、リングドクターのみが最低限の治療をすることができる。
- 選手をリング中央に呼び、レフェリーが審議結果を宣言する。
- 裁定ならびに審議の内容について、リング上で審議員長が説明をする。
第31条ルールレヴューについて
- 原則的に前日行われるルールレヴューには選手及びセコンドは必ず参加しなければならない。そこでルールの最終確認を行い、また使用薬品等の申告及び、試合時のコスチュームや事前申告しか認められないサポーター等の申請を行うこと。ここで申告されていないものに関しては一切認められない。
第32条異議申し立てについて
- 選手または所属団体の責任者は、審判員の宣告および判定に対し、大会終了時まで異議申し立てを行うことはできない。異議申し立てがある場合は、書面にて大会終了後2週間以内であればこれを競技統括委員会に提出することができる。競技統括委員会は、異議申し立てがあった場合、2週間以内にこれを審議し、書面にて返答しなければならない。
第33条タイトルマッチ規定(王者決定戦及び挑戦者決定戦も含む)
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- 計量は原則的に試合前日の午前中とする(スーパーヘビー級は除く)。
- ウェイトについて(スーパーヘビー級は除く)
- もしチャンピオンが2時間の猶予内に正規のウェイトにする事が出来ない場合にはチャンピオンはタイトルを失うものとする。この場合、正規のウェイトである挑戦者が勝てば挑戦者がチャンピオンとなり、前チャンピオンが勝てば空位となる。
- チャンピオンが正規ウェイトで、挑戦者がウェイトオーバーの場合には、試合の勝敗に拘わらずタイトルは変動しない。
- 両者ともウェイトオーバーの場合は、この試合をタイトルマッチ(決定戦)と認定しない。
- 王座及び挑戦者決定戦該当選手の一方がウェイトオーバーの場合、正規のウェイトであるもう一方の選手が勝てばその権利を得るものとする。また負けた場合はその権利は空位となる。
- タイトルマッチは原則的に3分5ラウンドとし、完全決着とする(判定基準についてはK-1インターナショナルルールに基づく)。
- 試合中に負傷もしくは事故のあった場合、試合続行の可否を決定するのは審議員長とする。
この場合、レフェリーやジャッジ、リングドクターの意見を参考にする事がある。 - バンテージは競技役員立会いのもとで巻くこと。またグローブの装着についても同様の事とする。
- 偶発性のアクシデントにより、一方の選手が試合の続行不可能な場合、王座決定戦については本戦中であれば試合の成立・不成立に拘わらず時期を改めて再戦とする。延長戦であればそれまでの採点を行い勝者を決定する。また挑戦者決定戦では、試合が成立(1ラウンド終了時)していれば、アクシデント発生時までの採点を行い、勝者を決定する。試合が成立していない場合は時期を改めて再戦とする。
- 試合の続行が不可能なアクシデントの原因が、負傷をした選手の責任である場合は負傷者の負けとする。
- 試合の続行が不可能なアクシデントの原因が、負傷をさせた選手の責任でる場合は負傷をさせた選手の負けとする。
- 新たにチャンピオンと認定された選手は、正当な理由が無い限りK-1の指定する選手と1年以内にタイトルマッチを行わなければならない。ただし、試合開催のスケジュール上、最大で3ヶ月の猶予が認められる。また正当な理由なくしてこの義務を履行しない場合、原則的にタイトル剥奪の理由となる。
- チャンピオンが負傷その他正当な理由でタイトル防衛戦を行うことが出来ない場合には、K-1の決定により暫定チャンピオンを置くことができる。暫定チャンピオンはタイトル獲得後1年以内に正規チャンピオンと対等の条件で統一戦を行わなければならない。正規チャンピオンが上記統一戦に出場できないときは、暫定チャンピオンを自動的に正規チャンピオンとして認定する。
- このルールに明記されていないアクシデントが発生した場合、審議員長及び審判員、プロモーターで合議の上、最終的な決定をする。
- チャンピオンにおいては、チャンピオンでいる間、K-1を主催するFEGの許可なく他団体で試合を行ってはならない。またFEG及びFEGがライセンスする試合以外でタイトルマッチを行う事は認められず、これが守られない場合、タイトルは即座に剥奪される。
- タイトルマッチにおける両選手のファイトマネーは、主催者と選手が結んだ長期ファイティング契約の条件で行われるものとする。
第34条K-1 アンダー20 トーナメント及びワンマッチ 特別ルール
- 20歳以下という年齢を考慮し、以下の特別規定を適用する。ただし経験を考慮しヘッドギアは着用しない。
- 試合時間
- トーナメント
一回戦は3分3ラウンドで延長戦無しのマストシステム
決勝戦は3分3ラウンド、延長戦2分1ラウンドのみ行う - ワンマッチ
3分3ラウンド(引分け有り) - 体重規定
- トーナメント
55kg以下、60kg以下、65kg以下、70kg以下、80kg以下、85kg以下、100kg以下、101kg以上の各クラス - ワンマッチ
双方の事前申告体重が70kg以下の場合は3kg、71kg以上の場合は5kgの差を上限として試合を行う。 - ダウンについて
全試合1ラウンド中2回のダウンでKOとなる。
ダウンカウントについては5カウントでKOとする。4カウント以内でファイティングポーズを取り、闘う意志を見せられない場合はKOとなる。また、ダウンについては通常のK-1の基準よりも軽くし、ダウンをしなくとも一方的な攻撃に対しては、早めのストップを心がける(積極的なスタンディングダウンの適用)。 - 適正な攻撃で出血した場合、リングドクターはその出血量及び深さを鑑みて早めのストップを心がける。
- 選手のダメージに対しては、審議員長とリングドクターの判断を優先し、試合出場の決定を行う。
- バックハンドブローは禁止とする。
- 15歳以上で中学校を卒業していなければK-1の試合に出場する事は出来ない。
第35条その他
- 本大会規定に定められていない問題が生じた場合、主催者ならびに競技統括委員会の合議によって、これを処理するものとする。
補足オープン・スコアリング・システム
ジャッジによる各ラウンドの点数を場内モニター及びアナウンスにて公表するというオープン・スコアリング・システムを導入する。第1ラウンドの点数は1ラウンド後のインターバル中、第2ラウンドの点数は2ラウンド後のインターバル中に公表する。
このシステムは、選手が試合後も判定結果にしっかり納得してもらうための試みであるとともに、選手及び観客がより試合の状況を把握し、勝ちを目指して闘うプロフェッショナルな展開を選手に期待する意味も込められている。