908 : 908. てんこもり野郎 05/11/29 　
■【皇室典範１】２０１２年、日本はホロン部

　巷では「皇室典範に関する有識者会議」とやらが行われ、天皇家をあぽんぬしたい勢力とそうはさせまいとナショナリズムを煽る勢力との争いが勃発しているが、いったいどれだけの人がこの問題の根本を理解しているかは疑問である。
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1133243701/l50

　この問題を日本精神文化の源流とも言える古神道を多少なりとも理解せずに語るのは愚の骨頂と言えるだろう。太古の日本において天皇陛下はスメラミコトとよばれる、古神道の総神主という位置づけで天神地祇を敬い、神霊と交流交換するシャーマンだった。

　しかし明治維新以後、古神道は国民にナショナリズムを押し付けるためのプロパガンダ、即ち国家神道にすりかえられてしまい、建前はともかく神道も、そんじょそこらの教義、教理、儀式、戒律などを重要するその他の宗教と同じように変貌してしまったわけだ。

　明治維新まで皇室内の祭儀を、八百年にわたり、ずっととりしきってきたのが神祇伯、白川伯王家。そして皇位継承者はその伯家神道秘伝の天津微手振天津息吹と称する秘儀を受け、皇祖神の御霊を宿し真の天皇となり皇祖神の御霊を歴代の天皇が引き継ぐ事で、皇位は連綿と保たれてきたわけだ。それでこそ初めて日本を守る神霊軍団の媒体と化し、その恩恵みを配下に分け与えることができるわけだ。その恩恵みが得れないとどうなるかについては、伯家口伝の滅亡予言というのが存在する。

　　「伯家による秘伝の神事を授けられない天皇の御代が、
　　　百年間続けば、日本の国体は滅亡するだろう」

そして明治天皇以降この秘伝を授与された天皇はいない。即ち明治天皇以降の天皇は神霊的には何の力も無い単なる代理天皇に過ぎないわけだ。明治天皇崩御にともなう大正天皇の御即位は、西暦一九一二年。

百年後は西暦二〇一二年となる・・・

つづくかも。

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